今勢いのあるブラジル発祥のソサイチ日本代表選手に取材!
みなさんは「ソサイチ」という競技を聞いたことがありますか?
仲間を育むことを目的としたアマチュアプレイヤー向けサッカーで、ポルトガル語で
「社会・社交的・共同体」等を意味する「SOCIETY(ソサイチと発音)」が語源とされています。
今回、サッカーと似た「ソサイチ」をしている日本代表選手に取材を行いました!
サッカーともフットボールとも違う、新感覚の「ソサイチ」の魅力を聞いてきました!
自己紹介
ーーー関根さん本日はよろしくお願いします!
関根さん:よろしくお願いします!
ーーーでは早速自己紹介からお願いします。
関根さん:ソサイチをしている関根と申します。出身は横浜です。
競技を始めたきっかけ
ーーーサッカー自体はいつから始めたのでしょうか?
関根さん:幼稚園のときにワールドカップをテレビで見て、「これやってみたい!」と言ったことがきっかけだそうです。
ーーーかなり幼い頃からサッカーに興味を持たれていたんですね。
関根さん:そうなんです。そこから地域のクラブチームに入りました。
ーーー今までの戦績を簡単に教えてください。
関根さん:小学校のときは県でベスト8、中学生のときは区大会に行くくらいのチームでした。高校のときはインターハイに出場、そして大学では関東リーグ2部優勝でした。
ーーー出身は横浜とおっしゃっていましたが、現在も関東で活動されていますか?
関根さん:そうですね!活動自体はずっと関東です。
ーーーソサイチを始めたのは何がきっかけだったのでしょうか?
関根さん:大学を卒業して、本格的にサッカーをする場所がなくなってしまったんです。
そのときに、僕と同じようにサッカーを本格的に続けたいけど環境がないという仲間が多く、一緒に続けることができたらと話していました。
関根さん:そのタイミングでソサイチのリーグが全国的に公式リーグができて、大学を卒後のタイミングで始めました。
ーーーサッカー選手が引退したらフットサルに移行する人も多いと聞いていましたが、フットサルをしようという思考にはならなかったのでしょうか?
関根さん:フットサルも同じ仲間たちと一緒にしていますよ!
アディダスがサポートしているリーグに入ったり、フットサルのイベントなどにはよく参加しています。
関根さん:リーグや大会などの本格的に競う大会は、ソサイチを優先して出場しています。
ソサイチとは?
ーーーソサイチってフットサルやサッカーと似ている部分がたくさんあると思うのですが、どんな競技でなのでしょうか?
関根さん:基本的なルールとしてはサッカーやフットサルと同じなのですが、僕はソサイチってサッカーとフットサルのいいとこ取りだと思っています。
ーーー例えばどういったところでしょうか?
関根さん:ボールを触る回数がサッカーと比べてもかなり多いです。
また、コートの大きさはちょうどサッカーとフットサルの間くらいで、一番大きな違いとしてはオフサイドがないことですね。
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ーーーオフサイドがないんですか?!?!それって点数がかなり入りやすいのでは?
関根さん:確かにそうですね!ただ、コートもサッカーより小さめですしそれを考えた上でプレーするのが楽しいですね!
ーーー他にも大きな違いはありますか?
関根さん:交代が自由なことです。
ーーーそれもまた驚きですね…。
関根さん:フットサルも交代がないので、そこはフットサルの試合を見たことのある人ならすぐにイメージできるかと思います。
ーーー具体的にどんな交代の仕方なのでしょうか?
関根さん:サッカーの場合、試合全体を止めて交代を言い渡すのですが、フットサルとソサイチの場合いちいち試合を止めることなく、中にいる人の人数が規定の人数を超えなければいつのタイミングで交代してもオーケーというものです。
ーーーフットサル、ソサイチ、サッカーとぱっと見同じように見えてもたくさんの違いがあって面白いですね!
ソサイチの魅力
ーーー次にソサイチの魅力について教えてください。
関根さん:ソサイチの魅力はプロサッカー選手でも難しいと思うような形とルールが少し違うだけで、新しい感覚の競技ということです。
ーーープロのサッカー選手も移行してきている地域もあるんですか?
関根さん:そうですね!発祥の地ブラジルでも注目されてきていますし、日本の競技人口も年々増えてきています。
ーーー他にも魅力的だなと思うことってありますか?
関根さん:現段階では人数も少ないので、日本代表になるチャンスが誰にでもあるというところですね!
サッカーの確率と比べるとかなり高いとも思うので、元サッカー部だった人は特にソサイチを初めて見るのもいいかもしれません。
困難を乗り越えた経験
ーーー今までのサッカー人生、そしてソサイチ人生の中で困難を乗り越えた経験はありますか?
関根さん:高校のときになかなかレギュラーになれなくて、最後の3年生の夏にBチームのキャプテンを任されたんです。
関根さん:正直最後の夏のこの時期にキャプテンを任されるということは、Aチームのメンバーではできないと言われたようなものでした。
ーーー確かに夏の最後の大会前に言われるとAチームへは厳しいだろうなということがよぎりますよね…。
関根さん:最後の大会の合宿でBチームで戦い、Bチームの中でもダントツの結果を残した結果、最後Aチームに上がることができました。
ーーー努力を見てもらってたんですね!
関根さん:当時は本当に死に物狂いでやっていたと思います。あのとき頑張ったことが今の自信にも繋がってきていますね!
フットサル、ソサイチとサッカー
ーーー素朴な疑問なのですが、フットサル、ソサイチとサッカー両方されてみてどれが一番楽しいですか?
関根さん:うーーん。どれが一番とかは決めれないですね。それぞれに良さがあって全部好きです。
ーーー強豪国はどこですか?
関根さん:強豪はサッカーと同じく、スペイン、ブラジルが強いですね。サッカーが強いチーム=ソサイチも強いと思います。
今後の目標
ーーー最後になりますが、今後の目標を教えてください。
関根さん:まずは今加入しているチームで日本一を取りたいです。現在も日本代表に選んで頂いていますが、これからも選ばれ続けることが目標です。
関根さん:後は、日本にもっとソサイチという競技があることをどんどん伝えていきたいです。
ーーーソサイチにはスポンサーはついていますか?
関根さん:教会にはいくつかついて頂いていますが、金銭的にはまだまだ厳しい状態です。チームにスポンサーがついているチームもありますが、それも発展途上のスポーツなので厳しさはあります。
ーーー大会に行くときには金銭的な免除はありますか?
関根さん:全額自己負担です。日本代表選手の中には、せっかく選ばれたのに辞めてしまう人もいます。
ーーーそれはもったいないですよね…。他の競技もそうですが、マイナー競技の中でも課題だと感じています。他にも何か目標としていることはありますか?
関根さん:密かに抱いているのが、日本初プロソサイチチームを作りたいですね!現在は、みんなクラブチームで行なっているので、ソサイチをすること自体が自費ですし、仕事の合間で練習して大会に挑むのが主流です。そういったところの環境整備も行なっていきたいです!
ーーー本日はありがとうございました!これからの活躍を期待しています!
関根さん:ありがとうございました!
アスリートライターから見た関根さんの魅力
今回取材して感じた関根さんの魅力は、自分の強みを生かしたプレイヤーだということです。
サッカーを始められてから、ソサイチにへの移行は誰しもが簡単にできるものではありません。
もちろんサッカーとソサイチは似ているとは言っても、ある意味サッカー選手としてのキャリアを捨てて新しい競技に飛び込んでいますよね。
これからの活躍にも期待が高まります!
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