スペインのプロリーグに挑戦!女子フットサルアスリート・船附ひな子さんに取材しました!

自己紹介

 

名前:船附 ひな子

競技:フットサル

活動拠点:東京都府中市

SNS:twitter /Instagram

 

実績

2016年12月 日本代表候補合宿に選出。

2017年 JFAから選出され日本選抜として全国選抜大会に参加し準優勝。

2017年 スペインのトップリーグに所属するUCAM el pozo Murciaに1シーズン所属。

2016,17,18年 全日本選手権東京都予選準優勝。

2018年 全日本選手権関東予選準優勝。

 

フットサルのルール

インタビューに入る前に、フットサルのルールについて説明します。

サッカーとの大きな違い

フットサルのサッカーとの違いは、大きく分けてコートの大きさ、人数、ボールです。

サッカーと比べてフットサルのコート広さは半分程度。

フットサルの方がよりスピーディーさが問われます。

 

サッカーは11人で行われるのに比べ、フットサルは5人で行います。

より細やかな戦略が必要な競技です。

 

最後にボールの大きさですが、サッカーより少し軽いボールで行われます。

さらに、フットサルのボールにはバウンド規定というものがあり、一定のバウンドよりも跳ねるボールは使えません。

空気圧はサッカーと変わりませんが、内側の作りによって跳ねにくいボールが作られています。

 

競技を始めたきっかけ

 

ーーー船附さんが競技を始めたきっかけを教えてください。

私がフットサルを始めたのは、高校1年生の時です。

小学生のときに、弟がサッカーをしていたことがきっかけでサッカーを始めました。

小学生のときは、男の子たちのチームに混ざって、サッカースクールでボールを蹴り始め、その後女子チームに所属して、U12の全国大会ベスト8になりました。

中学生のときには、U15関東大会準優勝、全国大会ではベスト12でした。

 

フットサルに転向したのは、中学3年生の受験の時期です。

勉強の面白さに惹かれ、語学に興味を持ち勉強に熱心になりました。

その時期に、サッカー選手として自分がなりたい理想像と当時の自分自身のパフォーマンスに差を感じたことが原因で、当時所属していたサッカーチームを辞めて、新しいことに挑戦しようと試みました。

しかし、「ボールが蹴れない日常」に耐えられなくなり、結果的には地元にあるフットボールチームに楽しくプレーしたいという思いで入団しました。

 

ーーーサッカー界から退いて、フットサルに転向する方は多いと思います。その中での競争もかなりハードだと思うのですが…。

そうですね。

私は高校からフットサルをしていますが、日本代表選手の中にもサッカーからフットサルに転向する選手はかなり多いです。

 

高校、大学まで本気でサッカーに取り組んでいる人たちは練習量もかなりこなしていますし技術も高いです。

練習量、技術力で負けているからこそ、その足りない部分を補うためにより一層がんばりたいと思います。

 

 

ーーー技術向上とおっしゃいましたが、具体的にはどうやって技術向上を考えていますか?

現在は、日本女子フットサルリーグ、関東リーグに所属する府中アスレティックFCプリメイラでプレーしています。

高校1年生からお世話になっているチームで、フットサルのことは全てこのチームで教わってきました。

チーム環境も整い、チームも強くなってきているので、日本でフットサルをするにはベストな環境だと思っています。

このチームに貢献できるように、日々練習に全力で取り組んでいます。

 

2017/2018年度にはフットサルの強豪国スペインのトップリーグでプレーしてきました。</strong>

強豪国だけあって、日本よりも環境が整っていたりレベルの高い選手が整っているので、技術向上には最適な環境だと感じています。

大学卒業後はその環境にもう一度チャレンジしたいと思っています。

日本代表候補の合宿には呼ばれたことはあるのですが、遠征や公式大会に出場経験はまだありません。

フットサルの女子代表は活動が少ないので、代表選手になるために努力するというよりは、自分が所属しているチームのために行動し、チームの結果を出すことにこだわっていきたいと思っています。

競技の魅力

 

ーーーフットサルはサッカーとよく似たスポーツですが、船附さんにとってどういったところが魅力でしょうか?

フットサルとサッカーは、ルールもかなり似ていますがフットサルもサッカーも各それぞれで奥が深いですよ!

フットサルは、人数が少ないので全員が主役になれます。

サッカーの場合、コートが広くて人数も多い分、自分だけで戦術を変えてもなかなか目立つことって難しいのですが、フットサルだとコートが狭いので、一人ひとりの責任も大きくなります。

サッカーをしていた人が、フットサルの魅力にはまって転向してからもフットサルを続ける理由は、「フットサルならではの楽しさ」にハマるからですね!

 

フットサルは、頑張れば頑張るほど結果が出やすい競技と感じています。

 

現在抱える問題

 

ーーーフットサルをされている中で、現在抱えている問題はありますか?

フットサルの課題としては、観客が少ないこと、認知度がまだまだ低いことですね。

日本リーグでは、観戦料をもらって活動しているのですが、フットサルの面白みをもっと伝えていかない限りは観客も増えません。

もっと認知度を上げて、たくさんのお客さんに女子フットサルチームを知ってもらいたいです。

 

ーーー男子フットサルとの違いはありますか?

男子フットサルチームは、プロ契約があります。

基本的にはホームグラウンドがあり、ホームとアウェイ両方で試合を行うことが一般的です。

 

日本国内の女子フットサルチームの場合は、ホームグランドがないので1つの会場で全ての試合を行うことが一般的です。

 

ーーースペインの環境がいいとおっしゃっていましたが、スペインではホーム、アウェイグランドはあるのでしょうか?

スペインは女子のリーグにもホームとアウェイのグランドがあります。

大学3年生のときに、1度スペインにフットサル留学をしたことがあるのですが、そのときに初めてホームとアウェイで試合をしました。

ホームで試合をするときは地域の子どもたちや近くに住んでいる人たちが頻繁にきて、かなり盛り上がりました。

 

ーーーフットサルが強豪な国は他にもあったと思いますが、あえてスペインに留学を決意した理由はありますか?

まずは環境が整っていることですね。

遠征費やお小遣い程度の給料がもらえたり、宿泊施設も準備してくれます。

各チームにスポンサーがついていたり、教会から寄付金が出たりします。

 

フットサルをすることに不自由がないので、かなりいい環境だと感じています。

 

スペインに渡航するまでの過ごし方

 

ーーー船附さんは大学を卒業されてからスペインに渡航されますが、それまでは日本でどのように競技力向上を目指す予定ですか?

 

日本にいる間、スペインの一部リーグに入るためにパーソナルトレーナーをつけてジムに通っています。

フットサル選手として、競技力を上げるのは前提でスペインで生活するための作戦も練っています。

 

ーーーどのような作戦を練られていますか?

スペインに行く。ということは、お金を稼ぐ方法は「現地で仕事をする」「場所を選ばない仕事をする」のどちらかだと思います。

現在、独学でwebデザインの勉強をしています。

また、動画編集の勉強も3月から始めます。

将来的には、スペインの翻訳や通訳もできるように語学勉強もコツコツ積み上げていきます。

 

また、スポンサー様を募集しています

フットサルは、サッカー人口が多い分認知度は高いのでこれからさらに普及していきます。

スペインでスキルを身につけ、日本代表レギュラーとして戦っていくことを応援していただけたらと思います。

 

スポンサーになっていただいた企業様に私ができることは、インスタ、ツイッターそれぞれ約800のフォロワーに、宣伝できます。

初心者向けにフットサル指導やゲーム会の参加も可能です。

まだ学生で時間が取れるため、様々な活動に参加することができます。

 

 

 

今後の目標

 

ーーー今後の目標を教えてください。

大学卒業後、スペインの一部リーグに、よりいい条件で契約してもらうことです。

また、4年以内には日本代表のレギュラーメンバーとして戦うことです。

自分の中で25歳までしっかり戦いきることは1つの目標なので、そこに焦点を合わせて活動していきたいと思います。

 

アスリートライターから見た船附さんの魅力

船附さんの魅力は「挑戦する力」。

未知の世界に飛び込む姿勢、技術向上のために頑張る姿はアスリートの鏡ですね!

今後、日本のスポーツ界を引っ張っていくこと間違いなしです!

 

 

船附さんのことをもっと知りたい方はこちらから!

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