「ロードレースを通じで夢や希望を与えたい。」〜安達 勝紀さんに取材をしました!〜

 

今回のピックアスリート

 

 

名前:安達 勝紀

競技:ロードレース

活動場所:兵庫県姫路市

SNSアカウント:facebook  twitter

 

 

競技実績

2004年 TI地方選手権ランキング2位
2006年 西日本ST600チャンピオン 
2007年 鈴鹿8時間耐久レース参戦(第3ライダー) 
2015年 中日本エリアスーパーモトS3チャンピオン 
2016年 中日本エリアスーパーモトS2チャンピオン 
    近畿ロードレースST600チャンピオン
2017年  岡山ロードレースインターナショナルST600チャンピオン
     鈴鹿8時間耐久レース参戦
2018年 岡山ロードレースインターナショナルST600チャンピオン

ルール

ロードレースは決められたコースで速さを競う競技です。
自転車のイメージが強い方もおられますが、今回取材している安達さんが行われているのはバイクを使い、時速250kmを超える速さで走るロードレースです。

スピーディーで、非常にエキサイティングな競技をされている安達さんに取材を行いました。

競技を始めたきっかけ

 

ーーー安達さん、本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!!

 

ーーー競技を始めたきっかけを教えてください。

競技を始めたきっかけは、完全に父の影響ですね。

父がもともとこのロードレースが好きだったので一緒に観にいくこともありましたし、幼い頃からロードレースがかなり身近な存在でした。

実際にロードレースを始めたのは5歳のときでした。

競技の魅力

ーーー競技の魅力を教えてください。

まずは見ている側の魅力から言いますと、目の前をものすごいスピードで駆け抜けることですね。

速いときは250キロくらいのスピードが出ます。そのため臨場感もかなりありますね。

音だけでなく、そこでしか感じることのできない排気ガス、オイルの焼けるような臭いもあって五感がかなり刺激される競技だと思います。

 

ーーーご自身がロードレースをされている中で、どのようなところに魅力を感じますか?

1番は普段感じることのできないスピードで走ることです

見ている感じだと、バイクの上に座って速いスピードで運転している競技と思われがちですが、実はほぼ空気椅子状態で試合を行います。

 

ーーー椅子があるのに空気椅子状態…ってどういうことですか?

実際乗ってもらったらわかると思うのですが、200キロも超えるスピードで走っていると遠心力、重力や風がものすごいかかる競技なんです。

1番近い競技は競馬の選手の感覚ですね!

一見バイクに乗って走るだけなのですが、ずっとお尻を紙一枚分浮かして走るので体感も必要ですし、体力も必要です。

見ている方からしたらスピードを競う競技に見えるのですが、実際は心理戦、体力戦になります。

 

これは不思議な感覚なのですが、相手の選手と敵同士なのに阿吽の呼吸みたいなものがあって息が合うんですよね。

相手にちょっとでも隙があれば抜かしますが、同じくらいのレベルの選手と並んだ時は根負けするようなこともあります。

 

 

 

ーーー見ている側にはわからないしんどさがありますね!200キロで走っていたらかなり風も当たって気持ち良さそうに感じたのですが…。

確かにかなり速いスピードで走っているので、風を感じそうな競技に見えますよね!笑

残念ながら風はかなり当たってはいますが、一切感じません。

競技中は皮のスーツを着ているので、夏とか本当に過酷です。

 

 

安達さんが過酷なロードレースを続けていく理由。

 

ーーーかなり速いスピードで走られているということは、ぶつかったりしてけがをしたことや事故などはつきものなのではないでしょうか?

そうですね。

私の中での1番大きな怪我は顎の骨折です。

ロードレースの世界では鎖骨の骨折はよくある話で、骨折のうちにはいりません。笑

こないだも上腕骨を骨折して、若干後遺症が残ったりもしてます。

 

ーーー正直、今お聞きしただけでもかなり過酷な競技だと思うのですが、その競技を続けていく理由はなんですか?

やめてしまうと自分自身何者でもなくなってしまいそうなんです。

今は自分のロードレーサーとしてのブランドを製作段階で、現在の競技実績を考えると今やめてしまったら本当に何も残さずにロードレース人生を終わってしまいます。

 

こうやって怪我や困難を乗り越えてロードレースを続けていくことで、自分の強さをロードレースで周りの人に夢や希望を与えていきたいと思っています。

 

 

 

現在の問題

 

ーーー現在抱える問題があれば教えてください。

まずは乗り物を扱う競技なので、消耗費がかかることです。

それに伴いトレーニング費用、部品の費用全てにおいて物価が高いです。

体1つでできないスポーツだからこそ、機械のお世話などもありますし他の競技と比べるとかなりコストはかかりますね。

 

あとは、野球、サッカー、ゴルフ、テニスなどに比べると認知度がかなり低いです。

ヨーロッパのロードレーサーは、サッカー選手くらいの認知度がありかなり注目されているスポーツです。

 

ーーーヨーロッパでロードレーサーになろう!という風に考えられていますか?

現地に住んでロードレースをやるというイメージはありませんが、短い期間でアジアなどでレースをしてみることに憧れはありますね。

最近ではアジア圏でも注目を浴びていて、日本以外の国で短期的にトライしてみたいなと思います!

 

スポンサー様へのアピールポイント

 

ーーースポンサー様へのアピールポイントがあれば教えてください!

私自身、かなり人懐っこいタイプです。

もし企業様のイメージを柔らかい感じにしたかった場合、かなりマッチするなと感じています!

自分自身の活動でも、ファンの方々との交流を心がけておりファンとの距離が近い存在になれると思います。

 

 

今後の目標

ーーー最後に今後の目標を教えてください。

直近の目標は、まず毎年ある世界選手権への出場を決めてそこで結果を残すことです。

日本に対してのアピールはもちろんですが、それ以上に世界から注目が浴びているスポーツなので、世界に向けてもアピールしていけたらと思っています。

 

 

長期的な目標としては、

世界耐久選手権という大会(概要記載)の継続出場と、順位を上げて戦績を残していくことです。

 

そのほかには、SNSでの発信でロードレースの認知度を上げる取り組はもちろんのこと、最近では障害者施設に行って夢や希望を与えられる活動を行なっています。

私自身、怪我をして少し不自由なところもあるけど、それでも世界選手権で活躍できるんだぞというところを見せていきたいと思っています。

しかし、そういった施設に入られている方々の中には高齢者の方々も多くおられて「毎日生きることに精一杯だ」と思われている方も少なくはありません。

そいういう人たちに、少しでも元気になってもらえるように直接お話ししたりなどそういう機会を設けています。

 

自身の競技実績もそうですが、周りの方々に夢や希望を与えれる選手になれるようにこれからも日々精進していこうと思います。

 

アスリートライターから見た安達さんの魅力

安達さんの魅力は「誰かに夢を与えれるように動く力」です。

人間は、そもそも自分ベースで動くことが多いですがその中でも安達さんの活動は「誰かのために」という気持ちが非常に強く、根気強さが見えました。

人柄はとっても明るくて、ご本人もおっしゃっていたように人懐っこさが感じられます。

今後のご活躍を楽しみにしています!

 

安達さんのことをもっと知りたい方はこちらから

 

安達 勝紀(モータスポーツ[二輪])

 

 

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