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親の関わり方が子どものプレーの伸び方に影響する?!〜メンタルトレーニングから学ぶ理想の親子の関係性〜

 

海外のローカルチームでソフトボールをしながら、日本代表選手を目指すアスリートライターの本庄遥(@number_1h)です。→アスリートライターとは?

 

「私の子どもならこれくらいならできるはず。」

「なんでこんなことができないの。」

 

自分の子どもがスポーツをしているのを見ると、どうしても結果ばかりを見てしまいがちで他の子たちができているのに、自分の子はなんでできないんだろう…と比べてしまうこともありますよね。

しかし、良かれと思って子どもに指導したり、アドバイスをしたことがかえって子どもを傷つけたり、パフォーマンスが上がらない原因になることもあります。

特に、親御さんがプレーしたことのある競技、トッププレイヤーとしてバリバリやっていた場合には、当時の自分と重ねてしまい、キツく怒ってしまうケースもあります。

とはいっても、「どうやって子どもに接すれば良いのか」がわからない親御さんも多いかと思います。

今回は、そんな方かたたちに少しでも子どもに接する方法を知ってもらうために、たまきん会にてメンタルトレーニンナー兼ビーチテニス日本代表の中嶋さん、今回の主催者玉置さん、そしてグラフィックレコーダーを描いていただいたののさんを中心に、親子の関わり方、コーチと親子の関係性についてまとめました。

 

結果を褒めるのではなく、その過程を褒める

これは、教育の分野でも大切なことですが、子どもが頑張っていることはどうしても結果を褒めがちです。

しかし、結果を褒めることをしてしまうと、結果が出なかったときに褒めることを一切しなくなってしまいます。

ですが、目標に向かって頑張っていることを褒めるとどうでしょうか?

常に頑張っていることを褒めてもらう、応援してもらうことで子どもはもっと頑張ろうと自然と思えるようになったり、親御さんとも競技の話をするようになります。

親子の関係性がよくなればなるほど、子どももモチベーションに繋がってパフォーマンスも上がりやすくなるそうです。

 

幼い頃から技術に対して口出しをしない

幼い頃は、親御さんが思っている以上に子どもができないことも多く、

「もっとここをこうしなさい!」

と口出ししてしまうことも多いです。

しかし、小学生までは技術面よりも人間性、競技自体を楽しむことが大前提です。

好きこそものの上手なりということわざがあるように、その競技自体を好きになってしまえばこれからどんどん伸びます。

 

また、チームの方針に逆らわないことも大切です。

もちろん虐待や過度な練習をさせていると感じる場合等は別問題ですが、監督、コーチの方と親御さんが話し合って方針を理解して、チームに方針を任せるかたちが理想的です。

もし親御さんが監督、コーチの悪口を言ったり方針と全く逆のことをしてしまうと、子どもが混乱してしまいます。

 

たまきん会主催者の玉置さんもセパタクロー教室をしていて、技術を詰め込んだりするのではなく、子どもたちが伸び伸びとできる環境をつくったり、いろんな競技をしている人やコーチを招いてとにかく体験を増やしてい機会をつくっています。

いますぐに競技をうまくなりたい、という人には向いていないかもしれません。

玉置さんが大切にしていることは、いますぐに上手くなってもらうことよりも

「まず競技を楽しんでもらって好きになってもらうこと」です。

そうすることで、今教えている生徒さんたちが今後日本代表を目指して中学、高校でもセパタクローを続けたり、普及活動にもなるからです。

こういう活動をしているときに、口出しされることがないのか気になって聞いたところ、玉置さんは、どういう方針でクラブを運営していくかを前もって親御さんたちに伝えているそうです。

親御さんにも恵まれているとおっしゃる玉置さん。

そういう親御さんへの配慮、子どもたちへの思いが伝わり、より円滑にセパタクロー教室が回っているんだろうなと感じました。

 

また、今回グラフィックレコードを書いてくださったののさんも子どもたちに指導されており、

「私と子どもたちの関わり方を見てください」

と事前に親御さんたちに伝えて、どういう関わり方をすれば子どもたちが伸びるのか、どのような関わり方が親子の関係性としてベストなのかを感じてもらうそうです。

そうすることによって、親御さんたちも子どもとの関わり方を学ぶことができます。

 

指導者の方の中にも、子どもたちが思うように上手くならなくてキツく怒ってしまう人も中にはいると思います。

しかし、一度自分の胸に手を置いて

「本当に子どもたちにとってこの方針がいいのか」

「過度に期待してしまっていないか」

をもう一度考え直すことも大切ですね。

 

ぜひ、玉置さんやののさんのご指導の仕方を参考にしてみてくださいね。

 

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