起業家アスリート体現するFind-FC運営者にフィールドホッケー選手が1日密着での気付きと発見とは?
初めまして、フィールドホッケー選手の中村航司です。今回、初めてアスカツに寄稿させてく機会を頂きました。
しかも、今回は本アスカツの編集長兼Find-FC運営者であり、ウルトラマラソンランナーである吉沢さんに1日密着させて頂いた所感を纏めさせて頂きました。
1. 中村航司のプロフィール
1993年11月7日生まれ。富山県出身のフィールドホッケー選手です。7つ上の兄弟と友人の影響により小学6年生の時にフィールドホッケーを始め、現在は東京を活動拠点とし「メトロ東京ホッケー&アスリートクラブ」の選手として、世界最大ホッケーリーグのEHL出場を目指しています。
その傍ら、アスリートのためのスキルシェアサロン「縁TRANCE」の代表を務めており、アスリートの才能の発展と継承を目指した環境作りを目指し、起業家アスリートとして体現を夢見て活動しています。
中村航司のプロフィールはこちら2. Find-FC運営者1日密着の経緯
今回、競技者・事業者としての両立に悪戦苦闘する私、中村が、起業家アスリートを体現する上での真髄に迫るべく吉沢さんへ懇願し、1日密着をさせていただくに至りました。
本業であるWEBコンサルティングでのクライアント様へのコンサルMTG、トレーニング、アスリートミーティング、そして仕事の合間での様々なお話を聞かせていただきました。
3.アスリートの立場として感じたこと
まず、アスリートの立場としては、以下の3つに対する意識がとても印象的でした。
②競技と事業を一貫させる
③持続的な環境作り
まず、「①時間を大切にする意識」に関して触れていきます。
ご存知かと思いますが、吉沢さんはウルトラマラソンの選手で、習慣的に朝6時のランニングからスタートします。
トレーニングの時間をはじめから習慣として組み込んでいます。
最低限のトレーニング時間を確保して、今回もご一緒させていただいた低酸素トレーニングなど短時間での質を追究できるトレーニングに時間をあてていきます。
「時間を捻出する意識」、「限られた時間で高い強度を求める」姿勢が垣間見えました。
そして、「②競技と事業を一貫させる」に繋がります。
競技と事業を両立する上で、ウルトラマラソンは長時間を要する競技でもある中で、両立を体現することに大きな障壁があると感じておりました。
しかし、ランニング中に仕事の構想を考えたり、トレーニングを他のアスリートと一緒に実施したりなど、仕事が競技に競技が仕事に繋がるような一貫性を持たせる工夫を凝らすことで相乗効果を発揮していました。
そのために競技者として、どのような選手としてパフォーマンスを発揮させるか、事業はどんな業務内容で回していくかを自己分析し、仕組みを構築していく必要があるのかを日頃から考えている様子でした。
そこで、「③持続的な環境作り」に繋がってきます。
趣味ではない競技スポーツを取り組むのでは、強い刺激がある環境がある方が、より高い志で取り組むことができるものです。
そこで、②でも挙げたように他のアスリートと一緒にトレーニングしたり、アスリートミーティングやイベントなど敢えて接点を持たせる環境作りをすることで、持続的に高い強度で競技に取り組み続けられる状況を作っているということを肌で感じました。
4.コミュニティ運営者として感じたこと
吉沢さんは、アスリートとスポンサーを繋げるコミュニティの代表を務めています。
もちろん競技の中で考え事をしたり、一緒にトレーニングをするだけでは、成立しません。
コミュニティ運営者として、実働する時間が必要になってきます。
運営者の立場としては、以下の3つがとても重要な要素だと感じさせられました。
②アウトプットをもとにした取捨選択
③一人一人の信頼の追究と醸成
まず、「①インプットとアウトプットの循環」について書いていきます。
吉沢さんは1日の中で、膨大な情報量に触れています。
結果を出していない方との大きな違いとしては、その情報は主体的に入れているものであること、現場を通して入ってくる一次情報であることです。
かつ信頼関係のある方からの情報が基本となるので、1日に浴びる同じ情報量でもその質は歴然の差に繋がります。
そして、アウトプットまでの循環がとてもスピーディでした。
移動中、ちょっとした隙間時間にレスポンス、SNSへの投稿など、息をするように発信に対する時間にあてていました。
さらにはコミュニティ運営者だけあって、他者を巻き込んでいるため、発信量が他馬力に行われていることをリアルとSNSの時間を並行してみる中で実感させられました。
以上から豊富な情報発信・経験が蓄積されることによって、「②アウトプットをもとにした取捨選択」が可能となります。
吉沢さんは競技者、運営者の顔以外にマーケティングのプロとしての顔があります。
そのため発信した情報を行動の判断基準にするためのデータとして有効に活用します。
どんな人が見ているのか?
どんな検索経路から情報を取りにきているのか?
意図とする情報へリーチするにはどうするべきか?
現状からどこに注力する必要があるのか、目指したいゴールに対して本当に必要なことに対して、慎重に判断して取捨選択することで、コミュニティに関わる方々にとって必要なことや課題解決に直結する行動をデータだけでなく、これまでの膨大な経験値ををもとに選び続けています。
そして、最後に「③一人一人の信頼の追究と醸成」へと繋がってきます。
吉沢さんは普段から「利他の精神」ということを掲げて人間関係と向き合っております。
そのため一人一人との信頼関係の構築に関して、惜しみなく時間と配慮を費やします。
②の部分に関しても大衆向けに喜んでもらえるようにデータをもとにした必要とされるものを提供するということ、そして、一人一人に対する信頼構築の時間を捻出するための取捨選択をされる温情に熱い方ということでもあると感じました。
マーケティングのプロだからこそ、データだけではない「心」の部分を大切にされる生き方を選択し続けることでコミュニティ運営としても、周りからの信頼と協力が生まれ、活発な環境として成立しているということを実感しました。
5.家長として感じたこと
最後に家長として感じたことを書いていきます。
吉沢さんは競技者・経営者であることに加え、妻と2児を支える「大黒柱」でもあります。
競技と事業の発展させるためにも家庭の時間とのバランスは大変重要な要素でもあります。
すでに競技と事業で膨大なタスクをこなしている中で、どのように捉えているのでしょうか。
中村自身も課題と感じている部分です。
以下の3つが重要な要素だと感じさせられました。
②経済的な信頼
③生涯を捧げる
まず、「①日常会話からの共有」について書いていきます。
夫婦間の中で、情報が透明であることにより信頼が構築されているということが分かりました。
その中でも、「人間関係」の共有が特に重要だと感じさせられました。
普段からどんな人とどんなことをしたのか?人物の人と成りが共有されていることで、時間を重ねる毎に、理解が深まりその特定の個人が関与する時間に対して理解が生まれ不要なストレスがない状態に繋がります。
そして、「人間関係」による信頼に加え、「②経済的な信頼」も家庭とのバランスを取り持つ上で一つ大きな要素となります。
経済的に不安定な状態であったとしてもその目処が立った状態をいかに共有することで安心させて、取り組んでいる姿を共有できているかということも持続的な信頼を得る上で重要な要素に繋がります。
最後に、「③生涯を捧げる」ということです。
そもそも結婚をしている時点で、家庭に対して生涯を捧げていることになるとは思いますが、吉沢さんの場合、今の時点で資産の大半を家庭に対して相続できる状態を生み出していました。
いつ死んでも、家族にだけは負担をかけないようにしているということです。
その一つの事例として、資産の相続が家庭にあるということでしたが、命懸けで競技だけでなく、事業に取り組んでいるからこその家族に対する、覚悟であることだと感じました。
何者にも変え難い最も大切な人に対する「利他の精神」の証明でもあると家長としてのあり方を切り取ってみても垣間見える部分だと感じさせられました。
6.総括
まとめとして、競技、事業、家庭どれも一貫して相互に前向きな効果が作用していました。
百聞は一見しかず、そのための「取捨選択」「環境作り」「利他の精神」すべてが繋がっているということが行動を共にしてみて実感させられました。
そして、現役選手中は多くの方が抱えているであろう「将来への不安」アスリートを支える吉沢さんだからこそのとても励まされる言葉が印象的でした。
「動ける若い間だからこそ、夢を追いかけて欲しい」
競技よりも先に社会的にも経済的にもある程度の自立を体現した立場だからこそ、お金や将来に対する不安はいくらでもなんとかなるということを強く訴えてくれたようでした。
「だから安心して夢を追いかけて欲しい。」
それが、吉沢さんとしての想い。
たった一人の想いが、世界を変えてきたように、「FIND-FC」もまた「利他の精神」を使命に夢を応援する代表であるからこそ、これからのスポーツの未来も明るいのではないかと思います。
私自身も夢見る「起業家アスリート」。
とてもやりがいのある挑戦だということを1日を通して、再認識させられました。
この度は貴重な1日をありがとうございました!
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