2024年9月9日(月)から近代五種のU17世界大会「UIPM 2024 PENTATHLON U17 WORLD CHAMPIONSHIPS」がポルトガルで開催されました。
本大会に出場した星 瑞葵選手より、大会の結果報告とコメントが届きましたので、ご紹介させていただきます。
星 瑞葵とは
陸上・水泳・射撃という3種類で1つの競技になっている近代三種、また近代三種にフェンシングとオブスタクルが追加された近代五種をメインに競技をしている選手です。
専門のコーチがいない中、そして弱冠13歳ながらも世界大会に日本代表として出場する実力は折り紙付き。
日本の未来を担う一人であることは間違いないだろう。
2024年近代五種U17世界大会
日時:2024年9月9日(月)~9月16(月)
会場:ポルトガル共和国(カルダスダライーニャ市)
公式HP:https://www.uipmworld.org/event/uipm-2024-pentathlon-u17-world-championships
派遣選手団:男女各2名
阿部 寛大(山形市立第四中学校)
高野 友聖(星槎国際高等学校川口)
内山 和奏(早稲田実業・中等部)
星 瑞葵(東京成徳大学・中学)
公式結果はこちらから
星瑞葵選手のコメント
この度、UIPM近代五種U17世界大会に出場しました。
世界中から若きアスリート達が集う大会で、13歳・近代五種歴1年未満でどこまで戦えるか、大きな挑戦でした。4月に1つ上のカテゴリーのU19アジア選手権に出場させてもら った際には、新競技のオブスタクルを完走することが出来ず、0点 に。
その結果、後の4種目がどれだけ良くても、上位に組み込むことが出来ず悔しい思いをしました。
今大会に出場するからには、オブスタクルを完走することが第1目標でした。
結果、慎重にレース運びをし、なんとか完走。
しかし、かなりの力不足で失権となった選手の少し上のポイント。上位とはかなり離されてしまいました。
また、日本国内に完全なオブスタクル競技の練習場所がまだないので、会場で練習するしかなく、念には念を・・・と練習しすぎて腕 を痛めてしまいました。
第1目標のオブスタクル完走は果たせたものの、その後の4種目に大きく響く結果となってしまいました。
2つ目の種目、フェンシングは競技開始約10ヶ月で、ヨーロッパの格上選手達を相手に、ドゥーブル(同時突き)の回数が多く、 得点を重ねることが出来ませんでした。それでも、なんとか7勝す ることが出来たのは、これからの伸びしろと思っています。
3つ目の種目、得意の水泳はベストタイムと同等で泳げれば、上位に食い込めたのですが、腕の痛みがあり、ベスト+8秒と、タイム が伸び悩みました。
4&5つ目の競技、レーザーランはゴールの順位で決勝進出が決定するので、必死で走りましたが、体の軽さとは裏腹に、気持ちが焦 ってしまい、得意のレーザー射撃がうまくいきませんでした。結果、予選B組24位と大変悔しい結果でした。ただ、去年の大会 の記録だと決勝進出ポイントは獲得できていたので、今年は大会の レベルも上がっていたと思います。今大会は、「チャレンジ」の位置づけの大会でしたが、正直、練習 の成果を発揮できなかった部分が多かったです。
もう一度トレーニング計画や、競技との向き合い方、海外遠征での心構えなど、一つ一つ考え直して、次の大会に向け、頑張っていき たいと思います。
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星瑞葵選手プロフィール