マネージャーはチームのエースである〜マネージャーをコーチングする山田さんに学ぶマネージャーの大切さ〜
海外のローカルチームでソフトボールをしながら、日本代表選手を目指すアスリートライターの本庄遥(@number_1h)です。→アスリートライターとは?
あなたはマネージャーと聞くとどんなイメージをしますか?
社会人の方なら、マネジメントを行なっているお偉いさん、管理している人、支配人というイメージが強いと思います。
しかし、野球のマネージャー、サッカー部のマネージャーと聞くと、
「雑用をしている人」
「スコアを書いている人」
など選手たちをサポートするイメージが強いと思います。
「チームのことをサポートする人」のイメージが強いマネージャーですが、スポーツをしている人にとっては雑用をしてくれたり、ドリンクを渡してくれたり、ボールを拭いてくれたり…とマネージャーの扱いが雑になっているチームも後を絶ちません。
また、チームによっては「うまくない人はマネージャーにならなければいけない」という謎のルールが作られているチームもあり、本来のマネージャーとしての役割を果たせていないことも多いのです。
先日のたまきん会に、そのマネージャーたちを救うべく活動している山田さんが参戦しました。
山田さんは、「マネージャーはなぜマネージャーをするのか」について考える、いわば「マネージャーのコーチング」をしています。
今回は、マネージャーの本来の仕事、そして今後のスポーツ界でどのように活躍するようになっていくかについて話しました。
マネージャーとは
まずはマネージャーの定義を見ていきましょう。
マネージャー(英: manager)は、普通名詞としてはマネジメントを行う者や機構を、肩書(Manager)としては部門管理者や支配人などを指す。近年はマネージャ、マネジャー、Mgr、MG、などと表記されることも見られるようになった。外資系の企業などでは役職者の肩書によく見られる。
英語ではまた、野球チームの監督のこともマネージャーという。サッカーでも英語圏のクラブチームの監督はマネージャーだが、その他の代表チームや選抜チームなどの監督は通常コーチ (Coach) ないしヘッドコーチ (Head Coach) と呼ばれる。その他のスポーツにおけるチームの監督も英語では概ねコーチないしヘッドコーチである。
Wikipediaを見たときに、「海外では監督のことをマネージャーという」とありますが、本来野球部のマネージャーは、監督と同じ立場、同じ地位といことになります。
アスリートの多くは、マネージャーに感謝しているという言葉を発していますよね。
でもそれって雑用をいつもやってくれるからなのか?それともマネージメントをしてくれてありがとうなのか…考え直す必要がある人が多いと思います。
山田さんが感じた立場の違和感
山田さんは今、4団体のマネージャーのコーチングを行なっています。
もともと学生時代はボート部で、当時チームのマネージャーが一気にやめたり、チーム内の最下位から何位まではマネージャーにならないといけないルールに違和感を感じ、「マネージャーがなぜマネージャーをやるのか」と本質について考えるようになりました。
そこからマネージャーが本来の立場と比べて、かなり立場が弱くなっていることも感じ、現在はマネージャーをしている人たちに「なぜあなたはマネージャーをやりたいのか」の本質について一緒に考える機会を与えるようにしました。
山田さんのコーチングを受けた方の中からは、
「マネージャーをしてチームを勝たさせたい。」
「みんなが喜ぶ顔が見たいから」
など非常に前向きな回答が多く、マネージャーをやる意義に対して非常に前向きに考えられるようになった方も増えてきているそうです。
山田さんは、そんなマネージャーたちに
「お前はチームのサポートじゃない。チームのエースだ」
と常に伝えているそうです。
「実際にプレーするのは選手なので、マネージャーの多くは自分はサポートするだけ…と引き気味になりがち。ですが、マネージャーがエースになることでチームがまとまりさらに強いチームへと成長する」
と山田さんは熱く語ります。
各競技者がマネージャーの位置付けについて振り返る
アスリートのメンバーがマネージャーの位置付けについて振り返ってみました。
その中でも多く声が上がったのが、マネージャーの立場は弱いイメージが強いこと、マネージャー自身も引き気味になってしまっていることがあげられました。
逆に良い面で言うと、
「マネージャーがしっかりしているチームは強い」
との意見もあり、やはり選手以上にマネージャーは大切だと改めて考える機会になりました。
マネージャーがチームのエースに
マネージャーがチームのエースになることで、チームが一丸となり1つの団体として円滑に回るようになります。
現状、選手にはトレーニングを教えてもらう機会を与えるために、トレーナーをチームに読んでトレーニング指導を行うことは経費に換算されるのに、マネージャーの勉強会にはお金が一切支払われない…と言う悲しい自体も起きています。
山田さんはそういった、マネージャーに対しての経費を払うことを当たり前にして、マネージャー改革を考えています。
Find-FCで意識改革を
普段マネージャーに対して考える機会はなかなかありません。
しかし、Find-FCに登録することによっていろんな立場の人と交流することで、スポーツ1つにおいても見方が広がります。
自分のスポーツを普及していく活動に役立てたり、なぜ自分がそのスポーツを続けているのかを考える機会にもなります。
ぜひあなたもFind-FCに登録して、一緒に意識改革をしていきませんか?
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