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【バーティカルランニング】小山孝明による第11回東京タワー階段競争のレース考察~バーティカルランニングの展望

【バーティカルランニング】小山孝明による第11回東京タワー階段競争のレース考察~バーティカルランニングの展望

階段垂直マラソン・バーティカルランニングの小山孝明です。

今回は、バーティカルランニングの競技者としてだけではなく、競技普及活動を進める身として、2021年12月12日(日)に開催された第11回東京タワー階段競争の解説、上位入賞者のインタビューコメント、そして、今後のバーティカルランニングの展望などについて、寄稿させて頂きます。

【一般男子】白熱した波乱のレース展開

1番手でスタートした渡辺選手はレース終盤に伸びる後半型。予想通り落ち着いて入る展開。その背中を2番手スタートで追う小山選手は前半からグングン加速し300段で視界に捉えるが、400段付近で転倒。大きく失速しタイムを落とす。

その後ろを行く矢島選手は持ち前のパワーで粘りの登りを魅せると自己ベストを5秒更新してフィニッシュ。

優勝した加藤選手は前を行く上杉選手を300段で視界に捉え、400段付近で加速し追い抜きに成功。そのままの勢いでゴールに駆け込んだ。

男子は出走順によってレース展開が異なる凄まじい戦いとなった。

ゴールになだれ込む上位選手

準優勝:渡辺良治選手(本大会記録保持者)

ーーーレースの感想は?

今回は勝つつもりで参加したので、想像以上のタイムを叩き出した加藤選手の成長ぶりには驚かされました。
また、転倒しても2分8秒を叩き出す小山選手の成長にもビビりました。

ーーーレースを通じての気づきは?

(ロングカテゴリーが得意な自分にとって)このショートカテゴリーでは最早自分は安泰ではないのは間違いないです。
悔しさと同時にこの競技の裾野が拡がったことに喜びも感じるレースでした。

優勝:加藤浩選手

ーーーレースに向けたモチベーションは?

密かに闘志を燃やし、この日のために本気で仕上げてきました。
正直、勝てるイメージは明確にありませんでしたが、過去最高レベルと目された今大会で、最強のライバルたちと戦える喜びを胸に、レースを楽しめたことが結果に繋がったのだと思います。

ーーー今後バーティカルランニングで目指すものは?

競技を通じて、共に高め合える仲間に出会えたことに心から感謝しています。
今度は世界の舞台に挑戦し、人々に感動を与えられるような選手を目指すとともに、バーティカルランニングの魅力をどんどん発信していきたいと思います!

【一般女子】他を寄せ付けない圧倒的速さ

女子は馬場選手が自慢のスピードと持久力で階段女王っぷりを魅せつけた。世界大会でもショートからロングまで満遍なく参戦する女王は、国内大会の参戦は初。それでも経験を生かした冷静なペースメイクは健在で、多く選手が苦戦するこの東京タワーを手玉に取ってみせた。

優勝:馬場ゆう子選手(大会新記録)

ーーーレースを終えての感想をお聞かせください

この大会での優勝は本当に嬉しいの一言です。
昔から眺めるのが好きだった東京タワーを自分の脚で
レースとして駆け上がれるのが楽しみでした。

産後初の階段レースでもあったのでコースレコードを出せたのも
大変嬉しいですし今後のアスリート活動にとって大きな励みにもなりました。

ーーーバーティカルランニングの魅力は?

階段レースは都市にある高層ビルで開催されるのでアクセスしやすく
競技時間も短いながらもとても達成感のあるスポーツなので是非挑戦してみてください!

レース考察と今後のバーティカルランニングの展望

前回大会から半年、優勝した加藤選手は自身の記録を14秒更新する快進撃でした。短期間で階段登りのコツ、強度慣れ、フィジカルを磨き上げてきたことは言うまでもないですが、日頃から私含め渡辺選手や上杉選手など世界ランカーと練習を積み上げ『レース力』を身につけてきたことが勝因。

階段女王、馬場選手も東京タワーは初出場ながらも好タイムを出せたのは『冷静に立ち回れる経験値の多さ』だと考えています。

その真意は、今回のレースで私自身が転倒したことにあります。調子が良くタイムを狙えるレース展開だったにも関わらず中盤で転倒。本来のリズムが崩れてしまい足の位置や手摺を掴む感覚がズレたことで起きてしまった”冷静さを欠いたレース”となってしまったことが敗因。

そんな中でも加藤選手、馬場選手は自身のペースを最後まで貫いたこと、そして加藤選手に至っては前走者を良いペースメーカーとして利用できたことが大きくジャンプアップした要因だと思います。

今後バーティカルランニングは上位陣が鎬を削り合い、絶対王者といわれた渡辺良治選手の敗戦をはじめ、誰が勝つか分からない戦国時代を迎えます。

スパルタンレースやスケート界、更には陸上競技や格闘家の参戦が目立ちはじめ、1905年フランス・パリ、多くのアスリートが招集された「究極のフィットネステスト」を彷彿とさせる異種格闘技戦が全国各地で勃発するでしょう。

2022年3月6日、香川県高松市で開催される「シンボルタワースカイラン」など、地方創生・施設有効活用をテーマに、首都圏のみならずあらゆる地域での大会が増加していきます。

多くのスポーツ愛好家が階段登りをスポーツとして取り組む時代が近づいていることを活動の糧に、日々啓蒙活動を続けていきたいです。

バーティカルランランナー 小山孝明

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