【フラッグフットボール】日本代表・植松遼平選手、沖縄県にて普及活動実施｜Find-FC5周年記念アスリート活動応援キャンペーン/次世代育成アスリート部門活動レポート

2022.09.19

先日開催されたFind-FC5周年記念アスリート活動応援キャンペーンで次世代育成アスリート部門に選出されたフラッグフットボール日本代表の植松遼平選手より、エントリー時に「支援金の使い道」として掲げていた、沖縄県での育成世代に向けての活動レポートを頂きましたので、ご紹介させていただきます。

Find-FC5周年記念アスリート活動応援キャンペーンとは？

アスリートとスポンサーを繋ぐFind-FCで『Find-FC5周年記念☆5大アスリート活動応援キャンペーン』として、5つの部門で登録アスリート4名が支援金を獲得した。

Find-FC5周年記念アスリート活動応援キャンペーン支援金獲得アスリート発表

フラッグフットボール・植松遼平選手の活動レポート

フラッグフットボール植松遼平選手について

大阪府出身。学校の授業でも取り扱われるフラッグフットボールの日本代表として、2028年ロス五輪にてメダルを獲得することをめざしつつ、日本におけるフットボールの普及にも貢献していきたいと考えている。

植松遼平プロフィール

フラッグフットボール・植松遼平選手のプレゼン

沖縄フラッグフットボール合同練習会概要

行程9月17日（土）午前：中学生以下対象のフラッグフットボール練習会　※荒天により中止午後：沖縄県初のフラッグフットボールチーム（一般カテゴリー）と合同練習。
9月18日（日）午前：子どもから大人まで、有志による合同練習会午後：那覇市立仲井真中学校　女子チームへの指導
台風の影響により土曜午前のみ中止となりましたがその他は予定通り実施できました。

沖縄フラッグフットボール合同練習会開催背景

背景沖縄フットボールアカデミー代表の新城利一郎さん(Twitter: @OkiFbAcademy )からご連絡頂いたのがキッカケでした。。新城さんはXリーグ（社会人アメリカンフットボールリーグ）の名古屋サイクロンズで選手として活躍され、沖縄県へ帰郷後は同リーグ・琉球ガーディアンライオンズの立ち上げなど多岐に渡り、そして現在は、沖縄フットボールアカデミーの代表として、老若男女問わずフットボールファンとプレイヤーを増やす事をミッションとして活動されています。
フラッグフットボールにおいても新城さんの活動の主軸となりつつあり、そうした折にお伺いする事となりました。
現在の沖縄県のフラッグフットボール事情ですが、日本選手権（いわゆる全国大会）には通常、関東/東海/関西/九州などの地区予選を勝ち抜いたチームが出場権を得ます。それに対して沖縄は全国で唯一、県内予選通過チームに日本選手権出場資格が与えられる地区なのです。しかしながらこれまで日本選手権に出場されたチームは数少なく、またチームも長期的に存続しているチームはありませんでした。
そうした現状を踏まえ、新城さんは今年の12月〜来年3月に開催される予定の日本選手権において、全カテゴリーで沖縄県のチームが出場することを目指して活動をスタートされています。

沖縄フラッグフットボール合同練習会開催所感

実際に行ってみるとフットボール文化が全くない訳ではなく、例えば米軍の影響もありアメリカ人の子どもは日常的にボールに触れている子がいたりと、見方を変えれば素晴らしいポテンシャルがある地域だと感じました。

那覇市立仲井真中学校での指導の様子

また当然立ち上げ期につき練習試合相手も居ない環境下ですが、年齢性別を超えてみんなで一緒にやろうという、人の温かさが文化として根付いているように感じました。これはマイナースポーツに取り組み、普及していく上では非常にメリットになると思います。今回特に日曜日の練習はどちらも、性別年齢を超えてプレーしてすることができ、フラッグフットボールの魅力を再確認することができました。沖縄のフラッグフットボールひいてはフットボール全体の普及に、これからも何かしらの形で関わりを持っていきたいと思います。

技術的な面につきまして、フラッグフットボールとタックルフットボールは似て非なるスポーツであり、今回は特にその違いを中心にお伝えさせて頂きました。フラッグフットボールはコンタクトは原則ありませんが、実際は起きてしまうこともあります。その際にどちらに回避義務が生じているのかなど、ルールと併せてかわし方なども説明しました。
安全に、尚且つ競技力向上を目指す上では必要不可欠な部分であり、今後指導を実施する際も最も丁寧に解説すべき部分であることを今回の活動を通じて実感しました。

沖縄県初のフラッグフットボールチーム（一般カテゴリー）と合同練習

最後になりましたが、今回の活動に関わって下さった新城さんをはじめとする沖縄の皆様、並びにご支援頂きましたFind-FC様、そして平素より私の活動をご支援頂いております皆様に、心より感謝申し上げます。今後も自身の競技力向上は勿論、育成世代と関わる機会も持ちながら、フラッグフットボールの普及・発展に努めて参ります。引き続きご支援のほど宜しくお願い致します。