海外のローカルチームでソフトボールをしながら、日本代表選手を目指すアスリートライターの本庄遥(@number_1h)です。→アスリートライターとは?
先日行われたたまきん会。
終盤に差し掛かったとき、筋トレ✖️エンジニアとして活動する遠藤さんが
「スポーツって結局、スポーツエンターテイメントだよね。」
「今回の会議、3人くらいがずっと話して周りの人はほとんど聞いているだけの状態…正直これってエンターテイメントとしてはよくないことだよね。」
と言葉を放たれたとき、そこにいた多くのメンバーがハッとしました。
ここにいたメンバーの多くは普及活動をしたり、起業したりいろんな役員として活動しているにも関わらず、実際の会議でみんなが発言しやすいように工夫したり、お互い突っ込みたくなるような話を振ることを十分にできていませんでした。
私自身も、良かれと思ってアドバイスをしたり、自分から積極的に話をしていましたが、それだけではダメだと気付かされた瞬間でした。
今回の会議の反省点と改善
「スポーツをしている人方の多くは、内省する人が多いと思いますが…」
と話し始めた遠藤さん。
確かにスポーツをしている人(特にメジャースポーツをしている人)の多くは、自分の目標に向かって突き進んでいく中で内省する人は多いのですが、スポーツをエンターテイメントだと考え、スポーツを盛り上げるためにはどうしたら良いのかを考える人は意外と少ないです。
その理由として大きくあげられるのは、「自分が結果を出せばお金がもらえる」という仕組みの中で戦っているからです。
しかしながら、スポーツを見ている人に楽しんでもらうということには目を向けられていません。
もし、スポーツを盛り上げようと思うのであれば
「実況を入れてみたらどうか」
「もう少しルールをわかりやすいように工夫できないか」
「試合を見にきてもらえるように各選手のキャラクターが書いてあるパンフレットを作れないか」
といった意見が、選手から出てきてもおかしくありません。
しかし、今回の会議ではほとんどの選手がマイナー競技をしている、あるいは自分のやりたいことを試行錯誤しながら活動していました。
その中で実際に中心として話していたのは、3人〜4人。
話さなかった人もずっと話し続けていた人も、お互いの意識改革が必要だと思ったタイミングでした。
スポーツをエンターテインメントに。
スポーツをよりよくしていくためには、まず
「周りの人を楽しませることが大切」です。
遠藤さんが上記のことをこのように例えていました。
「会議とかでプレゼンする人いますよね。あれで『ご静聴ありがとうございました。』って拍手で終わるってことはプレゼンを聞いてもらってる人を楽しませたり、面白く感じさせたりできていない証拠なんですよね。そもそもいいプレゼンっていうのは傍聴席の人たちと一緒に考えたり議論したりしていく場なので。」
これをスポーツに例えると、私たちアスリートはプレゼンをする側。(パフォーマンスをするという意味で)
相手にいかに楽しんでもらうか、この試合が面白い、もっと見たいと思ってもらうかが大切ということです。
前回の記事で、マネージャーはチームのエースだという意義についてお話しした際に「コーチング」という言葉が出てきました。
アスリートも自分がなぜそのスポーツをしているのか、本当はどんな風に競技と向き合っていくべきなのかを考える必要があります。
スポーツエンターテイメントという概念を頭に置いておくことで、どうすれば自分がやっている競技が盛り上がるのかを自ずと考える力がつくようになります。
相手のことを思いやる力
今回の会議では、スポーツエンターテインメントとしてスポーツを考えていくことだけでなく、周りの人、話している相手に楽しませる、面白いと思ってもらえる(interesting という意味合いで)ことは、普段から相手のことを思いやる力とイコールになるのではないでしょうか?
少し話は逸れますが、飲み会やイベント毎にみんなを楽しませる役をするのが得意な人っていますよね。
ああいう方は、もちろん自分自身が「人を楽しませるのが好き」という方も中にはいますが、それ以上に相手のことを観察し、誰1人悲しい顔をしていない、面白そうな顔をしていない人が出ないように周りを思いやることができています。
今回は、たまきん会を通して「相手を思いやる心をお互いもつともっといい会になる」ことを学ぶことができました。
最後に
玉置さんをはじめとして、Find-FCには積極的に活動する人がたくさんいます。
自分が足りていないところをお互い補える関係があり、相談を投げかけるとその相談に対して親身に向き合ってくれる仲間がいます。
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