「アスリート支援をして社会貢献を。」大阪で農業を営むくじらのペンギンハウスさんを取材しました!
オーストラリアでソフトボールをしている本庄遥です。
今回は、本サイトの姉妹サイトである「Find-FC」に登録していただいているスポンサー企業様にお話を伺いました。
今回のアスリートサポーター
くじらのペンギンハウスってどんな会社?
ーーーくじらのペンギンハウスさん、本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
ーーーまずは「くじらのペンギンハウス」さんはどのような活動をされていますか?
私たちは、農産物の生産・出荷業務、食農食育体験交流事業、若者育成事業この3つの事業を中心に活動しています。
農産物の生産・出荷業務
1つ目の事業の具体的な内容は農業です。その中でも直売所で販売することに力を入れています。
産地の農産物を大阪などの大都会で販売するスタイルだと、農家の利益率は全国平均で13.8%です。野菜を100円で販売したとしても、13.8円しか手元に残りません。
そのため大きな農業機械を導入して、広い農地で厳しい経営を強いられている所も多いです。
私たちは大阪で農業をして大阪の直売所、レストランなどの直接販売をしています。そうすることで、発送料や段ボール代の中間経費をかなり省けます。
直売所なら、出荷手数料が15%なので、100円の野菜を販売したら85円の収入になり、栽培経費を30%くらいに抑えることができれば、利益率50%以上が充分狙えます。
新鮮な野菜を買いたい需要者と、出来るだけ利益率を上げたい供給者の利害関係が一致するんですよね。
現在は「直販」という販売方法を農業の方々に、広めることに力を入れています。
食農食育体験交流事業
2つ目は、農業体験会を開くことです。
最近は自分が食べている野菜やお魚などを「どこで」「どのように作られているか」を知らない人が増えてきています。
一生に一度でもいいので、「この野菜はこんな風に作られているんだ」「この花はオクラの花なんだ」などの気づきを与える機会を設けています。
農家界の中では、かなり珍しくオープンに敷地を解放しているので、どなたでもご気軽に体験会を行うことができる環境を整えています。
若手育成事業
3つ目は若手育成事業です。
最近では、スポーツ支援を始め、今年の4月からデュアルシステムプロジェクトをスタートさせる予定です。
このシステムは、スポーツに打ち込みたいアスリートと、不定期に人が必要な農家の需要と供給をマッチングさせるものです。
スポーツ選手の中には、大会と仕事が被らないように、アルバイトをしながら生活をしている人もたくさんいます。
農業の世界では、まる一年農産物を生産している農家と私たちのようにシーズンによって仕事量も変わる農家があります。まる一年農作物を作っているのなら問題はないのですが、私たちのようにシーズンごとに手伝って欲しい人数が日によって変わる場合、短期間だけで人を雇おうとしても見つかりにくいことが現状です。
上記の需要と供給がマッチングするのでは?と感じており、アスリートの方に1日2日種まきのシーズンや収穫期などに手伝ってもらい、日当でお給料をお渡しする形をとっていこうと考えています。
アスリート支援をしようと思ったきっかけ
ーーー現在、私たちFind-FCメンバーの伊東そらちゃんをご支援されていると思います。アスリートを支援されているきっかけを教えてください。
私がアスリート支援をしようと思ったきっかけは、中学生時代から今に至るまで素晴らしいアスリートを身近に感じてきたからです。
私が中学生の時、たまたまテレビを見ていると水泳選手が金メダルを取っている瞬間が流れました。
女の子が表彰台に上がっているのを眺めていると、その子も私と同じ14歳だったことが発覚。その大会はバルセロナ五輪平泳ぎの部門で、彼女の名前は岩崎恭子選手。
かなり衝撃を受けたんです。
また、大学に在学している時に長野オリンピックショートスケートを見ていると、高校生の時に同級生だった男の子が優勝。
2回目の衝撃でした。
私自身はスポーツが得意なわけではないのですが、同級生のアスリートたちが活躍するのを見て、スポーツ界への可能性を感じ、私にも何かお手伝いできることはないものかと考えていました。
そこで思いついたのが、アスリート支援です。
ーーーアスリート支援をされる決意をされてから、今回Find-FCの伊東そらちゃんを支援しようと思ったきっかけはなんですか?
まず1つ目の理由は、私たちのくじらのペンギンハウスのワッペンをつけて世界選手権などの表彰台に上がっている選手を見たかったからです。誰もスポンサーをしていない選手の独占スポンサーになりたいという思いもありました。
また、農家=自然、というイメージと伊東さんがされているクライミングのイメージが重なりました。
クライミングは、東京オリンピックの新種目としても認定された競技ですし、伊藤さんご自身お若いので(2月22日(金)現在14歳)きっとここから伸びるだろうなと可能性を感じています。
そんな彼女を応援したいと思ったからです。
▼伊東そらさんのプロフィールはこちら▼
支援したいアスリートの特徴
ーーーくじらのペンギンハウスさんが今後支援するとしたら、どのようなアスリートを支援していきたいですか?
今回契約した伊東さんは、とても、自社のイメージにピッタリな選手だったのですが、関東在住の選手で私たちの活動場所と少し離れています。今後は関西圏、大阪近辺で活躍されているアスリートとスポンサー契約を結びたいと思っています。
我こそはという選手やチームは、是非とも声をかけて頂きたいですね。
私は、Find-FCを運営されている吉沢さんと同じく前職がパソコン関連だったので、その分野は任せて欲しいと思います。
私たちの農家などの活動の中で、アスリートの方にモデルになってもらってウチのサイトでご紹介しても構わない方とスポンサー契約ができたらと思います。
今後の目標
ーーーくじらのペンギンハウスさんの今後の目標を教えてください。
まずは、世界選手権に出るような選手と契約を結び、日本代表のユニフォームにロゴを付けてもらうことです。表彰台できらびやかに輝いている選手が、スポンサー契約をしている私たちのワッペンがついたTシャツを着てもらえたら最高ですね。
農業の分野では、『農業界は儲からない』と思っている人たちのマインドを『農業界でも儲かってる人は沢山いるんだ』ということを伝えていきたいです。
冒頭でお話ししたように、直売所で販売することで利益率も上がりますし、やり方次第で儲けることができる職種だと感じています。
農業のいい面を発信して感じてもらえるようにしていきたいと思います。
アスリートへの思い
ーーー最後に、現役アスリートの方への思いを教えてください。
アスリート支援をやっている身として感じているのが、Find-FCさんのようなアスリートと企業がマッチングするサイトがあるのに意外と使っている人が少ないことです。
プロ選手でないアマチュア選手の方にも、スポンサーをつけるチャンスが必ずあります。
大きな企業さんとスポンサー契約を結ぶのは、簡単なことではないのはわかります。しかし、私たちのような民間企業の方とのスポンサー契約は圧倒的に敷居は低いと感じています。
現在、アスリートを支援するようなサイトの数が増えてきているので、是非ともその制度を利用して欲しいですね。
アスリートライターからひとこと
今回、初めてFind-FCに登録されている方のお話をお聞きして感じたことは、競技の結果以外に、まずはアスリートの方からスポンサーの方(企業の方)に歩み寄っていく姿勢が大切だと感じました。
私自身もスポンサー契約を結びたい人とお話するときは、相手方のメリットになることを最大限に提示して、スポンサー契約以上の価値を出せるように考えています。
それは、金銭的なものから、自分の時間を相手に使うものまであり、オリジナリティーを出していくことでブランディングすることができます。
スポンサーの形も企業様によって異なりますし、結局は人対人によって行われるものです。
Find-FCに登録することで、企業様とお話する機会、スポンサー契約を結べるチャンスが広がるだけでなく、他の競技をしているアスリートたちとも交流したり、相談できる仲間が増えます。
この機会に思い切ってFind-FCに登録してみませんか?
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