バドミントンコーチ兼パラバドミントン選手の「横田哲也」選手にインタビュー!
今回はセパタクロー強化指定選手の玉置大嗣が、バドミントンのコーチをしながらパラバドミントン(精神障がい)の選手としても活動する「横田哲也」選手にインタビューしていきます!
自己紹介と競技の説明
ーーまずは自己紹介と競技の説明からお願いいたします!
横田選手:バドミントンのコーチをしながら、精神障がいのパラバドミントンの選手としても活動している横田哲也です。
パラバドミントンとは、身体・知的・発達・精神のいずれかに障がいを抱えたバドミントンプレーヤーが競技者として取り組む種目です。
身体障がい者に限り現在はパラリンピックの正式種目として認められており、また国際大会などが開催されています。
知的・発達・精神障がいについては強化選手が選抜されず、また国際大会が開催されていないのが現状です。
精神障がいとは
発達上の問題や統合失調症、うつ病や双極性障害といった気分障害や、パニック障害といった不安障害、性機能障害、また薬物依存症といった物質関連障害など様々な症状を呈する状態がある。知的障害やパーソナリティ障害が含まれる。
ーーー参照:Wikipedia
バドミントンを始めたきっかけと経歴
ーーバドミントンを始めたきっかけを教えて下さい!
横田選手:私がバドミントンをやり始めたのは高校生の頃です。
きっかけとしては、お恥ずかしい話ですが同じ高校に通う兄からバドミントン部は楽だからと言われたからでした(笑)
しかし、ご存じの方も多いかもしれませんがバドミントンは非常に過酷なスポーツであり、入部してからトレーニングは非常にハードだったことを覚えています。
――高校まではなにかスポーツはされていたんですか?
横田選手:中学まではバスケットボールをしていたのですが、団体競技が苦手だなと感じ、高校では別の競技をやろうと思っていたんです。
高校では特に結果を残したわけではないのですが、大学に進学した後もバドミントンは続け、大学でかなりハマりました。
大学在学中から知り合いの紹介でバドミントンの外部コーチを始めたり、卒業後も社会人プレーヤーとして地元の大会などに出場したりしていました。
ターニングポイント
ーーこれまででバドミントンにおけるターニングポイントはありましたか?
横田選手:精神障がいの認知を広げたいと思ったのが最初のキッカケで、そのためにも私がパラ選手として本気で活動していこう思い始めたのがターニングポイントになります。
また、コーチ業をするにあたって、自分が選手として結果を出すことで、説得力を持たせられたり、努力している姿を見せることは、プラスに働くのでは無いかと思いました。
現在は年に一回ある日本障害者選手権への参加だけなのですが、今後は健常者の大会にも参加したいと考えています。
ただ、パラ選手として上を目指す中で、障がい者として健常者の大会に出ることにも違和感を感じているので、今後、どんどんパラの大会が開催されることも望んでいます。
今後の目標
ーー今後の目標はなんですか?
横田選手:アスリートかどうかに限らず精神障がい者の社会的な認知を広げ、精神障がい者に対する理解を進めていきたいと思います。
パラ選手として活躍することは、この目標を達成するための手段の一つです。
しかし、パラの大会が開催されることを望むだけでは、現状は変わらないと思うので、自分がコーチとしてもパラ選手としても活躍し、応援してくださる人を増やしていき、精神障がいの認知を広げていければと思います。
ーー具体的にはどういった活動を今はされていますか?
横田選手:アスリートとして本格的な活動をしていくに当たってまずは故障した体を治すべく、イチロー選手などの様々なトップアスリートが取り入れている初動負荷トレーニングを始めました。
まだ初めて一か月も経っていませんが、体の様々な個所の痛みが取れ、また柔軟性やスピードが高まるなどの効果を感じています。
また、今は『バドラボ』というバドミントンの技術的なノウハウを掲載しているメディアを運営したり、『バドミントンコーチ』というコーチを繋ぐマッチングサービスでコーチ業をしています。
私がこれだけハマったバドミントンの面白さは、技術面の探求が楽しいことにあると思っています。
バドミントンの面白さを伝える活動とともに、世の中の精神障がいの方達に対して、
『スポーツをキッカケに前向きになれると思う。なかなか大変なときはポジティブになるのは難しいけど、バドミントンに限らず、自分が楽しいと思える時間を持ってみることが、苦しさから抜け出せるキッカケになるはず。』
というメッセージを伝えていきたいと思っています。
この想いに共感してくださり、同じビジョンを持った方、企業様をこれからはスポンサー様として探していければと思います。
ライターが感じる横田哲也選手の魅力
横田選手は技術の探求が楽しいと感じているように、なにか自分が形にしたいことに対し試行錯誤を重ね、それを完成させるのが得意なのだと思います。
今回、パラ選手としての活動を本格的にスタートしましたが、選手として上を目指すこともこの試行錯誤を重ねて、いつか必ず実現されるのだろうと筆者は感じました。
これからの横田選手の活躍に注目です!
横田哲也選手を応援しよう!
横田哲也選手を応援・支援してくださるスポンサー様、サポーター、ファンの皆様を募集しております。
詳しくはアスリートとスポンサーを繋ぐFind-FCをご覧ください。
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