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教える立場で世界一を目指すラグビーコーチ兼選手松浦大輔さんの思いとは

教える立場で世界一を目指すラグビーコーチ兼選手松浦大輔さんの思いとは

皆さん、こんにちは! オーストラリア・メルボルンで競技チアリーディングの選手として世界一を目指している笠原園花です。さて、今回はお隣の国ニュージーランドで、コーチとしてラグビー世界一を目指し日々奮闘中という松浦さんにお話を伺ってきました。なぜ選手ではなくコーチとして? なぜわざわざニュージーランドで? という疑問にもお答えしていきます。

松浦さんの自己紹介

1993年大阪府生まれ。5歳からラグビーを始め、高校、大学とラグビーに精を出し活躍してきた。そして、オーストラリアでの短期ラグビー留学を経て、現在はニュージーランドで選手兼コーチとして活躍中。日本では、大阪府ラグビー中学生選抜、U17近畿代表、全国高校ラグビー大会準優勝、全国大学ラグビー選手権出場……と輝かしい成績を残している。

大学時代のリーグ降格をきっかけに

高校卒業後、大学ラグビーの強豪である関西大学に進学した。しかし、大学2年のとき、チームがリーグ戦で敗れ、リーグ降格してしまった。「このままでいいのか。この環境にずっとい続けていいのか。」という気持ちが芽生え、思い切ってオーストラリアに飛び立った。

なぜオーストラリアか。単に、大学のコーチをしていたのがオーストラリア人コーチだったためというのが当時の理由だった。そのコーチに相談し、トントン拍子でオーストラリアに行くことが決まった。宿泊は、コーチの実家。期間は2ヶ月。そして、初めての海外。具体的な計画もなく“ノリ”で行くことになったラグビー留学がのちに人生を変える大きな出来事となった。

オーストラリアでの新しい発見


オーストラリアでのラグビーはまるで日本のそれとは違った。日本では、辛いと思わざる得ない練習を強いられることが多く、ネガティブになってしまうことが多かった。また日本では、練習時間も長く週5〜6回は当たり前だ。それに比べて、オーストラリアでの練習時間は週2回と頻度が少ない。そして、なんといっても練習が「楽しい」。楽しさがありつつも当時世界ランキング2位の強さを誇るオーストラリアのラグビー。日本とのコーチングとの差にショックを受けた。

ここで自分が感じた本当のスポーツの楽しさを、日本の子供達にも伝えたい。伝えるためには、自分が伝道師にならなければいけない。そんな思いが募り、それ以降は選手としてはもちろんだが、コーチとしてのスキルをもっと伸ばしていこうと決意した。

大学卒業後のニュージーランドで飛躍


大学卒業後は、関西大学大学院人間健康研究科へ進学。オーストラリアで学んだことや感じたことを具現化するために、大学院1年のときにニュージーランドへ飛び立った。ニュージーランドもラグビーの強豪国だ。

コーチングスキルを磨きに行くことが主な目的であったが、あえて選手としても活動した。練習を外から見ているだけだと本質を捉えることができないと確信したからだ。自らも選手としてチームに所属することで、中の事情も学ぶことができる

選手としてクラブチームに所属する傍ら、コーチとしては15歳以下の子供たちを指導した。あくまでも目指したのは、ニュージーランド式ともいえる「生徒が笑顔になれるような練習」だ。その指導方法を確立させるために試行錯誤した。

選手兼コーチという立場での学び

選手とコーチではスキルが全く異なる。いくら選手としてスキルがあっても、コーチで使う能力は異なる。例えば、ニュージーランドでは、強いチームであっても練習への参加は選手本人に委ねられている。つまり、参加自由なのだ。そのため、生徒たちが毎回の練習に参加したくなるような練習メニューを考えなければならない。この「生徒のモチベーションを上げる技術」はコーチを実際にしないと高めることができない。

そして生徒たちのモチベーションを上げるためにした工夫とはーー。ずばり「生徒たちがしたいことをさせること」だ。ニュージーランドの子供たちは、基礎練習を嫌がる。基礎練習が始まった瞬間、端っこで座り始めたり、おしゃべりし始めるというのは日常茶飯事。そこで、生徒たちが好きなゲーム練習をとにかくさせるのだ。ただ、やらせて終わりにはしない。ゲームを終えたあと必ず「何ができていなかったか」と尋ねる。そうすると、生徒たちは「パスがうまくいかなかった」などと口々に答え始める。パスがうまくいかなかった。ならばパスの基礎練習をしなければいけないよね? という方向に持っていく。自分で回答した以上、生徒たちも問題意識があるので基礎練習でも積極的に行うようになる。

コーチから与えられた練習メニューを黙々とこなせる日本人とはわけが違う。選手自身が「練習しなければ」という意識を自ら持てるようにすることこそが、楽しい練習にするためのコーチの役割であることを学んだ。

実績が認められ再度ニュージーランドへ


実は、ニュージーランドに滞在中にコーチをしていたU-15のチームが全国大会出場を果たしていた。その実績が認められ、もう一度ニュージーランドに来てくれないかという声がかかった。そして現在はWellington College(ウェリントンカレッジ)にて指導を行なっている。

選手としてもクラブチームで活動しており、州代表に入ることを目指している。練習が楽しいということもあるが、やはりコーチとしてのスキルを磨くためという目的が大きい。州代表に入り、州代表レベルの練習を中から見ることが今後のコーチとしての成長に繋がると信じている。

今後の目標

今後はニュージーランドで、「コーチとして世界一」を実現したい。世界一にこだわっているため、実現できる可能性の高いニュージーランドで、というのが現在の計画だ。

オーストラリアで受けたコーチングの違いによる衝撃とラグビーの本当の楽しさ、そしてニュージーランドで学んだ選手を笑顔にさせるコーチングスキルーー。これらすべてを生かし、今後も伝道師として活躍していきたい。

まとめ

毎日が楽しい。ニュージーランドで大変だと思うことはない。」と強く語ってくれた松浦さん。選手として、コーチとして、未来の子供達を笑顔にさせてくれること間違いなしだ。

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