【ステアクライミング/バーティカルランニング】第12回東京タワー階段競走大会!~階段坊主による大会考察
2022年12回目東京タワー階段競走を迎える東京タワー階段競走はリスタートランニングクラブ主催のもと、6月5日(日)朝8時より出走を開始した。
本大会に出場する階段坊主こと矢島昭輝選手より、大会考察を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
第12回東京タワー階段競走大会概要
【開催日】2022年6月5日(日)
【場所】東京タワー屋外非常階段
【コース】531段・高さ95m
【参加人数】277名
□公式ホームページ
2分切り達成&コースレコード樹立
こんにちは、階段坊主です。
東京タワー階段競走、1分59秒01にて走破。いやーついにやりました、2分切りです。
これまで東京タワー階段競走には3回出場していますが、2分10秒13、 2分10秒90、 2分05秒78と2分切りにはあと一歩及びませんでした。
今回は大会前に、各所やSNSにおいて「2分切りします!」ということを宣言していたので安心の報告が出来てよかったです。
2分切りを大々的に宣言していたこともあり、大会会場でも多くの人から「階段坊主、ファイト!!」と声を掛けて頂きました。また、毎回応援うちわを作ってくれていた方々(通称、階段坊主の母)は、今回は階段坊主オリジナル応援タオルを自作して頂き、とても力を頂きました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。ありがとうございます!
攻略の秘訣
今回思ったことは、タイムを縮めるために大事な事は「走り続けること」これ一択かなと思います。
実際スタートして最初の2ターンは2段飛ばしでいきましたが、それ以外は最後まで1段飛ばしで走り続けたのが功を奏しました。
「2分の大会で歩いてる場合じゃない。」と私は思うわけで、手すりを全力で引き続けてでも1段飛ばしで走り続けろ、足を止めるな。そうすれば自然とタイムは上がります。
これだけ「走れ」と言ってますが、何も歩きが悪いわけではありません。悪いのは「体力が尽きた結果として歩きを余儀なくされること」これがよくないと私は思うわけです。
力尽きる前に戦略的に歩きましょう。自分の体力と相談して、「ここまでは走る」「ここからは歩く」というのを設定して、「ここまでは走る」というラインをどんどん上げていけばタイム向上になりますよ。
詳しい階段攻略の考え方はTOWER RUNNING TOKYO LANDMARKSの練習会(関東)や階段坊主の練習会(愛知)にご参加ください。出し惜しみはしませんので一緒に強くなりましょう!
男子の結果
1位 階段坊主 1分59秒011
2位 加藤浩 2分01秒938
3位 高村純太 2分07秒934
4位 緒方航 2分10秒343
5位 上杉博一 2分11秒722
6位 遠藤直弥 2分18秒428
7位 戸取大樹 2分20秒641
8位 中川貴晴 2分21秒146
9位 飯泉直哉 2分22秒680
10位 高橋正樹 2分24秒908
事前に有力候補に挙げていた選手は上位に食い込んでいますね。
上位陣は顔なじみが並ぶわけですが、それぞれ戦略やトレーニングが違うのが面白いところ。人によっては全く真逆のトレーニングをしていたりします。
階段攻略の最適解は人それぞれ、皆さんの最適解は何でしょう。
なにはともあれ、みなさんお疲れ様でした(^^)
次も楽しみましょう!
女子の結果
1位 立石ゆう子 2分54秒980
2位 鈴木柊香 2分56秒471
3位 平澤亜美 3分18秒5054
4位 渡辺綾 3分19秒091
5位 清水凜 3分22秒745
6位 森菜穂子 3分33秒523
7位 小泉緑 3分36秒830
8位 原田知華子 3分38秒014
9位 辻麻結子 3分39秒698
10位 楠裕香 3分54秒897
女子からは3分切り達成者が2人爆誕!絶対女王の立石ゆう子さんは流石の強さですが、驚きなのは2位の鈴木柊香さん。
鈴木さんは今回初のバーティカルランニングの大会ということですが、早稲田大学スケート部の強さを見せつけてきました。
スケートだけではなく、バーティカルランニングと相性のいい部活や競技はまだまだ沢山あるはず。
様々な競技が競技の垣根を越えて、こうして同じ舞台で戦えるのがバーティカルランニングの魅力かと思います。
「我こそは!」という方は是非参戦を!
全体を通しての感想
思い返してみると、大会2日前の徹夜に始まり、眠い目をこすりながら名古屋から400kmの運転移動。当日は眠すぎて電車を降り過ごして大会30分前に会場に到着するなど、プチハプニングなレースでしたが、不思議とそれでも2分切りが出来る自信がありました。
人間、何事も思い込みって大事なもので、「今日の俺は強い!」と思ったら案外強くなるもんです。皆さんもレース前は自分に暗示を掛けましょう。
名古屋中部電力ミライタワーに続き、東京タワー階段競走。2分以内の階段ショートレースは一旦一息をつきました。
次に目指すは9月11日に控える東京スカイツリー。
東京タワーの531段とは違い、2000段を超える長丁場となるのでしっかりと備えていけたらと思います。
次戦も目指すのは優勝のみ。目指すならそこしかないでしょ。俺はやるぞ。
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