【どんなお仕事？】多様化するスポーツビジネスの種類と仕事内容

2023.04.23

スポーツビジネスにはさまざまな種類がありますが、以下はその代表的な5つの種類です。

スポーツマーケティング

スポーツ選手、チーム、イベント、またはスポーツ製品やサービスをプロモーションするために、広告、スポンサーシップ、PRなどのマーケティング手法を使用するビジネス。

スポンサーシップ・マネジメント：企業がスポーツイベントやチームにスポンサーとして参加する場合、そのスポンサーシップの管理や契約交渉を行う仕事です。企業側の要望に沿ったスポンサーシップの提案や、スポンサー企業とスポンサード側の調整、契約内容の調整、イベントや広告キャンペーンの企画・実行などが含まれます。
マーケティング・リサーチ：スポーツ市場のトレンドや顧客のニーズを分析し、スポーツ製品やサービスの開発や販売戦略の立案に活かす仕事です。市場調査や分析、顧客分析、競合分析、プロモーションの評価などが含まれます。
ブランド・マネジメント：スポーツ選手やチーム、イベントなどのブランド価値を最大化するために、ブランドのイメージ戦略を策定する仕事です。広告キャンペーンやスポンサーシップ、PR活動、コンテンツ制作などの施策により、ブランドの知名度や評判を向上させます。
デジタル・マーケティング：オンライン上での広告やマーケティング活動を行う仕事です。SNSやWebサイトを活用したプロモーション、オンラインコミュニティの運営、データ分析による効果測定などが含まれます。
イベント・マネジメント：スポーツイベントの企画・運営を行う仕事です。イベントのコンセプトや内容、参加者やスポンサーの調整、プロモーションの企画・実行、運営・管理などが含まれます。

スポーツメディア

スポーツニュース、情報、試合結果、インタビュー、コラム、動画などのスポーツに関するコンテンツを提供するビジネス。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、オンラインメディアなどの形式で提供されます。

スポーツ新聞：日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、読売新聞などが代表的です。各種競技のニュースや試合結果、選手のインタビューなどを掲載しています。
スポーツ雑誌：週刊ベースボール、サッカー批評、ゴルフダイジェストなどがあります。各競技に特化した情報や分析記事、選手インタビュー、グッズ情報などを扱っています。
スポーツ専門チャンネル：NHK BS1、スカパー！、J SPORTSなどがあります。各種競技の中継や解説番組、ドキュメンタリー番組などを放送しています。
オンラインメディア：スポーツナビ、Goal、スポーツライターなどがあります。各種競技のニュースや試合結果、選手インタビュー、コラム記事などを掲載しています。
SNS：Twitter、Instagram、YouTubeなどがあります。選手やチーム、メディアが運営するアカウントで、各種競技の情報や選手の日常などを発信しています。

スポーツ施設管理

スポーツ競技場、アリーナ、ジム、スポーツクラブなどの施設を管理するビジネス。施設の運営、予約、メンテナンス、安全管理、イベントの企画・運営などが含まれます。

スタジアム：野球場、サッカー場、ラグビー場など、大規模な競技場です。スポーツチームのホームスタジアムや、コンサートやイベントの会場としても利用されます。
アリーナ：バスケットボールやバレーボールなどの室内競技場です。大会や試合のほか、コンサートやイベントなどにも使用されます。
体育館：学校や公共施設で見られる、小中高生の体育授業や部活動で使用される施設です。バスケットボールやバレーボール、バドミントンなどの競技が行われます。
水泳場：プールや競泳用プールがあり、水泳競技や水泳教室、水泳教育に使用されます。
ゴルフ場：18ホールのコースがあり、ゴルフ競技に使用されます。一部の施設には、ショートコースや練習場もあります。

これらの施設では、競技場の整備・管理、イベントや競技大会の運営、施設の利用者へのサービス提供などが行われます。施設内の清掃・警備・保安管理などの業務も、スポーツ施設管理の重要な業務の一つです。

スポーツ製品・サービス

スポーツ用品、アパレル、栄養補助食品、トレーニング・コーチング・マネジメントサービスなどのスポーツに関連する商品・サービスを提供するビジネス。

スポーツ用品メーカー：スポーツウェアやスポーツ用品を製造するメーカーで、デザインや素材選定、製造、販売などの仕事があります。
スポーツ用品販売店：スポーツ用品を販売する店舗で、接客販売や在庫管理、イベント企画などの仕事があります。
スポーツクラブ・ジム：フィットネスやトレーニングを提供する施設で、フィットネストレーナーやインストラクター、マネージャー、受付などの仕事があります。
スポーツイベント企画・運営会社：スポーツイベントの企画や運営を手掛ける会社で、スポーツマネージャーやイベントプランナー、スポンサーシップマネージャー、スタッフなどの仕事があります。
スポーツ専門メディア：スポーツニュースや試合解説、選手インタビューなどを提供するメディアで、スポーツライターや編集者、カメラマンなどの仕事があります。

これらの職種は、スポーツ業界において欠かせない役割を果たしています。競技や健康に関する知識やスキルが必要な場合があり、その他にもビジネススキルやコミュニケーション能力が求められることが多いです。

スポーツエージェンシー

スポーツ選手やチーム、スポーツ関連企業のマネジメント、スポンサーシップ交渉、広告契約交渉、法的サポートなどを提供するビジネス。選手エージェント、スポーツマネジメント会社、スポーツ法律事務所などが該当します。

選手エージェント：選手のマネジメントを行うエージェントで、選手のスケジュール管理や契約交渉、スポンサーシップ獲得などを担当します。
コーチエージェント：コーチのマネジメントを行うエージェントで、コーチの契約交渉やスポンサーシップ獲得、スケジュール管理などを担当します。
スポーツマーケティングエージェント：スポーツイベントやスポーツ団体のマーケティングを行うエージェントで、スポンサーシップ獲得や広告宣伝、イベント企画などを担当します。
スポーツライセンシングエージェント：スポーツ関連の商品やサービスのライセンスを管理するエージェントで、スポーツ用品メーカーとの契約交渉やライセンス販売の管理などを担当します。
スポーツメディアエージェント：スポーツ関連のメディア事業を行うエージェントで、放送権の獲得や放送内容の企画、選手やチームとの協力関係の構築などを担当します。

これらの職種は、スポーツ業界において選手や団体の成功を支援するために欠かせない役割を担っています。スポーツビジネスに関する知識や経験、交渉力やコミュニケーション能力が求められることが多く、エージェント業界においては競争が激しい分野の1つとなっています。