日本初のアスリートと企業の「相互支援型の社会貢献活動」となるAthTAGによるピッチコンテスト『AthTAG GENKIDAMA AWARD 2023』が21日、都内で行われた。柔道・野村忠宏氏、テニス・伊達公子氏、野球・古田敦也氏、バドミントン・潮田玲子氏らレジェンドアスリートがゲスト参加し、大賞には陸上100mの本郷汰樹選手が選ばれた。
AthReebo株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:金沢景敏)は、日本初※のアスリートと企業の『相互支援型の社会貢献活動』となるAthTAGによるピッチコンテスト「AthTAG GENKIDAMA AWARD 2023」を11月21日(火)に有明セントラルタワーホール&カンファレンスで開催。この度、最終審査となるプレゼンテーションに登壇する、世界を目指す現役アスリート“ミライアスリート”8人ががプレゼンレーションを行い、2023年度のNo.1アスリートを決定した。
最終審査のエントリーしたミライアスリート
「ミライアスリート」とは、AthTAG GENKIDAMA AWARDに集う、世界を目指すジュニアを含む現役アスリート。次の時代を作る“未来”のアスリートとしてその名を称しました。
トランポリン 海野 大透(2000年生まれ)
静岡県静岡市出身。トランポリン日本代表として、2022年ワールドカップイタリア大会シンクロで優勝。2023年ワールドカップポルトガル大会 個人8位、シンクロ3位、同年ワールドカップアメリカ大会では個人10位、シンクロ優勝。現在はパリオリンピックレースであるワールドカップシリーズへ参戦中。株式会社サン所属。実家の静岡トランポリンクラブから母校の静岡産業大学へ先日移籍。
水泳 江戸 勇馬(1993年生まれ)
大阪府出身。中京大学卒業後、愛知県の八神製作所に所属し競技活動を継続。選手を続ける 傍らパーソナルトレーナーをしてジュニアスイマー、マスターズスイマーに指導を行っている。2015年日本学生選手権 優勝。2018年世界短水路日本代表。2019年JAPANOPEN2位/2019年日本短水路選手権 優勝/2023日本短水路選手権 準優勝。所属はTEAM liv。
マウンテンバイク 北林 力(1999年生まれ)
長野県の白馬村出身。日本自転車競技連盟強化指定選手として2022アジア選手権 優勝、MTB全日本選手権2023 XCO男子優勝。今はマウンテンバイクのワールドカップを主に転戦しています。今回のアワードで新たに色んな方に出会い僕の活動の幅を広げるキッカケができると思っているので楽しみにしています。Athlete Farm SPECIALIZED所属。
トランポリン 中村 優希(1998年生まれ)
10歳から競技をはじめる。2022年の国体少年成年共通女子準優勝。東京五輪は前十字靭帯断裂の怪我を負い国内選考落ち。現在は怪我から復帰しパリ五輪でトランポリン競技初のメダル獲得を目標に活動中。五輪後に女性アスリートが競技を楽しみ、輝ける環境を創る活動をすることを見据え、現在は競技と仕事の2足の草鞋を履いて活動。フリーエアースポーツクラブ所属。
陸上100m 本郷 汰樹(1999年生まれ)
愛知県名古屋市出身。愛知県立瑞陵高校の陸上部で短距離を始める。高校卒業後、立命館大学、名古屋大学大学院に進学し、名大院2年時に学生歴代9位タイである10秒12をマークする。2023年日本選手権 5位入賞。好きな食べ物は地元のタイ料理屋のタイカレー。株式会社オノテック所属。
フェンシング 松本 龍(2002年生まれ)
埼玉県鴻巣市出身。フェンシングの日本代表として、2022杭州アジア競技大会 男子エペ団体の金メダリスト。2023年全日本選手権大会の男子個人では初優勝を果たす。現在は2024年パリオリンピックで金メダル獲得に向けて日々活動を続けている。日本大学文理学部体育学科の3年生。
ライフセーバー 三井 結里花(1992年生まれ)
ライフセービング日本代表ママアスリート。2019年まで全日本選手権9連覇。2021年11月に出産後、わずか半年で世界選手権への出場権を獲得し、競技に復活。2022年ISA世界選手権パドルボードで世界一を達成。2023年の同大会でも優勝し二連覇を成し遂げた。将来「ライフセーバーが必要とされない海」の実現を目指して活動中。
フェンシング 山田 優(1994年生まれ)
三重県鳥羽市出身。フェンシング日本代表として、2020ブダペストグランプリ 男子エペ個人優勝、2020東京オリンピック 男子エペ団体、2022杭州アジア競技大会 男子エペ団体の金メダリスト。アジア競技大会では2018年ジャカルタに続き2大会連続で金メダルを獲得。座右の銘は「好きこそがすべて」。株式会社山一商事所属。
大賞は、陸上100mの本郷汰樹選手の手に
大賞には陸上100mの本郷汰樹選手(名古屋大学大学院)が選ばれた。
大賞のほか、AthTAG副賞にライフセーバーの三井結里花選手、野村忠宏賞に柔道の服部辰成選手、伊達公子賞にテニスの石井心菜選手を表彰。AthTAG大賞は100万円、各賞合わせて総額400万円がトレーニングや大会遠征などの活動応援費として授与された。
レジェンドアスリートたちの声
100メートルで9秒台を出すとプレゼンで宣言していた本郷選手について、野村は「本郷選手は巻き込む力があって、プレゼンに聞き入りました。もちろん、10秒の壁を破るというのは、本当になかなかハードルが高いし、並み大抵のことじゃないと思うけど、本郷選手はやるんじゃねえのって思わせてくれた。その力を信じてね、我々は応援していきたいなと思います。頑張ってください」とエールを送った。
また伊達は「本当にハードルが高いとはいえ、だからこそ、やるだけの価値がある。そしてこの先の未来に十分可能性を感じられた」と期待を寄せると、古田は「やっぱり競技の魅力以外に、本人の魅力を伝えて、応援してみたいなと思わせる力もアスリートにとって必要だということを、改めて感じられる機会でした。おめでとうございます」と祝福した。
潮田も「何度もプレゼンの中で皆さんをワクワクさせたいんだとおっしゃっていましたが、ここで大賞を取ったということは、本郷選手にワクワクする気持ちが想像できたと思う。だからこそ、皆さんの期待を裏切ることなく、精一杯頑張って私たちをワクワクさせてください!」と鼓舞していた。
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