【アスリートインタビュー】ダブルダッチ・Junya 坂田 潤弥 さんの魅力に迫る!
みなさんこんにちは!スペインで女子フットサルをしている船附 ひな子です。
今回のアスリートインタビューは、チーム・ソロプレイヤー共に世界一を目指すダブルダッチの坂田 潤弥選手です!
自己紹介
ーーー本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いします。
はじめまして。坂田潤弥です。現在大学生をしながら
ダブルダッチのフュージョンで世界チャンピオンを目指して活動しています。
よろしくお願いします!
ダブルダッチとの出会い
ーーーダブルダッチという競技について簡単に教えてください。
ダブルダッチとは、二本のロープを跳びながら、高速ステップ、ダンスやアクロバットをする今注目されているスポーツです。
現在、競技人口は日本国内では35万人、世界では60カ国以上で楽しまれています。
ーーーダブルダッチには2つのジャンルがあるとお聞きしたのですが、坂田さんがやられている「フュージョン」とはどんなジャンルですか?
音楽に合わせてお客様を楽しませるためにパフォーマンスするのが「フュージョン」です。
いかにカッコよく、美しく速く跳べるか、アクロバットや様々なテクニックを駆使したダンスパフォーマンスで競い合います。
ーーーもう1つのジャンルは?
「スピード」は制限時間のなかで跳んだ回数を競うシンプルなルールのものになります。
ーーーダブルダッチに出会ったきっかけは?
高校1年生の時にダブルダッチに出会いました。
近所の高校のダブルダッチ部が世界大会に行ったという噂を聞いたのと
高校生がダブルダッチをしている動画をたまたま見つけて一目惚れしました。
ーーーその後はどのように練習をやり始めたのでしょうか?
「ダブルダッチをやらせてほしい!」と当時入っていた剣道部を2週間で辞め
自分で縄を買って、1人で公園で練習し出したのがスタートです(笑)
ーーー最初は1人で独学でトレーニングをしてたんですか?
最初の何ヶ月かは1人で独学でやってました(笑)
その後は、「一緒にダブルダッチをやろう!」と同級生にも頼み込んで
部活を辞めてもらい、みんなで独学で勉強してました。
ーーーいいですね!青春ですね(笑)
青春でした(笑)
ーーーソロとチームそれぞれ活動しているとお聞きしたのですが、ソロとチームのそれぞれの良さはありますか?
チームは「喜び2倍悲しみは半分」のように、仲間と一緒の目標があることや、恵まれた仲間と一緒にいれることで幸せを感じられることが最大の良さですね。
ーーー仲間たちにも恵まれて、素敵なチームに所属していることが伝わってきます!
僕がダブルダッチを始める時に、同じように部活を辞めてもらって一緒にダブルダッチを始めた中の1人が、3歳からの幼馴染で今のチームで一緒にやっています。
ーーー素敵ですね!ここまで一緒のレベルで戦えていることがすごいです。やっぱり、どこかでレベルやモチベーションの差が生まれてきたり、、、
その幼馴染とここまで一緒にダブルダッチをできる嬉しさはとても感じています。
ーーーソロの良さはどうですか?
良くも悪くも独りぼっちなので、それが自分との向き合いの時間になります。
ダブルダッチに対する正解をひたすら突き詰められる、突き詰めなきゃいけない所が辛いところでもあり、好きなところでもあります。
ーーー坂田選手の強みはありますか?
スイッチを入れたらどこまでも集中できる事だと思います。
コロナ禍で外出ができなくなった3ヶ月間絶対に自分を変えようと思い、毎日ほぼ1日中1人で練習していました。
逆に気を抜いているときはぼーっとしすぎて歩いていると壁にぶつかってしまうレベルなのですが、これもチームの雰囲気をよくする事に貢献していると思い込むようにしています(笑)
ーーーソロとチームでいいバランスでできているんですね!
トレーニングについて
ーーー現在の活動拠点はどこでされているんでしょうか?
基本は公園で練習してます。人と練習するときは代々木公園が多いです。
一人で練習するときは、家の近くの河川敷で練習しています。
ーーー現在はコーチはいるんでしょうか?
コーチがいる環境で基本的にやらせてもらっています。
ーーーコーチがいるのは珍しいんでしょうか?
最近はどのチームにもコーチがついていて、珍しくないと思います。
ーーーダブルダッチのトレーニング以外に何か他のトレーニングはしてますか?
いわゆる、ジムに行ってトレーニングとかはしてませんが、少し体幹トレーニングはしています。
ーーー1週間どのような練習スケジュールですか?
現在は、自分の練習に関してはリハビリ1時間、体幹トレーニングを20分、上半身の練習(振付作りなど)を1.5時間くらいを毎日やっています。
怪我をする前は、毎日1〜2時間、自分で考えたダブルダッチの基礎練を行います。
また、週4回くらいチームで集まり、4〜5時間くらいパフォーマンス制作の時間に充てていました。
今後の大会について
ーーー直近の大会情報を教えてください。
2024年1月28日にOuthedge(アウトヘッジ)という大会があります。
ーーーどういった大会なんでしょうか?
日本中から最前線で活躍するディレクターのもとで一夜限りのチームを組み、ショーケースを披露します。ダブルダッチとエンターテインメントの観点から勝敗を競うイベントです。
その出演チームのくくりの事をナンバーと呼ぶのですが、僕はディレクターとして自分の教え子と一緒にJunyaナンバーで参加します。
ーーーその大会での目標は?
優勝することが目標です!
ソロとチームの世界チャンピオンになるために
ーーー今後の最大の目標は?
ダブルダッチのソロバトル「Double Dutch One’s」で優勝し世界一のソロプレイヤーにそして、ダブルダッチのチームコンテスト「Double Dutch Contest 」で優勝し世界一のチームになる事です。
ーーー世界大会の開催予定日はいつ頃でしょうか?
ソロの世界大会は2024年の4月〜8月、チームの世界大会は3月〜8月の間に開催される予定でまだ未定です。
ーーー大会に向けて、課題などはありますか?
実は、、、最近、足首の手術をしまして、、、
できる足だけでも練習したりしましたが、まずは今まで通りにムキになってやり込むことはできないので、パフォーマンスについて考えたり、頭の方をトレーニングすることが直近の課題ですね。
ーーーそうだったんですね。お大事になさってください、、、!
12月末までは松葉杖で安静にして、1月、2月頃からは少しずつ動き出していくつもりです。
オンラインスクールやチームの指導者として
ーーーオンラインスクールをやられているのでしょうか?
現在はオンラインスクールより、チームでコーチをメインに指導を行っています。
ーーー指導で意識していることなどありますか?
ダブルダッチ業界ではいわゆる基礎の教科書みたいなまとまったものがないので探り探り考えながら一つ一つ名前をつけていくなど、形にいく作業をして指導に活かしています。
ーーーチームの指導でこだわっていることなどありますか?
まずは基礎を教えること、チームワーク、またチームの中での各自役割を探して振り分けていくことを教えていけたらなと思い、試行錯誤中です。
ーーー知識不足で申し訳ないのですが、チームの中に役割などがあるんですか?
チームの中の役割は基本的にはっきり分けているチームが多いと思います。
舞台上でのパフォーマンスでは下記5つの役割があります。・アクロバット(バク転などをロープの中で跳ぶ事)
・リズム(縄を跳びながらのダンスをする事)
・ハリー(リズムの2倍の速度で回る縄の中でステップを跳ぶ事)
・スピード(高速で駆け足のように縄を跳ぶ事)
・ロープトリック(トリッキーなロープの回し方をする事)チームの運営でも、大会で勝つために戦略を練り、チームをまとめるリーダーはもちろん、音楽を制作する人や、衣装を考える人など、多くの役割をチームで分担しながら行っています。
ーーーちなみに、ダブルダッチだけで生活できる選手はいるんでしょうか?
実際にダブルダッチだけで生活している人も中にはいます。
ーーー大会で賞金などはあったりするんでしょうか?
おそらく、大会で賞金があることはあまりないですね。
CM出演などで出演費を上げていくか、指導者の方で企業するなどが王道のパターンです。
競技以外の多彩な才能
ーーーインスタグラムのフォロワー数が8万人を超えていますが、何か工夫されてることはありますか?
まずは客観的にみてダブルダッチのプレースタイルなどは統一して投稿してます。あとは、リールや色味のちょっとしたテクニックは抑えるようにしています。
ーーー映像制作なども興味があったりするんですか?
はい!好きです。今はスキルがあるわけではないので、勉強中です。
ーーー動画編集もできたりもするんですか?
元々、映像だったりゲーム制作をしていて、ダブルダッチにのめりこんだ感じだったので、昔からパソコンすごい好きなんです。
ーーーゲームも制作できるんですね!!
簡単なやつですけど(笑)
ーーー今もゲーム制作はやられてるんですか?
はい。今は大学の学部がゲーム制作を扱う学部なので、卒業論文用にゲーム制作をしているところです。
ーーーすごいですね!ほんとに多才ですね!
小さい頃から喋るのが苦手だったからかもしれないです(笑)
ーーーダブルダッチ以外にもやりたい将来の目標はありますか?
やりたいことがいっぱいあるんですけど、、、、
直近ですと、勉強が面白くなるゲームを作りたい、めっちゃ怖いホラーゲームを作りたいです。
ーーーそのぐらいのゲーム制作のレベルがあるんですね、、、びっくりです!
いや、、、(笑)CGスキルとか色々なスキルが必要になってくるので、それぞれのスキルのある仲間たちを集めて、チーム運営を上手にしていくことが今の課題かなと思っています。
ーーーチーム運営という点でダブルダッチと共通する部分がありそうですね!
ーーー最後にアスカツを読んでる皆さんに一言ありますでしょうか?
応援して頂きたいというのはおこがましいのですが、応援したいなと思って頂けるように、行動で示していくので、よかったら応援していただけたら嬉しいです。
あとがき
今回の取材でパフォーマンスで競うダブルダッチの魅力、
そして、一番感じたのは、信頼し合える仲間と競技ができる環境でとても楽しんで活動されていることをインタビューから伺うことができました。日本のレベルが世界的にも高く、海外から注目されており、世界大会では上位に日本人が入ることが多いようです。将来有望の若い坂田選手がさらにここから、日本への注目を集める存在になることを楽しみにしております。
アスリートとしてのプロ意識と多才な能力をもった坂田選手の今後の活躍に期待です!
Instagram >>> https://www.instagram.com/sakatajunya0530/
ダブルダッチ・Junya 坂田 潤弥選手を一緒に応援しよう!
ダブルダッチのJunya 坂田 潤弥選手を応援・支援してくださるスポンサー様、サポーター、ファンの皆様を募集しております。
詳しくはアスリートとスポンサーを繋ぐFind-FCをご覧ください。
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