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【アスリートインタビュー】2026年ミラノオリンピックで日本代表を目指すスキージャンプ・早稲田大学 池田光希選手の魅力に迫る!

みなさんこんにちは!女子サッカーをしている大宮玲央奈です。

今回のピックアップアスリートは、スキージャンプの池田光希選手です!

自己紹介

ーーーまずは自己紹介をお願いします。

初めまして。
現在早稲田大学スポーツ科学部、スポーツ科学科、スキー部に所属してる1年の池田光希です!
スキージャンプをやっておりまして、小学校2年生から始めて11年目になります。

ーーー本日はよろしくお願いします!

こちらこそ、よろしくお願いします。

きっかけは高梨沙羅選手のお父さん?!

ーーー早速ですが、スキージャンプを始めたきっかけを教えてください。

高梨沙羅さんと同郷ということもあって、高梨沙羅さんのお父さんからお声がけいただいたことがきっかけでした。

ーーーきっかけがすごいです!!!(笑)

私の父と沙羅さんのお父さんが、元々仕事の関係で知り合いだったんです。そのご縁もあってという感じでした。

それまではスキーをやったこともなかったですし、スキージャンプという競技があることも知らなかったです(笑)

ーーーある日突然始めることになったんですね!

知らない間にゴールデンウィークに大きなスキー場にいくことになって、連れて行かれて、翌週にはもうジャンプ台に乗ったという感じでした。
とんとん拍子にことが進んでいき、あっという間に25メートルを飛ぶことになっていました。

恐怖心と、コーチの後押しから始まったスキージャンプ

ーーー始めてのジャンプ、恐怖心はなかったんですか?

ここだけの話、ほぼ半強制だったので、飛びたくないけど飛ばないといけない状況でした。
始めて飛ぶ時はやっぱり怖さが大きくて、自分から滑り出せなかったのですが、当時見てくれていたコーチが「何も考えずにいけー!」と後ろから私の背中を押して、スタートを切ってしまったんです(笑)

ーーーやるしかなかったんですね!着地は無事だったんですか?!

やるしか選択肢はなかったですね。。
着地はうまくできなくて、お尻から滑り落ちていきました。

ーーー滑り出しから着地まで怖かったと思いますが、初めて飛んだ後どんな気持ちだったか覚えていますか?

ひたすら怖かったなぁ、、、という気持ちでした。
ただ、すぐに上から、「上がってこーい!!」と声が聞こえて、「あ、いかなきゃ」と考えさせる時間も与えてくれませんでした。
結果的にそれが良かったのだと思いますが。

下ではお母さんたちが、初めてのジャンプおめでとう!!と言ってくれているのに、上ではコーチが早く上がってこい!!と言っていて、やだ!!という気持ちで、小さい体で重い板を担いで階段を歩いて行きましたね(笑)

今考えれば、よく頑張ってやっていたなと思います(笑

ーーーコーチの色んな意味での後押しがあったからこそですね!(笑)

そうですね!
あの時コーチに背中を押してもらわなかったら、怖さが勝って自分からは飛べなかったと思います。

今ではバンジージャンプもやってみたいくらいになりました!

上達への一番の敵は、恐怖心

ーーー先ほどのエピソードからも、厳しいコーチだったんですかね。

厳しかったですね。
自分でもよくあんなに重たくて長い板を担いで、1日20本とか飛んでたなと思います。
本当にいっぱい飛びました。
上手くなるには恐怖心が一番の敵なので、慣れるしかなくて、そのためにはとにかく何も考えずにいっぱい飛べ!という感じでしたね。

ーーー荒治療に聞こえますが、説得力もありますね。

そうなんです。
それに加えて、最初の頃は小さくて足腰も弱かったので全然着地もできなくて、そこの悔しさもあってとにかくたくさん飛びましたね。

蟹玉チャーハンの力!

ーーー初めて着地が成功した時は、絶対に忘れられない記憶になりそうですね!

とてもよく覚えています!

ーーーミニエピソードがおありだとか、、?(笑)

そうなんですよ(笑)
ジャンプ台のすぐ近くに美味しい中華屋さんがあるんですけど、そこの中華屋さんの蟹玉チャーハンを食べたら着地できるようになるよ!と言われ、お昼ご飯に連れ行ってもらいました。
そこでしっかり蟹玉チャーハンを食べて、午後の練習に臨んだら、始まって1本目で着地できたんです。(笑)
蟹玉チャーハンパワーすごかったです!

ーーー成功するまでにどのくらいかかったんですか?

結構時間かかりましたね。
週末の練習で、1ヶ月以上はかかってしまったと思います。
他の同期の子たちは飛んだらすぐに着地できる子が多かったのですが、私はどうも上手くできなくて、とても時間がかかりました。

ーーーめげずに続けてこられたのが本当に素晴らしいです!

ありがとうございます!
何気に根性があったんだと思います。(笑)

以前の恐怖心、今では楽しみのひとつに

ーーー始まりは恐怖心が強かったと思いますが、今の池田選手にとってのスキージャンプの魅力を教えてください。

スキージャンプをやっている競技者からすると、時速80km〜90kmのスピードから空中へ飛び出した瞬間の浮遊感というか、ふわふわと浮く感覚がすごく楽しいです。
それプラス、誰よりも遠くへ飛べた時の嬉しさは何度も飛びたいなという感情を生みますね。

見ている人たちへスキージャンプの魅力を伝えるとしたら、上手い選手たちはジャンプ台の下の方まで飛んでくるので、そこがかっこいいと思います。
あとは、あまり注目されませんが実は空中姿勢って飛ぶ人によってスタイルが結構違うんです。
なのでそこも面白いポイントかなと思います!

ーーー最初は恐怖心だったであろうスピード感や浮遊感が、今では楽しさに変わっているんですね!

そうですね。
自分が大きくなるにつれて飛ぶ台も大きくなっていって、それに比例して空中に浮ける時間も長くなるので、楽しさに繋がっていきましたね。
ふわふわ〜と下から空気で浮いているなという感覚がわかるので、バランスとかも繊細なのですが、今ではそこも楽しみの一つになりました。

ーーー私も空中の浮遊感を1度は味わってみたいなと思いました!

そうですね、ぜひ味わってほしいです!
ただ、個人的にはスキージャンプって、大人になってから始められる競技ではないとも思っています。
年齢を重ねると恐怖心に打ち勝つのって難しくなってくると思うんですよね。
小さい頃からやっているからこそ、恐怖心を好奇心で打ち勝てる時期に始めるからこそ、できる競技なのかなとも思っています。

 

日本代表になってメダルを獲得する

ーーー現在の活動状況を教えてください。

週末は飛びに行って、平日は部活のトレーニングルームでトレーニングをしたり自主練をしたりしています。

ーーー大きな大会がたくさんあるとお聞きしました。

12月に大事な大会が3つありました。
結果としては、
第53回名寄ピヤシリジャンプ大会兼第60回北海道新聞社杯ジャンプ大会 17位
第38回吉田杯ジャンプ大会 16位
第25回朝日ノルディックスキー大会 3位
でした。これらの大会で、目標の一つでもあったユニバーシアード代表に選出されました。

ーーー今後の目標

まずは今シーズンに開催されるユニバーシアード大会に出場して、日本チームとしてメダルを取ることが今シーズンの最大目標です。
12月の大会を経て、無事に選出されたのでここはクリアで、また新たな目標として、個人戦・女子団体・混合団体の3種目に出場するので、全ての種目で金メダルを取って帰ってきたいと思います!

将来的な目標としては、2026年にイタリアで開催されるミラノオリンピックで日本代表になってメダルを獲得することです。

ーーー目標達成に向けた課題等ありますか

私の弱点であるジャンプの飛び出しは、改善しなければいけない課題です。
自分に合ったジャンプの仕方を見つけることですね。
あとはルールをしっかり把握し続けることですかね。

ーーールールですか、、?

ルールが細かくて、よく変わったりするんです。
ジャンプスーツ着て体重を測定して足りなかったら失格になってしまったり、ジャンプスーツを着た時に自分の体から2cm以上伸びたら失格になるのですが、人の手で測るので引っ張る人によって力加減が変わったり、ブーツも規定以上の厚さがあれば失格になったりと、本当にたくさんルールがあるんです。
そしてそのルールも毎年コロコロ変わるんです。

大抵、飛んだ後にランダムでチェックされる人が選ばれるので、結構シビアですね。

ーーーそこまで細かいルールがあるとは知りませんでした。自然現象が大きく左右するスポーツだと難しいですね。

最近だと国内の試合でも厳しくなってきていて、中学生の子たちも結構失格になってしまっている話を聞いて、競技が難しくなってきていると感じます。
板を履く上で決まっている体重より下回っていたらアウトなので、体重計は常に持ち歩いていますし、管理も大変で、繊細な競技だと思います。

忘れぬうちにではなく、今すぐやりたい、よしやろう!

ーーー池田選手の強みを教えてください。

競技面での強みは、助走の時にワールドカップだったり、オリンピック選手にも負けないスピードを出せることと、空中姿勢が安定していることです。

普段から負けず嫌いで、ひとつのことを始めたら自分がその目標を達成するまではそれをやり続ける忍耐力はありますね。
好奇心も旺盛だと思います。

ーーー趣味とか今ハマっていることはありますか?

趣味は音楽を聴いたり、あとは自転車に乗ったりするのも好きです!

この前も自転車でヒルクライムに行ってきました。
その道中でカモシカがいたので、カモシカだ!と思って目があってそのまま自転車を漕いでいたら、そのカモシカが睨まれたと思ったのか、横からドーンと突っ込んできて横転しました。
そんなハプニングもあったりしますが、趣味とトレーニングどっちも兼ねてるので、効率いいんですよね(笑)

ーーーFind-FCのアスリート自転車好き多いような気がします!

高校生の頃から隣の隣の隣町まで行ってみたりだったり、この前もスキー部の同期の子と、所沢から川越までママチャリで弾丸で行ったりもしました。

ーーー行動力すごいです!

思い立ったらすぐにやりたくなってしまうんですよね!
忘れぬうちにというよりかは、今すぐやりたい、よしやろう!というスタンスですね。
周りの友達も行動力とフットワークが軽い人が多いので、良い刺激を受けています!

ーーーきっと池田選手のお友達も、池田選手の行動力に良い影響を受けていると思います!本日はどうもありがとうございました!!

あとがき

たとえ人よりも時間がかかってしまったとしても、やり続けることができる人は強い。
何度転んでも、より高く遠く綺麗に着地するまで諦めない池田選手は、心の強さを持ち合わせたアスリートだなと感じました。
目標を一つずつしっかりクリアして有言実行しているところも、同じアスリートして尊敬できます。
日々自分の体と向き合って、競技に全力を注いでいる笑顔が素敵な彼女の今後の活躍に注目です!

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池田 光希(スキージャンプ)

 

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