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モータースポーツ界のフィギュアスケート!?魅せるドリフト競技のドライバーアスリート・田口 和也さんに突撃インタビュー!

今回は、モータースポーツでアメリカで活躍する田口和也さんに取材を行いました。

F1と聞いたらなんとなく車のイメージがつく人が多いと思うのですが、モータースポーツも同じ部類で車を使う競技です。

 

今回はルールから彼が歩んできた道を深く聞いてきました!
では早速インタビューに入りましょう!

 

自己紹介

ーーー田口さん初めまして!今日はよろしくお願いします!

田口さん:よろしくお願いします!

ーーー早速自己紹介からお願いします!

田口さん:北海道出身の田口 和也と申します。現在は東京に住んでモータースポーツ選手として活動しています。

競技のルール

 

 

ーーーモータースポーツ「ドリフト」とは一体どのような競技なのでしょうか?

田口さん:逆に「ドリフト」と聞いてイメージってあったりしますか?

 

ーーーうーん。キュイーン!!って感じですかね?(笑)車がブレーキをかけながら滑りながら運転するイメージですね!

田口さん:田口さん:その通りですね!(笑)その滑らせる行為のことを「ドリフト」と言います。おそらくF1を見たことがある人はスタートとゴール地点が同じ場所にあって何周もそのコースを回るイメージがあると思うのですが、僕が参戦しているドリフト競技の場合スタートとゴールが別の場所にあります。そのコースはお客さんが全部見通せる区間にあって、ドリフトのアングルとスピードで競います。速ければいいという問題ではないのですが、やはり速い方がドリフトも難しくなるのでスピードが出ている方が高得点にはなります。

 

ーーーなるほど!なんとなくわかってきました!

田口さん:後は審査員席の壁近くでスレスレの運転をしたり言わば見せる技術ができるとそれだけ得点は上がります。得点の付け方はフィギアスケートと近いかもしれません。フィギアスケートも審査員の前での競技や、観客を魅了するような演技が高得点になりますよね。そのようにドリフトも演技力(見ている方を冷やっとさせるような壁ギリギリを走る演技など)が高得点に繋がります。

 

ーーーフィギアスケートは沢山の方がご存知なので、すごくわかりやすいですね!かなりイメージが湧いてきました。

田口さん:後は予選は1人で走るのですが、トップ30辺りになって来ると2台同時に走ります。そこでは一週目、二周目と前後が入れ替わる形になっています。

 

ーーーただでさえスピードが速い競技なのにかなり危なそうですね…。2台で行うことに何か意味はあるのでしょうか?

田口さん:前車はいつも通りに1人の時のような走り方をします。後車は前車の運転の仕方を真似しながら走る形になります。より前車に距離が近ければ近いほどポイントも高くなります。

 

 

ーーー聞けば聞くほど危ない競技感が伝わってきますね(笑)

田口さん:そうですよね(笑)死ぬような怪我は基本的にはないですし、車の中なので怪我の仕方としてはむち打ちのような怪我が多いですね。

 

 

競技の魅力

 

ーーー田口さんがこの競技に出会ってビビっときたときから10年くらい続けられていると思います。ドリフト競技の魅力ってなんだと思われますか?

田口さん:まず、競技自体が人に見てもらうことが前提なので見ている側からすると他のスポーツと比べて競技者と観戦者の距離が近いかなと思います。F1の場合、控室はかなり閉鎖的でだいたい部外者がすんなり入れることはありません。また、競技自体も車を使って100キロを超えるスピードでドリフトするので迫力がかなりあるかと思います。特に2人で走るレースの場合、乗用車なら30キロで走っていてもぶつかるような距離を100キロ越えで、しかもドリフトしながら走るのでヒヤヒヤ感、スリルがかなり味わえます。瞬間的な興奮が多い競技ですね!

 

モータースポーツとの出会い

ーーードリフト競技の魅力がかなりわかってきました!しかし生活をしている中でドリフト競技に触れる機会ってなかなかないとは思うのですが、田口さんがドリフト競技を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

田口さん:一番初めにドリフト競技と出会ったのは父の友人のドリフトをしているところの助手席に乗せてもらったのがきっかけです。当時は小学生でした。

 

ーーー幼い頃のきっかけがそうさせたんですね!しかし、小学生からやりたいと思っても運転は18歳からですよね?それまでずっと我慢していたんですか?

田口さん:実は車自体は15歳の時から乗り始めました。

 

ーーーえ!それって違法じゃないんですか?!?!

田口さん:それが違法ではないんですよ。15歳から決まった場所で車に乗れる資格があるんです。小学生の頃から魅力にハマってしまったので我慢できなくて16歳の時には車を購入していました(笑)

 

ーーーす、すごいですね…。お父さんの友だちの隣に乗ったとき、本当に楽しかったのが伝わってきます。

田口さん:そうですね。助手席に乗せてもらったとき「これだ!」ってビビっときた感覚があったのですよね。ですが、車を使う競技なのでお金の問題でかなり苦労はしましたね。

困難を乗り越えた経験と転機

 

 

ーーー確かに自家用車も何十万、何百万の世界ですし金銭面はかなりかかってしまいそうですね。実際どれくらいかかるのでしょうか?

田口さん:もうそれは莫大なお金ですね(笑)タイヤでイメージしてもらったらわかりやすいと思うのですが、自家用車のタイヤの寿命は普通に乗っていたら1年〜2年程度はもつんです。しかし、私たちが行なっているモータースポーツは一回の練習で5、6回変えます(笑)

ーーー次元が違いすぎて理解が追いつきません(笑)タイヤって一ついくらくらいするのでしょうか??

田口さん:だいたい一本一万円弱ですね(汗)一回の練習で4、5万円は飛んでいきます。まさにお金に羽が生えている状態ですね(笑)

 

ーーー本当ですね…。ちなみに競技を始めたのは16歳ごろでしたよね?その頃ちょうど学生さんの頃だと思うのですが、どのようにやりくりされていたのでしょうか?

田口さん:正直その頃は寝てませんでしたね。むしろご飯もほとんど食べずに車に費やしていたのでガリガリでしたよ。当時は専門学校にも通っていたので、終わった瞬間一つ目のバイトに行って、1時くらいのそれが終わったら次のバイト。バイトは3、4つくらい掛け持ちしていました。それくらい練習したかったし上手くなりたかったですね。

ーーーモータースポーツに対しての熱がかなり伝わってきます!!!現在は就職されて競技を続けているのでしょうか?

田口さん:僕がまだ北海道にいるときに栃木でジュニアの大会があったのです。そこで2010、2011年と2年連続したことがきっかけで、とある企業の方にスカウトして頂きました。現在はその企業の方にスポンサーをしていただきながらそこで働いています。

 

 

 

今後の目標

ーーー最後に今年の目標を教えてください!

田口さん:今年からアメリカに挑戦し始めているので、来年はもっとアメリカに行く機会を増やして競技実績も上げていきたいと思います。競技として成果を上げることはもちろんなのですが、同時にスポンサーとの他の企業の方とwin-winな関係を築いていきたいと思っています。戦績的な面では30チームほどあるので、その中のトップ10を取れるようにすることですね。アメリカのメディアって本当に強くて魅力的なんです。

 

ーーーアメリカのメディアが強くて魅力的とはどういった面からそう思われますか?

田口さん:アメリカでドリフト競技をすることってかなり宣伝になるんです。アメリカで企業のロゴを宣伝することができれば「〇〇さんが使っていたから私も欲しい」という形でダイレクトに売り上げに繋がるんですよ。アメリカ自体がソーシャルメディアをかなり大切にする傾向があります。選手が広告塔としてCMを作ったりポスターを作ったりもよくあります。日本だと「スポンサー様」というイメージが強いのですが、アメリカだとwin-winの関係で1人のビジネスパートナーとして対等な立場でお話できることも魅力の一つです。

 

ーーーお話を聞いているだけでも活躍されることがイメージできます!田口さんがドリフト競技をされるに当たって最終目標はありますか?

田口さん:自分が将来競技者としての道から一線引いたときにモータースポーツ自体がもっと盛んになるような環境を作っていけたらいいなと思っています。自身がアメリカに行くまでの苦労もあり、今後はアメリカに行きたい未来の子どもたちの支援をしていきたいと思います。そのためには、協力してくれるスポンサーの獲得が必要なので、そのためにもしっかりと結果を出してスポンサーに信頼してもらえるような選手になっていくことが目標です。

 

 

アスリートライターから見た田口さんの魅力

田口さんの魅力は「ここぞという時の集中力」です。
自分がやりたいことに夢中になることって意外と難しかったりもします。
ましてや莫大なお金がかかるモータースポーツをされながら、専門学校を卒業し自分のやりたいことに向き合ってこられたことが現在の田口さんの強さの秘訣だと感じています。

それと同時にかなりの引きの強さも持っていることもあり、メディアの全フォロワー数合わせると2万超えの大物で、今後活躍すること間違いなしです!

田口さん、貴重なお時間ありがとうございました!今後の彼の活躍に期待です!

 

田口さんのことをもっと知りたい方はこちらから

YouTubeもしてるので是非ご覧ください↓↓

 

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