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バーティカルランナー・小山孝明選手がギネス世界記録を達成!「階段を使用し1分間で垂直方向へどれだけ登れるか」

2021年4月10日(土)、山梨県は身延山久遠寺の菩提梯にて新たなギネス世界記録が誕生しました。

“Greatest vertical height stair climbing in one minute (male) “
「階段を使用し1分間で垂直方向へどれだけ登れるか」

国内のトップバーティカルランナー4名による挑戦は熾烈を極めた。

ギネス挑戦への経緯

昨年11月に「最も速い1マイル垂直登り」のギネス世界記録を更新した渡辺良治選手が、”新たな階段登りの記録を作りたい”と新ジャンルの挑戦を考案。
これまでスピード種目を得意としてこなかった渡辺選手が”世界の階段界を牽引していくためにはスピードも必要だ”と、未だかつて挑戦者のいなかった1分間での挑戦を決めました。

ギネス挑戦への準備

現在世界のトップをひた走る世界ランカー(渡辺選手、小山選手、上杉選手)と、それに挑戦する階段坊主(矢島選手)の構図が面白いと、観客が見て楽しめる勝負形式の挑戦会として計画がスタートしました。ギネス本部へ「新ジャンルの挑戦項目」として提出し、申請から3ヶ月もかかりようやく受理されました。

ギネス認定には本来立ち会い人として費用を支払い、ギネス認定員を派遣してもらいますが、菩提梯という特殊な環境下で追い撮りなどの専門的な技術が必要となるため、経験のあるスカイランニングチームや身延山で勤務する住職の皆様と連携し挑戦会を開催することとなりました。

協力:富士空界(スカイランニングチーム)/武井坊(身延山宿院)

ギネス記録挑戦概要

ルール:階段を使用し(手すり使用可)1分間で登った標高を計測。片足が接地した時点を最終着地点とし、測量士による計測で決する。

ギネス申請権:国内外で活躍するバーティカルランナー4名による同日挑戦。挑戦は自身の希望する順番で開始。最も高く駆け上った選手がギネス記録の申請をすることができる。

挑戦の結果(推定値)

一番出走の小山孝明選手が得意のロケットスタートで前半からぐんぐん飛ばすと、後半も粘り切り一人70mの大台に乗る快走を魅せました。
二番出走の渡辺良治は後半に巻き返しを図るも一歩及ばず、その差約1秒と僅差でした。

4名の選手の結果は以下の通りで、小山選手が見事に1位を獲得しました。

1位:小山孝明 249段 70m40cm
2位:渡辺良治 245段 69m00cm
3位:矢島昭輝 234段 65m80cm
4位:上杉博一 227段 63m80cm

これにより、申請権を得た小山孝明は、2021年夏までのギネス認定を目指します。

 

ライバルと切磋琢磨する

挑戦した4名のバーティカルランナーは、普段のトレーニングから普及イベント、国内レースや海外遠征までを共にしています。。自身の考えや技術を共有することで、ライバル関係でありながら常に互いを高め合うことを大切にしています。

彼らの運営する日本初の階段登りチームTower Running Tokyoでは、小規模レースの開催や他ジャンルのスポーツ選手が取り組めるような階段登りの魅力を伝えていきます。

ギネス達成後の未来(小山選手談)

歴史的背景が色濃く残る日本文化を尊重するような土地でのギネス記録達成は、競技が盛んな海外諸国に伝わります。
「海外からの参拝客が増えてくれるといいな」と武井坊住職の小松裕嗣上人が呟いていることをヒントに、日本人選手たちの競い合いを世界が注目することで、ここ身延山久遠寺がスポーツの聖地として語られる時代もそう遠くはないはずです。
そういう意味でも勝ち負けだけの世界ではなく、記録への挑戦をし続けたくなるような、歴史の土台作りをしている最中です。今回ギネス世界記録を達成したことで、日本から世界へ発信する武器が生まれたと考えています。

小山孝明選手を応援しよう!

アスカツ・Find-FCでは、小山孝明選手を応援・支援してくださるスポンサー様、サポーター、ファンの皆様を募集しております。詳しくはFind-FCをご覧ください。

特に今回は、ギネス記録達成・申請するにあたり、様々な費用が掛かります(※詳細はこちら)ので、そのうち少しでもご支援していただけたら幸いです。

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