南半球のスポーツ大国・ニュージランドでプロ選手になるともらえるVISA~知っておきたい海外スポーツのVISA事情
ニュージーランドでバスケットボール選手をしている根岸夢です。
ニュージーランド女子バスケットボールトップリーグWBCで日本人として初めてプロ契約を獲得し、それに伴って今後VISA等もできる限り色々やってみようと動いています。
ニュージーランドでバスケに限らず、プロ選手になりたいと考えている人がもしいましたら参考にしていただけると嬉しいです。
Talent Work Visa
このビザがプロスポーツ選手になるともらえるものです。他にも特定の職業の方に使うことができます。ニュージーランドに貢献するというのが大事になってくるビザですね。
私は現在これとは違うビザを自分で持っているので、新しくこの取ってほしいとチームのオーナーに伝えています。なぜならこれを取得してから2年後、永住権取得に向けて資料を提出することが可能だからです。私の周りにいる友達は永住権取得のためにIELTS(日本でいうTOEICのようなもの)を勉強しなければならなかったり、まずワークビザを出してくれる仕事を探さなければならなかったりと、かなり大変な思いをしている中で、私のように“スポーツ”という武器があるのはかなり強みになるものだと知りました。
もちろんニュージーランドの国技であるラグビーでは、プロになること自体がかなり大変なことなので、このビザを取得するのも難しいことにはなるかと思います。
口コミ社会のニュージーランドでは、他の人からのコメントだったり、レター等が大きな影響力となります。自分1人で申請を行うよりもチームオーナーや代表活動に関わる人と繋がり、その人たちと共にやるのがビザ取得への近道ですね。
プロ契約とは関係ありませんがプロを目指している人が使っていることも多いので…
Working Holiday Visa
ほとんどの方がご存知だと思われるのがこのビザ。私も先日日本に一時帰国した際にこのビザを取得しました。私の場合は、もともとStudent Visaを持っていたのですが、働く時間に制限があり新しい仕事を探すのに不便だったのと、チームオーナーがタレントビザ取得のために動き始めてくれたものの、どのくらい時間を要するかわからなかったので保障のために取得しています。
このビザがあればフルタイムで働くことが1年間可能です。ニュージーランドでプロ選手になるために活動している方もこのビザを使って滞在して働きながらチームでプレーしている人も多いです。
私はもともと1シーズンのみ、英語の勉強の中で経験としてニュージーランドでバスケをする予定だったため、あまりビザのことを気にしたことがなかったのです。
今となってプロ契約をし、色々と動き始めたことでビザのことや他に知らなかったことを知り、そしてこれにより沢山の新しい出会いも増えました。
今回の私のビザ取得に関しては、チームで海外選手の前例がないため私もオーナーも初めてです。そこで、日本人トレーナーでありニュージーランドの様々な競技の方と知り合いである方から、ソフトボールの代表選手をご紹介いただきました。彼女は日本人ではありませんが現在すでに永住権を獲得している方なのでその流れについてのアドバイスをいただいています。
こうした横の繋がりも色々行動を始めたからだなと実感している次第です。
ニュージーランドは口コミ社会
上記にも書いたようにニュージーランドは口コミ社会です。
例えば永住権をとるとなった場合もナショナルやクラブからのレターがあったほうが有利になります。そういったレターをいただくためには今いるチームや知っている人だけの繋がりではなく、もっともっと沢山の方と知り合う必要があります。
ビザ取得までの期間
最初に理解しておいていただきたいのが、ニュージーランドは日本と違ってかなり緩い国です。
ビザ取得までの期間は本当に人や時期によってバラバラです。友達はビザ延長の連絡が来るまでに何か月もかかったり、新しいビザ取得に何か月もまったりしていましたが、私がこの前ワーキングホリデーを取得した時はたった3日でした。例えば仕事でメールを送ってもレスポンスが当たり前のように2・3日後だったりする国なので、基本的に気長に待つ事をオススメします。
プロ選手がいただけるビザに関しては、特にオーナーやチーム関係者がいかにはやく動いてくれるかです。正直早く動いてくれたと言っていてもかなりスローです。とにかくかなり余裕をもって活動しだすことをオススメします。日本の当たり前で生きているとストレスたまって仕方がないと思うので気を付けてましょう。
次バスケでニュージーランドに挑戦したいという方がいましたらもちろん私がヘルプしますが、他の国に挑戦したいと考えている方がいましたらその国の事情をよく知っておくと良いと思います。
アスカツでは海外スポーツのピザ取得事情を募集しています
今回は、ニュージランドの事例を取り上げましたが、今や世界各国で挑戦している、もしくは、しようとしているアスリートが多数いて、競技生活を送るにあたり、ピザ取得事情を欲しております。
アスカツでは、そのようなビザ取得事情を実体験を持ってご存知なアスリートを募集しています。是非取材をさせてお役に立てる記事にできればと考えてます。下記より是非ご一報お待ちしております。
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