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世界を目指す兄弟レーサー!レーシングカートの城取兄弟にインタビュー!

こんにちは。
現在、日本代表入りを目標に活動しておりますフィンスイミング選手の世古千紘です。

今回は、世界を目指す兄弟レーサー…レーシングカートの城取拓海選手(兄)・聖南選手(弟)にインタビューしました!

選手紹介

城取 拓海(しろとり たくみ)選手

長野県出身。2001年生まれの18歳。
現在、地元である松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科の1年生。
プロになるという夢に加え、レーシングカートの裾野を広げるためにも経営学などに興味を持ち、文武両道で取り組んでいる。
松本レーシング所属。

城取 聖南(しろとり せな)選手

長野県出身。2005年生まれの14歳。
現在、地元の中学校に通う中学3年生。
マイナースポーツということで、大会出場時には公欠が取れないなど勉強の両立は難しいと感じる面もあるが、通学時にはより一層集中して勉強に励み、競技との両立を果たしている。
松本レーシング所属。

レーシングカートとは?

カートとは、フレームとタイヤの上にエンジンとシートとハンドルを載せただけといった非常にシンプルな構造をした競技用四輪車のことである。単純に「カート」と言われると、遊園地やテーマパークにある親子やカップルで楽しみながら乗るゴーカートを想像する人も多いかもしれないが、レーシングカートは全く違う。フォーミュラやプロレーサーの登竜門と言われる程、レーシングカートは本格的且つ四輪レーサーの基本型なのである。
また、ひとくちにカートと言っても、遊園地等で遊ぶゴーカートや、最高時速60kmまで出るビレル社のN35のマシンをレンタルで乗るようなレンタルカート、ミッションタイプやサーキットタイプ等、最高時速110km~200km以上まで出るレーシングカートまで幅広く存在している。
近年のプロレースドライバーの殆どがカート経験者であり、必須となってる競技である。

レーシングカートと僕たち

---レーシングカートを始めたきっかけは?

拓海選手:
両親がモータースポーツのファンであり、保育園の時にヤマハTRYスクールという体験走行会に父の勧めで参加したのがレーシングカートとの出会いであり、このスポーツを始めるきっかけになりました。
自分もどうやら小さい頃から車が好きでレース動画などを物心つく前から見ていた様なので、すんなりとこの競技にのめり込み、現在に至ります。

聖南選手:
兄がカートを先に始めていて、ステップアップを機に兄のマシンをお下がりでもらい、小学2年生の時に乗ったのが始まりです。だけど、初めての走行でクラッシュして怖くなり、一年程乗れなくなりました。
ですが、チームの社長に色々と面倒を見てもらって約一年後には恐怖心を克服し乗れるようになって現在に至ります。

---競技として本格的に始めたのは?

拓海選手:
2010年からなので…小学3〜4年生くらいですかね?
最初は周りのレベルがわからずに出場し、周回遅れになりました。
それが忘れられない思い出でもあり、それがあったからこそ頑張れているのではないかと思います。

聖南選手:
始めてから約1年間は恐怖心を克服することに努めていたので、レースにで始めたのは8歳頃だと思います。

---世界を意識し始めたのはいつ頃ですか?

拓海選手:
中学になって将来の夢を考え始めたあたりからです。
僕はF1ではなく、世界中に知れわたる選手になりたいと思っています。

聖南選手:
小学校の頃にアイルトン・セナ選手の動画を見て、アイルトン・セナ選手のような世界に愛される選手になりたいと思いました。
F1での活躍を目指しています。

---お二人が思うレーシングカートの魅力は何でしょう?

拓海選手:
レーシングカートはレンタルカートなどもあり、気軽に触れ合えるモータースポーツである点がレーシングカート自体の魅力だと思います。
また実際のレースでは、普段味わうことのできないスピード感や車の動き方が魅力です。
ただ乗ってるだけでなく、運動と一緒でかなり体力を使うので、そういう点も魅力ですね!

聖南選手:
やはりレースでの激しいバトル、抜きつ抜かれつのレースが魅力的だと思います!

トレーニングについて

---現在はコロナの影響もあり、トレーニングが難しくなっていると思いますが、いかがでしょうか?

現在はコロナ自粛のため、フィジカルトレーニングがメインになってます。

---ちなみに普段はどのようなトレーニング、練習をされていますか?

拓海選手:
オフシーズンなどは基礎トレーニング、筋力トレーニングが主です。
僕はトレーニングが続かないタイプなのでいろいろとバリエーションを多くして取り組んでいます。

聖南選手:
僕も同じように基礎トレーニングをしています。
それに加え、バランスボールで体幹トレーニングなども取り入れています。

---練習頻度はどれくらいでしょうか?

現在はできていませんが、車に乗るのは毎週土日です。
平日などはさっきお伝えした基礎トレーニングをメインにしています。

大会情報

---通常、年間の出場大会数はどれくらいですか?

地元で6レース、遠征を合わせると15レース程です。

---コロナで中止になったりもしていると思いますが、今年の大会予定はございますか?

現状ほとんど中止となっており、未定ですね。

---海外遠征などはしていますか?

海外遠征はしておらず、国内遠征がメインで活動しております。

レースでの強みと見どころ

---お二人それぞれ、自身の強み、そしてレースでの見どころは何だと思いますか?

拓海選手:
僕の強みは諦めの悪さです(笑)
どんな状況でも努力ができる事、そして応援してくれる人がいる事が強みだと思います。
また、その強みを活かした諦めない最後まで粘るレースが見どころです!
最後の最後まで目を離さずに見てほしいと思います!

聖南選手:
怯まない強さ、絶対的な自信、速さが強みです!
抜かれたら必ず抜き返す!!!
そういうデッドヒートを繰り広げるレースを見ていただきたいです!

現在の課題

---お二人それぞれのレースでの課題はございますか?

拓海選手:
少し劣勢に入った時に焦ったりパニックになることがあるので、そこを改善できればさらに成績は伸ばしていくことができると思います!
リカバリー力の向上ですね!

聖南選手:
集中力を切らさずに技術面を最後まで維持して走り、良いラップを刻めるようにすることが課題というか、自分の成績を伸ばすために必要なことだと思います!

今後の目標

---今後の目標を教えてください。

拓海選手:
自分の名前が世界中で知ってもらえるようなプロレーシングドライバーを目指しています!
それだけではなく、このモータースポーツをマイナースポーツからメジャースポーツにしていきたいです!
現在自分が資金難で苦しんでいるのですが、自分がプロになり、同じような境遇の方々にも希望が与えれるように、さらにサポートできるよう環境を整えたり、自分の思いに賛同してくださる仲間を作り、モータースポーツを生涯スポーツへと実現していきたいです!

聖南選手:
たくさんの方々にモータースポーツの楽しさを知っていただき、一般的な家庭で資金が大変なスポーツでも諦めずに努力を頑張り続ければ夢が叶うことを伝えたい。
地元長野県はモータースポーツが盛んではないので、自分の活動を知ってもらって長野県のモータースポーツを盛り上げたい。
そして、世界の舞台で戦えるドライバーになって、最終的にはアイルトン・セナ選手のようなF1ドライバーになります!

最後に…

どのスポーツにおいても、試合の感覚などを養うためにも練習試合などの実戦に近い状態のトレーニングが行われている。
レーシングカーにおいても、実際にレーシングカートに乗っての実戦形式のトレーニングが必要不可欠である。
しかし、そのレーシングカートに乗る実戦形式のトレーニング一回だけでもかなりの費用が必要となる。

勉学も怠らず、目標のために日々のトレーニングも欠かさない城取兄弟ですが、さらに、拓海選手は高校時代からアルバイトをし、聖南選手は祖母の内職を手伝いをして、自分たちにできる範囲でトレーニング費用も含める競技資金の調達をも行なっているとのこと。

このように競技と真摯に向き合い、世界を目指して取り組んでいる城取兄弟の応援・サポートを是非よろしくお願い致します!

城取拓海選手を応援したい方はこちらから!

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