『生涯恩返し』2021ワールドマスターズゲームズ関西で表彰台を目指すバドミントン『柏原 秀光(カシワバラ ヒデミツ)』選手にインタビュー!
今回はセパタクロー強化指定選手の玉置大嗣が、2021ワールドマスターズゲームズ(※1)関西で表彰台を目指す、バドミントン『柏原秀光』選手にインタビューしていきます!
自己紹介と競技の説明
ーーまずは自己紹介と競技の説明からお願いいたします!
柏原選手: 年齢別シニアの部門で活動しています、バドミントンの柏原秀光です!
35~40歳の枠で日本代表経験があり、世界大会に2度出場しました!
――柏原選手が思うバドミントンの魅力はなんですか?
柏原選手:コートの中で自分の得意なプレーを通じて、自分を表現できることです。
プレーではスピードと運動量で勝負するプレイスタイルで、自分からシャトルに向かって行くタッチが速いプレー、ネット前のヘアピンが得意で、せっかちな性格がプレーではうまく自分らしさとして出せています。
人生も同様に、待つよりも自分からチャンスを掴みに行くスタイルです。
バドミントンを始めたきっかけは?
ーーバドミントンを始めたきっかけを教えて下さい!
柏原選手:中学まではバスケットボールをしていましたが、バドミントンを始めたのは高校生の時です。
高1の秋に地区大会に初めて出場し、山口県の強豪、柳井工業(※2)のプレーを生で見たときに、「これが本当のバドミントンなのか…」と衝撃を受けました。
それから高2で本格的にバドミントンに打ち込み始めました。
ターニングポイント
ーーこれまででバドミントンにおけるターニングポイントはありましたか?
柏原選手:ターニングポイントは25歳のときです。
実は高校卒業後は船の専門学校に通い、そのまま就職したため、高校卒業以来、バドミントンはプレーしていませんでした。
しかし、23歳の時にとある実業団チームに混ざって競技を再開します。
そして、25歳のときに顧問の先生が他界され、その顧問の先生に何か恩返しがしたいと強く思いました。
自分が強くなり活躍することが恩返しだと考え、そこからはさらに本気でバドミントンに打ち込む形になります。
――その原体験から年齢別シニアの日本代表にまで登りつめたのですね?
そうです、自分の目標をクリアすることの繰り返しで今のポジションまできました。
30歳の時に練習に行かせてもらっていた実業団の仲間が35~40歳のシニアで日本代表として世界大会に出場を決め、自分もここを目指そうと思いました。
それから6年後、36歳の時に4枠しかない「2017年 第8回世界シニア選手権大会」に、シングルスと混合ダブルスで日本代表として出場することができました。
そして翌年、「2018年 第1回アジアパシフィックマスターズゲーム(※3)」では、シングルス、ダブルス、混合ダブルスの日本代表として出場し、シングルス、混合ダブルスでは3位、ダブルスはベスト8という結果を残すことができました。
そのメダルを持って帰った時には地元で応援してくれていた皆が喜んでくれ、その時に初めて、『誰かのために頑張ろう』と思いました。
これまではただひたすら強くなって結果を出すことが自分ができる恩返しの形だと考えていましたが、今、こうやって応援して下さる方々のために頑張ることで、生涯、恩返しを続けていこうと心に決めました。
今後の目標
ーー今後の目標はなんですか?
柏原選手: 2021年5月のワールドマスターズ関西への出場は決まっていますので、そこで表彰台に立つことが目標です。
長年一緒にトレーニングをさせていただいているトレーナーさんとも、この大会で良いパフォーマンスが発揮できるようにと取り組んでいます。
しかし、そこで引退するわけではありません。
自分が競技を続けられる限り、応援して下さる方々のために、上を目指してがんばります!
ライターが感じる柏原選手の魅力
柏原選手にとってバドミントンは、恩師や応援してくださっている方々のために恩返しをするため、そして、そんな感謝の気持ちを含めた、自分を表現できるスポーツであるというところに、年齢別シニア日本代表としても活動を続けられている柏原選手の強さを感じました。
そういった姿勢から、SNSでは日々のトレーニングの姿も積極的に発信しており、インタビューさせていただきながら、見習わなくてはいけない部分が沢山あるなと感じました。
これからも柏原選手の恩返しは生涯続きます。ぜひ、SNSのフォローをして、活動をチェックしてみて下さい。
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