こんにちは!現在オーストラリア・メルボルンで競技チアリーディングの選手として世界一を目指している笠原園花です。
海外アスリートインタビューシリーズも第3回目となりました。
前回までのシリーズ、
海外でスポーツをしたいアスリート必見!海外でスポーツをするアスリートが取得しているビザは?
こちらの記事はご覧いただけましたか?
さて、今回は、シリーズ1、2を踏まえ、実際に海外で活動していたアスリート語る「渡航前に準備しておくべきこと」についてお伝えします。
英語以外の語学習得
インタビューの中で一番多かったのが「英語以外の語学習得」です。多くのアスリートが「英語ができれば大丈夫だろう」と海外に渡航しますが、渡航先で英語が全く通じない……という経験をしているようです。
「南米では予想以上に英語が通じなかった。ワンツースリーという簡単な単語すら通じず……」
「ベルギーでは、トイレの男女表示が“H”と“D”だったため最初はどっちがどっちだかわからなかった」
「スペインでのステイ先がドミニカ語しか話さない家庭だった。」
簡単な数字や基本単語、食材名(アレルギーがあるなら特に!)は最低限、その国の公用語で学んでおくと渡航後スムーズです。
滞在資金の準備
前回の記事 海外でのスポーツ経験があるアスリート達が語る「覚悟すべきこと」 でもありましたが、金銭面での準備が重要とアスリート達は語ります。
「日本より物価が高く、お金が飛ぶように消えていった」
「渡航先にもダイソーがあったが、日本と同じ品物が300円くらいで売られていた」
と、日本より物価が高い国に渡航する際は滞在資金の事前準備が鍵となりそうです。
また、「渡航前にクラウドファンディングやスポンサーの募集を積極的に行なっていたのが良かった」
と滞在資金を事前に準備していたアスリートは現地での苦労が軽減されているようです。
自分が普段使用している薬の準備
「薬」の準備も重要だとアスリート達は語ります。海外でも多くの種類の薬が販売されていますが、普段から使用している飲み薬や塗り薬がある場合は日本から持参した方がいいでしょう。
「海外の風邪薬の効果が強すぎて、逆に体調を崩してしまった」
という声もあがりました。
また、「漢方は海外での購入が難しいので日本から持って行くべき」というアスリートもいました。購入ができたとしても価格が高い場合があるので、漢方を使っているアスリートは日本から持参するといいでしょう。
競技用道具の用意
競技に使用するシューズやグローブ、スキー板、防具などの道具は日本から持って方が良いといえるでしょう。少しでも現地での出費を抑えたいアスリートにとって、現地で新しく競技道具を購入するのはかなり痛い出費となります。
「現地で道具を購入しようとしたら、思っていたより高かった」
という声もありました。海外で購入する場合は日本で購入するより高い場合があるため、現地での購入を考えているアスリートは事前に価格を調べておきましょう。
日本食の用意
海外でもアジアンショップや日本食ショップで日本食を手に入れることは可能ですが、価格が高いのが難点です。日本での価格の3倍にもなるといわれています。
「海外で買えないような美味しい出汁だけは持っていった」
というように、全てを日本から持っていく必要はありませんが、これだけは欠かせないという日本食があれば持参するといいでしょう。
海外保険の準備
忘れてはならないのが、保険の準備です。日本でも同じですが、アスリートにとって練習中の怪我はつきものです。また、生活環境の変化により急な体調不良を引き起こす場合もあります。
「渡航先で救急車を呼ばなければいけないような怪我をしてしまったが、全額補償の保険に入っていたおかげで費用を最小に抑えられた」
というアスリートもいるように、万が一のために保険への加入は必須です。
また、スポーツの内容によっては、対象外となる保険もあるため、事前に保険会社に問い合わせしておくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?日本で準備できるコトやモノはしっかりと準備をして渡航し、アスリートとして充実した海外生活を送れるようにしてください!
今回インタビューに協力してくれたアスリート達
オーストラリア
ボリビア
カナダ
スペイン
ニュージーランド