【フィールドホッケー】中村航司2023/24 ドイツ・Bundesliga2部 後半シーズン終了 結果報告
こんにちは、フィールドホッケーブンデスリーガーの中村航司です。
2023年9月から2024年6月にかけて、Bundesliga2部に出場させていただきました。
全シーズンを終えましたので、その結果をご報告いたします。
1、リーグ概要
【リーグ名】Bundesliga2部
【日程】
前半シーズン: 2023年9月16日(土)〜2023年10月29日(日)
後半シーズン: 2024年4月13日(土)〜2024年6月9日(日)
【目標】
Bundesliga2部 5位
※前半リーグを10チーム中8位で終え、現実的に狙える最高順位としてこちらを目標としました。
ドイツリーグの分類について: リンク
ブンデスリーガ前半シーズン結果報告(所属クラブ、地域の環境情報込み): リンク
2、前半シーズンからの変化
1.活動環境の基盤強化
前半シーズン後に日本に帰国し、更に競技に専念できる環境を構築するために活動を支援いただく企業様、支援者様からのサポートを更に手厚くしていただきました。
その結果、より競技に専念することができるだけでなく、質の高いパフォーマンスに繋がるサポートを得られるようになりました。
2.選手層の変化
日本とは大きく異なる点として、学業および職場環境の影響で前半シーズンと後半シーズンで大きくメンバーが異なる場合があります。
今回、私のチームでは5人の選手が入れ替わりました。1人は全独優勝やオランダ1部でのプレー経験を持つ選手も加入しました。また、前半シーズンでは主力選手の怪我により4,5人の代表経験(世代別含む)のある選手が出場できていませんでしたが、彼らが復帰して大幅にレベルが向上した状態で後半シーズンを迎えることができました。
3.プレシーズンからの参加
個人としては、開幕戦の6週間前からプレシーズンに合流できました。チームビルディングを目的とした遠征や1部でプレーするチームとの対戦を通じて、非常に有意義な準備期間を過ごしました。
その上で、後半シーズンの結果は以下の通りです。
3、リーグ結果
所属チーム: Düsseldorfer HC
最終結果 (10チーム中)
前半シーズン: 8位
勝ち点: 9 (首位との差13)
1勝3敗5分 (SO1勝4敗)
後半シーズン: 2位
勝ち点: 21 (首位との差2)
7勝2敗
シーズン全体: 5位
勝ち点: 30 (首位との差15)
8勝5敗5分 (SO1勝4敗)
後半シーズン試合結果詳細
日付 | 対戦相手 | 結果 | 前回結果 |
---|---|---|---|
2024年4月20日 | Schwarz Weiss Neuss | ×1:3 | × 4:2 |
2024年4月27日 | Großflottbeker THGC | ×2:4 | × 0:2 |
2024年4月28日 | Klipper THC Hamburg | ○4:2 | ▼ 2:2 (SO 4:5) |
2024年5月4日 | DSD Düsseldorf | ○3:2 | 1:1 (SO 1:3) |
2024年5月11日 | DHC Hannover | ○4:2 | ○ 6:1 |
2024年5月26日 | Blau Weiss Köln | ○5:2 | ▼ 3:3 (SO 7:5) |
2024年6月1日 | Schwarz Weiss Köln | ○6:3 | × 1:2 |
2024年6月8日 | Marienburger SC | ○3:2 | ▼ 2:2 (SO 3:5) |
2024年6月9日 | Aachener HC | ○4:2 | ▼ 1:1 (SO 2:3) |
前半シーズンは、9試合中5試合が引き分けという悔しい結果でしたが、後半シーズンは開幕から2連敗するも、チームを立て直して7連勝で終えることができました。
後半シーズンだけの戦績であれば全体2位の結果です。 他の全てのチームは前半と後半とでは1位前後の変化に対して当クラブでは6位も上げる変化ぶりでした。 昨シーズンから振り返ってみて、1,2,3部いずれも日本にはない勝ち点が非常に僅差で本当にどこが勝つか分からないリーグの結果となりました。
4、後半シーズンを振り返って
クラブとしては、インドアシーズンを1部から降格する形となり、アウトドアも3部に降格してしまうのではないかというとても危機的状況でした。
チームとしても更にチーム同士での関係を深めていくところから入り、毎週にチームミーティングを積み重ねながら戦術理解だけでなくチームとしてどうあるべきかを問い続けるシーズンとなりました。
ちょうどそのどん底からの這い上がり見せたシーズンになったと思います。
そして、海外という環境で競争が激化する中で個人としても苦悩を実感する機会にもなりました。
特に以下の2点です。
①Feelingの獲得
最低限の戦術的な論理は必要ですが、Feelingもかなり重視するため非言語の領域をどう自分らしく精度を上げていくかが試されました。コミュニケーションの側面でも答えをもらうというよりFeelingを大切にしなさいという場面にもよく直面しました。
②ドイツ語による詳細の把握
ドイツ語が中心となるミーティングが多くなることで、詳細が追いきれなくなりました。
やることが分かっていても「なぜこれをやるのか」という理解が浅く、より精度の高い情報として機能しにくかったです。
レベルが上がれば上がるほど、技術やフィジカルよりも脳の素早い処理による判断と選択が求められるため、言語が最も重要になることを改めて実感しました。
挙げればきりがありませんが、以上が今現在の伸び代です。
海外の高い競技環境に飛び込むことで揉まれながらたくさんの学びを得ることができました。
5、おわりに
最後にこれまで支えてくださったホッケー関係者、活動資金をサポートしてくださった支援者の皆様、温かく迎えてくださったクラブの関係者様、本当にありがとうございました。
前回から3部から2部へステップアップをすることで、海外の激しい競争環境の中でたくさんの学びと成長を得ることができました。そして、来季は、ブンデスリーガ1部グループリーグ首位でもあるUhlenhorst Mülheimの2軍チームからのプレーが実現できそうです。
これまでの応援を力に最高の競技人生を締めくくれたらと思います。
ここで改めて今回ご支援いただきました数々の企業様、個人の皆様を感謝を込めてご紹介をさせていただきます。
~スポンサー企業~
▼葉山一色接骨院鍼灸整骨院グループ/FRSスタジオ/深部整体
本活動におけるメインスポンサー様。業界最高水準の技術と従業員待遇の維持向上を第一を目指した企業。活動支援はもちろん身体のケアにおいてもサポートいただいております。
▼メトロ東京ホッケーアンドアスリートクラブ
日本での所属ホッケークラブ。日本で最大級の規模を誇るホッケークラブ。独立してからの難しい競技環境の後押しをしていただいております。
▼大東建設不動産株式会社 代表取締役/トライスポーツ運動会 実行委員長 松村謙一郎様
ホッケーと近いルーツを持つ競技クリケットにおいて、日本て多大な実績をお持ちの方。
活動のご支援だけでなく、競技普及や活動環境構築において、様々な相談に乗っていただいております。
▼株式会社イノセス/アスビジ
企業向けにスポーツ領域を強みとしてブランディング事業を行っており、ブランディングの観点からアスリートのサポートもしています。アスリートにとってのビジネススキルを構築、スポンサー獲得における手助けをしていただいております。
▼株式会社スポスタ
アスリート人生に必要なすべてのものを一つにをコンセプトに活動している企業。選手専用のHPの起用及び運営させていただいております。
▼カラーコンサルティングMichel 山本邦子様
バドミントンでの7回の世界タイトルを獲得経験、色彩に関する専門的な観点からメンタルサポートをしていただいております。
▼株式会社サムライフ/一般社団法人日本予防医学マイスター協会
予防医学の力で健康を守るを理念に健康サポートをしている企業。悩んでいた海外の慣れない食事環境を健康補助食品のご提供と食に関する専門知識によってサポートいただいております。
▼スポーツファーマシスト/篠木真帆様
スポーツを通じて自己管理ができる人を育てていくをテーマにスポーツ栄養、食育、遺伝子検査を元に多角的な面からサポート。日々の健康に欠かせない食品のご提供と食事管理をサポートいただいております。
▼planperllar/横山紀和様
経営、家庭の3足のわらじを両立を体現されており、競技パフォーマンス、キャリア戦略におけるサポートをしていただいております。
▼ベースフード株式会社
「主食を イノベーションし、健康をあたりまえに」を理念に完全栄養の主食を展開。練習前、小腹が空いた時に欠かせない完全栄養食をご提供いただいております。
▼ステップフォワード株式会社
フィリピンのマニラにあるBonifacio Global Cityから、あなたにぴったりの学習プログラムと、優秀で親しみのある講師陣による濃密な学びの機会を提供。オンライン英会話サービスによって語学学習のサポートをしていただいております。
▼a2network株式会社
日本も世界もボーダーレスで利用できるモバイルWiFi「スカイベリーⓇ」や、通信冗長化ソリューション「スカイベリーproⓇ」等のサービスを展開し、「繋ぐ」をテーマに人々の様々なライフスタイルをサポートしています。」活動支援として、「スカイベリーⓇ WiFi」をご提供いただき、海外でも大変快適な通信環境をサポートいただいております。
https://jp.skyberry.me/
▼日本予防医薬株式会社
研究予算約15億円!産官学連携プロジェクトより生まれた「イミダペプチド」による日々のエネルギーを持続させるための栄養補助食品をご提供いただいております。
▼JAPAN UNITED株式会社
スポーツ選手を専門にマネジメント業務/契約交渉からスポーツビジネスに関する業務全般を担う法律事務所。競技及び事業活動におけるトラブルや競技環境構築におけるサポートをしていただいております。
▼FHE shibuya
東京と大阪に拠点を構える日本発のホッケー用品専門店。ホッケー競技において主に必要な用具の全てのご提供、業界に関する悩みに関してもサポートいただいております。
▼フラッグスポンサー支援企業様
▼有限会社早田建設
富山県小矢部市にある80年の歴史を誇る建築会社。実家の隣に位置しており、数々のホッケー選手やホッケーの応援をしています。私個人としても活動支援をしていただいております。
▼オフィスエンカレッジ/銀座コーチングスクール富山校 中村慎一様
未来に向けた「オリジナルな行動」引き出すコミュニケーション型コーチング。 同郷富山にてコーチングだけでなく、アイスホッケーの発展に向けて尽力されています。豊富な経験と知識によるコーチングによって複雑な問題解決をサポートしていただいております。
▼株式会社カルデックスエンターテイメント
お客様の夢にワクワクをご提案する!を理念とした地元富山県の映像制作会社。動画配信における運用方法や富山でもコネクション作りにおいてもサポートいただいております。
▼ 株式会社BAKUAGE
マイナー競技認知度爆上祭を運営している企業。スポーツ業界において応援いただくための考え方やコンテンツ作り、企画立案についてサポートいただいております。
▼株式会社サンクト・ジャパン
運動促進改革を理念にスポーツ機器、スポーツ用品の販売を行い企業。多機能なループバンドによってトレーニングの補強、コンディショニングをサポートいただいております。
▼BAYERN SPORTS
地元富山県小矢部市にあるドイツにルーツを持つホッケーショップ。今回における活動支援をしていただいております。
▼一般社団法人NinjaTAG協会
レーザー手裏剣を使用した次世代忍者スポーツ「e-NINJA」を考案し、普及活動を行っている団体。競技にかける情熱に共感いただき活動支援をしていただいております。
▼一般社団法人日本ワーキングホリデー協会
10万人のワーホリを創造を目指す協会。海外渡航における悩みに関するサポートをしていただいております。
▼一般社団法人 日本アイケアセラピスト協会
目を酷使する現代人のためのメソッド「瞳の癒®︎」を展開する協会。視覚に関する悩みのサポートをしており、今回の活動支援をしていただいております。
▼Cafeゆるーり
子育てママが「ホッ。•ᴗ•。」とする空間。カラダと心の健康に配慮した運営、TUNAGI(グリーンコーヒー)の販売、教育支援を行い、全国の子育て社会問題を解消する活動から支援をしていただいております。
https://cafe-yururi.jp/
https://www.youtube.com/watch?v=LV1axzCNBJs
▼しながわラグビー
ホッケーの強化指定地区である品川区にてラグビーチームの運営。今回の活動支援をしていただいております。
▼縁TRANCE/一般社団法人日本スポーツコミュニティ協会
スポーツで「心」をつなぐを理念に展開するスポーツコミュニティ。競技活動を後押しを繋がりの力でサポートいただいております。
▼ユニコーン
父の古書販売を主な生業とした家業。いつも苦しい時にサポートいただいております。
▼Kプロデュース株式会社/findfc/一般社団法人国際アスリートサポート協会
アスリートメディア、キャスティング、キャリア支援などをアスリート支援に特化した事業を展開。アスリートとして活動を継続する上で必要な素養や考え方、キャッシュを生み出すサポート全般をしていただいております。
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