ラグビー日本代表を目指す『川上剛右』選手にインタビュー!

今回はセパタクロー強化指定選手の玉置大嗣が、ラグビー日本代表を目指す川上剛右選手にインタビューしていきます!

自己紹介と競技の説明

ーーまずは自己紹介と競技の説明からお願いいたします!

川上選手: 三菱重工相模原ダイナボアーズ所属プロラグビー選手の川上剛右です。

ポジションはWTB(ウィングスリークォーターバック)です。

――川上選手が思うラグビーの魅力はなんですか?

川上選手: 痛いし苦しいこともあるけど、身体を張り合える仲間(敵も含め)が多くいること。

ノーサイドという言葉がラグビーワールドカップで広まったかと思いますが、戦った相手との仲間意識や繋がりが深いところも魅力です‼

ノーサイドとは、ラグビー(特にラグビーユニオン)において、試合終了のことを指す古い英語表現で、日本においては現在でも使用されている(現在の英語圏では no side という表現は一般的ではなく、代わりに full time が用いられている)。

ワールドラグビーは「ラグビーではかつて審判が試合終了を宣言するために「no side」と叫んでいたが、ノーサイドという表現は日本で生き残り、試合終了のホイッスルが鳴れば全員がお互いの違いをわきに置くという意味になった」(Wikipediaより引用)

 

ラグビーを始めたきっかけと経歴

ーーラグビーを始めたきっかけを教えて下さい!

川上選手: 明治大学卒業後に社会人リーグでもプレーしていた父親が指導者をしていた為、物心ついた頃には兄弟全員がラグビーをしていました。

 

――これまでの経歴を教えて下さい!

川上選手:小学生のとき実はラグビーとバスケットボールをしていて、小学校6年生の時、バスケでは全国大会で準優勝しました。

中学ではラグビーとバスケの部活の選択を迫られたんですが、ラグビーの方が自分に合っていると思い、ラグビー部を選び、中学の時は九州大会に2度出場しました。

おかげさまで高校は東福岡高校に誘っていただき全額免除の特待生として入学し、高1からレギュラーとして出場し、花園では優勝

高校2年になってすぐ半年弱、ラグビー留学でニュージーランドに行っていましたが、現地で腰の骨を折って帰国。

その年の10月くらいに国体に出場し、優勝はしましたがすぐに腰の怪我が再発し、高2の花園は出れずでした。

高3には春の選抜大会は優勝しましたが、冬の花園で大会期間中にノロウイルスにかかり、準々決勝まで進めたのですが、そこで出れずまさかのベスト8で敗退しました。

まさか負けるとは思っていなかったので、どうしてもやりきれない気持ちで高校生活が終わってしまい、大学でも続けることを決意しました。

大学は関西学院大学に進学しましたが、キャンパスライフは楽しめたもののラグビーに関しては、なかなか上手くは行かず、またしても完全燃焼できずでした。

しかしご縁で三菱重工(当時チャレンジリーグ)にプロ選手として入部させていただき、入部2年目の入れ替え戦でトップリーグに昇格。

今もトップリーグで出場しています。

 

ターニングポイント

ーーこれまででラグビーにおけるターニングポイントはありましたか?

川上選手:中3の時、父に癌が見つかり高校入学後すぐに亡くなりました。

実は父もラグビーを続けたかったという思いがあった中で、婿養子になってプレイヤーとしてのラグビーをやめた経緯もあって、息子の自分が続けていくことが、父に対する恩返しなのかなとその時強く思いました。

今は完全プロ選手として活動をしているので、パフォーマンスによってはいつクビになるのかもわからない環境でラグビーをしています。

これまで完全燃焼しきれていないこと、そして父のこともあり、今はラグビーへの思いを強く持って取り組んでいます。いろんな挫折や葛藤が会っても結局は「ラグビーが好きだから!」という原点に帰れる。

だからここまでラグビーが続けられる。

もちろん父への恩返しや家族のためにというモチベーションもありますが、一番はやはりラグビーが好きだからというところです。

 

今後の目標

ーー今後の目標はなんですか?

川上選手:今の日本のトップレベルのゲームにコンスタントに出続け、最終的には日本代表に入りワールドカップに出場することです。

次のシーズンは、2021年の1月から5月までなので、そこで個人的に全試合に出場したいと思っています。このシーズンでアピールし、代表候補に入りたいと考えています。

そのためにも、海外から来ているチームメイトやコーチ陣と英語でしっかりコミュニケーションが取れたほうがいいので、英語の勉強にも力を入れています。

今の日本代表選手の中にも、有名高校で輝いていた選手だけでなく、高校時代に勝てなくて、その反骨精神で頑張っていた選手などもいます。

自分も日本代表に入ることで、自分のプレーを証明できたらと思います!

ライターが感じる川上剛右選手の魅力

小学校の時にバスケで全国準優勝したのにラグビーを選んだこと、高校、大学ではやりきれず、プロとしての道を選びラグビーを続けているところに、ただならぬラグビー愛を感じました。

ラグビーが大好きだったお父様がプレイヤーを断念せざるをえなくなったこと、そして若くして癌で亡くなられたことが、川上選手のラグビーに対する思いをより一層高め、プロとしてもトップリーグで活躍されているのだと思います。

プロ選手としてより高みを目指す川上選手にこれからも注目です!

 

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