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【アスリートインタビュー】常に新しい世界、新しい自分を探し続けるフィギュアスケート・鈴木春奈選手の魅力に迫る

こんにちは。車いすフェンシング日本代表、アスリートモデルの河合紫乃です。

本日のアスリートインタビューは、フィギュアスケートの鈴木春奈選手。

先日、5年ぶりに競技復帰しスケートリンクに戻ってきた。そんな彼女の強みと魅力について迫ります。

✅”鈴木春奈=フィギュアスケート、フィギュアスケート=鈴木春奈”にはなりたくなかった

✅引退を決意し、5年ぶりに氷上へ復帰

その理由について語る鈴木春奈選手について深堀してみようと思う。

鈴木春奈 選手プロフィール

1997年4月9日生まれ。24歳。神奈川県横浜市出身。

身長156cm。血液型はA型。

3歳からバレエやジャズダンスも習っていたがフィギュアスケートが一番続いた。

幼い頃から期待されていたが、スケートを18歳で引退。7歳の頃にオリンピックに出場すると決断、2010年バンクーバーオリンピック銀メダリストの浅田真央選手を育てた佐藤信夫コーチに師事した。しかし、高校卒業と同時に引退。先日の大会で5年ぶりに選手復帰を果たした。

期待とプレッシャーの日々、フィギュアスケートが嫌いに

幼いころから常に周囲からの期待とプレッシャー感じながら生きてきた。

オリンピックも視野に入り、将来有望選手として幼いころから関係者の目に留まっていた。

しかし、高校進学後、周囲の期待とプレッシャーに押しつぶされる日々。

どのくらい苦しかったかは想像ができない。

世の中を知りたい、人間の幅を広げたい

3歳という幼いころから始めたフィギュアスケート。その世界でしか生きておらず世の中をよく知らない。

フィギュアスケート=鈴木春奈、鈴木春奈=フィギュアスケートと周囲から言われ続け、フィギュアスケートを失くしたら何も残らない。辞めたら自分の強みがなくなる、そう思い始めたと語る。そして限界を感じ高校卒業と共に引退を決意。

世の中を知りたい、人間の幅を広げたい、フィギュアスケートを通して経験したことを活かし、フィギュアスケート選手へのサポートをしていく道を自分が創っていこうていこうと決意。高校卒業後、専門学校へ進学し柔道整復師の道へ。

自身も摂食障害、フィギュアスケート選手の栄養面でも課題

鈴木選手も過去に摂食障害を経験。伺うとフィギュアスケート選手は摂食障害にかかる人が多いということ。

体型変化に周りやコーチからも指摘されることもある。特にジャンプや綺麗さが求められる競技であるからだ。

自分自身の経験から栄養サポートも必要と感じ、専門学校卒業後、管理栄養士の資格取得するために大学へ進学する。2つの資格を活かしトータルのサポートができることを目指している途中だ。

5年ぶりの競技復帰へ

ーーーなぜもう一度復帰したのですか?

今年1月に行われた国体に選手サポートして帯同したのですが、新型コロナウイルスの影響で会場は無観客で静かさでいっぱいでした。自分が演技していた5年前は観客も応援者も会場でいっぱいでした。「現役時代、どれだけファンや応援者がいたのだろう」…そう思いました。今思えば感謝しかありませんでした。

そして、「私に何かできることはあるのではないか?」と考え出し、その結果、「もう1度滑ろう、誰かのために…」と氷上に戻ることを決意しました。

”きっとフィギュアスケートを通して人を幸せにする”…それが今、私にできることだろうと思いました。

しかし、復帰は簡単なものではない。5年のブランクはかなり大変なこと。技術面や体力面もそうだ。彼女自身も分かっていたはずだ。

ーーー5年ぶりの復帰から大会出場までどうでしたか?

復帰に至るまで身体の面が1番きつかったです。体力や回復力は自分が思っている以上に落ちていて、朝夜と練習できる体に戻すまでに時間がかかりました。筋力的な面では復帰する前からウエイトトレーニングを行っていたので身体はすぐ慣れてくれました。

質の良い練習をするためには、回復力の早さも大事であると5年ぶりの復帰によりよく分かりました。技術面では、5年前の感覚を呼び起こそうと最初は行っていましたが、当時と筋力も違えば体重を乗せる位置も変わってくること、いくら昔のように滑りたくても難しい部分が出てきたので、1から作り直したほうが早いと思い、タイミングなども1から作り直しました。

その過程がもどかしいながらにも、スケートに向き合っている感じがして楽しかったです。メンタル面では、5年ぶりの試合は未知の世界で復帰戦はとても緊張して試合の数日前は1日中手が震える経験を初めてしました。試合当日は緊張せず挑めたので試合を楽しむことを久しぶりに思い返すことが出来ました。

違った楽しみ方や感じ方を味わえたので素晴らしい経験ができました。

 

復帰で掲げた3つの目標

①スケートで人を幸せにする

②スケートを心から楽しむ

③5年のブランクがあっても戻って来ることができるという勇気を伝える

この3つを目標に掲げ、日々練習してきましたが私の中では目標達成できたと感じました。

特に③については、スケーターだけではなく他競技のアスリートや日々お仕事をしている中で何かに挑戦してみたいと思っている人の力になってくれたら嬉しいです。

 

新しい世界、新しい自分を探しに

常に期待され続けてきた鈴木春奈選手。

フィギュアスケート=鈴木春奈、鈴木春奈=フィギュアスケートはもうどこにもいない。

強く、逞しく、美しい鈴木選手しかいない。

常に新しい自分を、新しい世界を見たい。と思い行動し続けている。

今はパワーリフティングにも挑戦中、今後はパワーリフティング選手としても活動していくそうだ。活躍を応援したい。

鈴木春奈選手を応援しよう!

アスリートとスポンサーを繋ぐFind-FCでは、鈴木春奈選手を応援していただけるスポンサー様、サポーター、ファンの方を募集しています。

鈴木春奈選手のプロフィールはこちら

 

 

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