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【Krush.119】新美貴士選手が玖村修平選手、森坂陸選手を倒しフェザー級王座獲得!

第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント

「Krush.119」(11月27日、東京・後楽園ホール)で行われた「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で新美貴士(名古屋JKファクトリー)が決勝で森坂陸(エスジム)を破り、第5代王座に就いた。

新美は2018年8月のKrush名古屋大会からK-1ジャパングループに参戦。名古屋を拠点としていることもあり、K-1にも大阪と名古屋の大会に出場。そのなかで着実に実績を重ね、今回のトーナメントへの参加を果たした。

9月に行われた1回戦は対戦相手の知良が脱水症状で計量に不参加となったため不戦勝となっていた。

準決勝で優勝候補の玖村に判定勝ち

新美は準決勝では優勝候補の筆頭だった玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦。

試合は1R開始早々から新美がいきなりプレッシャーをかけ、玖村をコーナーに詰めてパンチの連打を放っていく。玖村は食らいながらも体勢を立て直しパンチ、右ミドルを返すが新美の連打は止まらない。終始プレッシャーをかけ続け、パンチの連打。玖村はガードをがっちりと固め反撃の機会をうかがうが、ガードの上からも削られていく。

2Rも新美のプレッシャーは止まらない。玖村のガードが固いとみるや、今度は右アッパーをヒットさせていく。しかし中盤、新美の動きがやや鈍ると玖村が反撃。右ストレート、右ハイを当てていく。玖村の右ストレートが立て続けにヒットするが、新美はそれでも前に出てパンチを放つ。

3Rも新美は武骨に前進。玖村もパンチを返すが新美が手数で圧倒。新美がコーナーに詰めるが玖村は前蹴り。なおも詰める新美だが、ここでバッティングで一時中断。

再開後も新美が前に出てパンチの連打。2Rから噴き出した鼻血がひどくなりながらも玖村もパンチから飛びヒザで反撃。ともに最後までパンチを放ち続ける中、試合終了のゴングが鳴った。

判定は小差ながらもジャッジ3者とも新美を支持。新美が決勝に駒を進めた。

第3試合◎第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R/玖村修平 vs 新美貴士 @ABEMA で無料配信中

死闘となった決勝は延長戦に

新美は1R開始から玖村戦同様、とにかく前進してパンチの連打。森坂は下がりながらもパンチ、ミドルを繰り出していく。そして足を使って連打は許さないものの、新美は追いかけ、パンチを顔面とボディーに散らしていく。しかし森坂は前蹴りで距離を取ってはパンチ、バックブローを繰り出していく

2Rも新美はプレッシャーをかけて前に出る。森坂は押し返しパンチ、キックを放つが、新美は下がらない。そして新美はパンチを上下に、そしてロー、ヒザと攻撃を散らしていく。森坂もなんとか前蹴りで距離を取ろうとするが、新美の前進は止まらない。

3Rも新美はガードを固めて距離を詰めてパンチの連打。森坂も押し返してはパンチ、ヒザ。やや動きが鈍った新美をロープに詰める場面もあったが、新美はすぐに復活。再びプレッシャーをかけて前に出てパンチ、ミドル。森坂のバックブローはがっちりガード。それでも終盤、森坂も下がらずパンチを放ち、打ち合いの中、3Rが終了。

判定はジャッジ1人が30-29で新美を支持も、残る2人がドローで試合は延長戦へ。

ダブルメインイベント第2試合(第8試合)第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R/森坂陸 vs 新美貴士 @ABEMA で無料配信中

「K-1のチャンピオンにもなる」

延長ラウンドも新美は武骨に前に出る。対する森坂も押されず、打ち合いとなる。新美は回転の速いパンチの連打にヒザ、ミドル。森坂はパンチの連打にロー、ミドル、バックブローで応戦。ここもジャッジの難しいラウンドとなったが、ジャッジ3者とも新美の有効打を評価し、判定は3-0で新美。新美が第5代フェザー級王座に就いた。

ダブルメインイベント第2試合(第8試合)第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R/森坂陸 vs 新美貴士 試合後 @ABEMA で無料配信中

新美は試合後のマイクで「判定までいっちゃって、森坂選手が強かったので倒せなくて。何とかチャンピオンになることができました。小森会長の作戦通りにやっただけなので、まだまだ僕は弱いので、強い上の人たちを倒して、もっと上に行きます。ABEMAで観戦してくれている妻と子どもに支えてもらって、今日もヤバかった時に顔が出てきたんで、いつもありがとう。これからもっと強くなって金持ちになって、K-1のチャンピオンにもなるんで応援よろしくお願いします」と話した。

試合後の会見では「本当に小森会長の作戦通りに僕は動いただけで、作戦通りにできたので結果がついてきたのかなって思っています。今、ほっとしています。僕にはそんなに技術がないので、距離を取ってとかで戦えないので、近めの距離でひたすら当たる攻撃を打ちまくるっていうことしかないので、ひたすらその練習をしてきました」などと試合を振り返った。

今後については「フェザー級って強い選手がまだいっぱいいるので、そういう選手たちを倒して。僕はK-1のベルトも狙っているので、そこを目指してこのベルトを守りつつ強い選手を倒していきたい」などと語った。

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