【アスリートインタビュー】アルペンスキー・市村 柊人さんの魅力に迫る!

みなさんこんにちは!女子サッカーをしている大宮 玲央奈です。

今回のアスリートインタビューは、2030年のオリンピック出場を目指す、アルペンスキーの市村 柊人さんです!

自己紹介

ーーーまずは自己紹介をお願いします。

はじめまして。東海大学3年の、市村柊人です!

ーーー本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします!

アルペンスキーとの出会い

ーーーアルペンスキーという競技について簡単に教えてください。

アルペンスキーは青と赤の旗門が交互に立っていて、それをどれだけ速く滑れるか競う競技です。

ーーーいかに早く滑るか、とてもシンプルですね!

そうですね。

ーーーアルペンスキーを始めたきっかけはなんだったんですか?

小学1年生の頃にスキーをしに行ったんですが、そのときに常設ポールを滑ってみたら想像以上に楽しかったことがきっかけでした。

ーーースキーは元々よく行かれてたんですか?

3歳くらいの時に初めてスキー場に行って、そこからちょくちょく行くようになりました。
それでよく行っていたスキー場に常設ポールというポールが立っていて、小学1年生の時に初めてそこを滑ってみたら楽しくて、アルペンスキーを始めました。

ーーー3歳から!!ご両親がずっとスキーされている方とかだったんですか?

いや、両親は全く関係なくて、ずっと教師をやっています(笑)
本当に遊びで行って、そこからハマっちゃって続けている感じです(笑)

ーーー小学1年生で初めて滑って、アルペンスキーのどこに楽しさを感じたんでしょうか?

スピードを出して滑って、その爽快感というか、それが楽しかったですね。

ーーー怖さはなかったんですね!

そうですね。なかったですね。
もう楽しい思いしかなかったですね!

現在のトレーニングについて

ーーー現在の活動拠点はどこでされているんでしょうか?

基本的には札幌が拠点ですが、本州でも大会があったりするのでその都度場所を変えています。

ーーー今年の夏は暑い日が長く続いていましたが、冬も暖冬だと雪が解けてしまったり、練習環境がどんどん厳しくなってしまいますよね。

年々雪は少なくなってきているので少し怖いですけど、冬はまだ雪は降るので今のところは大丈夫です。

ーーー現在の東海大学の部活として活動しているんですよね?

部活自体は平日だけの活動です。
夏場はオフシーズンなので、その他の日は通っているトレーナーさんのところへ行って、体幹トレーニングだったり筋トレをしています。
今は陸トレがメインでやっています。

ーーー今は冬のシーズンに備えているんですね。

はい、冬に向けて体力づくりをしています。

ーーー普段はどんなトレーニングをしているのか気になります!

ランニングやウエイトトレーニング、あとは自転車とかもやったりしていますね。
ロードバイク乗ってますね。

ーーー大会の映像を見ると、ターンするときに膝を怪我しないか、いつも勝手に怖くなってしまうんですよね(笑)

重心が後ろに行ってしまって、膝で耐えようとして、靭帯切っちゃうというのがめちゃくちゃ多いですね。
怪我するなら前十字靭帯断裂という大怪我が一番多いですね。

ーーースピードのコントロールだったり全身のバランスを、全て膝でやってるイメージがあって。

そうですね、重心が後ろに乗らなければ大丈夫なんですけどね。
ただバランス崩したときに乗ってしまう時があって、そこで耐えようとするとやっちゃいますね。
それなら変に絶えないで転んでしまった方がいいですね。

ーーー柊人選手は、これまで大きな怪我の経験は?

小学生の時に靭帯を伸ばしてしまったことはありますが、それ以降はないんです。

ーーー素晴らしいですね!日々のトレーニングの賜物ですね!

そう、、、なのかもしれないですね?(笑)
これからも怪我をしないようにちゃんとケアします!

大会出場へのハードル。費用面の課題

ーーー大会情報を教えてください。

一番最初は海外で、ヨーロッパのイタリアであります。
アルペンスキー、ヨーロッパの人も強いですね。

ーーーどういった大会なんでしょうか?

FIS大会と呼ばれている大会になります。
アルペン競技をしている人ってみんなポイント(FISポイント)を持っているんですけど、FIS大会に出場して上位に入ればポイントがもらえます。
最終的にそのポイントが基準をクリアしたらワールドカップに出場できる仕組みです。

ーーーそのFISポイントの対象大会で結果を残さないと、ワールドカップに出場できないんですね。

そうですね、日本でもFISポイントの対象大会はあります。
なので今はワールドカップに出るために、ポイントを取らないといけないです。

ーーーそのためには国内外での大会にたくさん出場しないといけないと思うのですが、大会にかかる費用もすごいことになってしまいますね。

遠征費もうすごいですね、、高いです本当に。
全額実費なんです。

ーーー海外遠征も全てですか?!

はい、全部です。
海外だと2ヶ月弱滞在するんですが、150万円くらい、下手したらもう少しいってしまうので。
親にも本当に感謝しています。

ーーー金銭面での不安が少しでも軽くなると嬉しいですよね。競技面にも影響を与えそうです。

まずは自分で結果をしっかり出して、一緒に戦ってくれる方やサポートしてくれる企業様がみつかれば有難いです。

2030年のオリンピックで優勝する

ーーー今後の目標は?

まず今年は、ナショナルチームに入ることが目標です。
最終的にはナショナルチームに入って、オリンピックで優勝したいです。

2030年のオリンピックで優勝するためには、ナショナルチームに入ってポイントを稼いで、FISポイントランキングを上げて、ワールドカップに出場しないといけないので、頑張りたいです。

ーーーまずはナショナルチームが一番直近の大きな目標なんですね。

2026年にミラノ・コルティナオリンピックがあるんですけど、そこには出場できるようにしたいなと思っています。

ーーー2026年まであと3年ですね!今現在のご自身の感触的にはどうですか?

もちろんやってみないとわかりませんが、自分的にはいけるんじゃないかなと思っています。

ーーーおぉ!!その気持ちが大事ですよね!

ワールドカップは毎年たくさんありますが、スキーの中だとオリンピックが一番大きな大会なので、そこにかける想いは大きいですね。

ーーー3年後だと、柊人選手も大学を卒業して、社会人として競技を続けているかと思いますが、どうなっているんでしょうか。楽しみですね!

大学を卒業してもやりたいと思っています。
大学の先輩方に話を聞いたり、実際に先輩が所属しているところだったり、楽しみです。
でもそこに入るには、もう少し成績を上げないといけないので、ほんとに今年の次第ですね。
今年の成績でいろいろ決まると思います。

ーーーご自身でも仰っているように、今年は結果が求められる大きな年になると思いますが、結果を出すに向けての課題は明確になっていたりしますか?

足の筋肉がまだ弱いので、そこを重点的にやっています。
滑りに関してもじぶんの滑りの課題はわかっているので、そこを修正できるように頑張りたいと思っています。

ーーー改善点が明確になっていればあとはやるだけですもんね!

筋力に関してはすぐに結果が出るわけではないので、じっくりやっていきます。

ーーーでは、柊人さんの競技面での強みを教えてください。

守る滑りはしないですね。
基本的には攻めて攻めて、一か八か。みたいな感じです(笑)

ーーー攻めの姿勢を貫くと。

そうですね、ゴールできる回数も多いわけではないのですが、その分できたときにタイムが出ているので。
その精度を上げたいですね。

プライベートについて

ーーー普段の柊人選手はどんな性格なのでしょうか?

自分でだと難しいですね(笑)
普段はあんまり落ち込むことがなくて、いつでもポジティブですかね?
嫌なことがあっても、まいっか、またいいことあるよなと思ってます!

ーーーお話している感じだととても落ち着いていて、羽目を外したりすることってあんまりないのかなというイメージなのですが、、、実際はどうですか?(笑)

今はこういう場なので落ち着いてます!(笑)
友達と飲みに行くときはちゃんと騒ぎます。周りに強い人が多いんですが、もしかしたらお酒も人よりは飲めるかもしれないです(笑)

ーーーお酒が趣味だったり?

いや、普段一人で飲んだりとかもしないので、そんなこともないんですよね。
友達と飲むのが楽しいですね!

ーーースキー以外に趣味はありますか?

なんですかね、ゲームは好きですね。
CoD(Call of Duty)というゲームにハマってて、最近スマホでよくやってます。
YouTubeとかでもたまに流れてくるゲームを配信みたりしてます。

ーーーそしたらオフの日はゲームですか?

基本インドアなので、家から出ないですね。(笑)
でもゴルフやっているので、友達とゴルフには行ったりします!

ーーー語彙力がないので本を読むようにしたいとお聞きしました!

そうなんですよ、語彙力がないんです。
なので本を読もう読もうと思ってるんですけど、結局なかなか手が伸びずで、、(笑)
おすすめの本があればぜひみなさんに教えていただきたいです!

ーーー湊かなえさんの本読みやすくておすすめです!大事な今シーズンも始まると思いますが、柊人選手の活躍を応援しています。ありがとうございました!!

あとがき

今回の取材でまたウィンタースポーツの大変さを痛感しました。
また、雪がなければ練習環境が整わない中、今年の日本は記録的猛暑であり、今後数年で雪が徐々に少なくなっていってしまうことの不安も感じました。
しかし市村選手からは、今ある課題に向かって努力している状況や、2026年のオリンピック出場という目標を立てていて、とても前向きで明るい未来を想像することができました。
アスリートとしてのストイックな一面と、大学生らしさを持ち合わせた市村選手の今後の活躍に期待です!

Instagram >>> https://www.instagram.com/ichi_shuto/

アルペンスキー・市村 柊人選手を一緒に応援しよう!

アルペンスキーの市村 柊人選手を応援・支援してくださるスポンサー様、サポーター、ファンの皆様を募集しております。
詳しくはアスリートとスポンサーを繋ぐFind-FCをご覧ください。

市村 柊人選手プロフィール

市村 柊人選手を応援しよう!市村 柊人(アルペンスキー)へのスポンサード・サポート・応援

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。