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パリ五輪への出場を目指すビーチバレー&スノー バレーボール選手 “クレイジーガール” 新井晴夏〜世界制覇へ〜

皆さんこんにちは。現在オーストラリア・メルボルンでチアリーディング選手として活動中の笠原園花です。さて、今回は、卒業後は海外も視野に入れて活動したいと意気込むビーチ&スノーバレーバレー選手の新井さんにお話を伺ってきました。ビーチバレーを始めたきっかけ、そして、今後叶えたい夢や目標に迫りました。

ビーチ&スノーバレーの両方をこなす新井選手

新井選手の自己紹介

1997年神奈川県生まれ。現在は海がある街、湘南にもキャンパスを構える産業能率大学に通う大学4年生。同大学のビーチバレー部に所属しキャプテンを務めている。学生ながら、日本でのビーチバレーの競技普及にも力を入れ、まさにビーチバレーをこよなく愛する選手だ。

元々はバレーボール選手だった


子供向けにバレーボールを教えている母親の影響もあり、幼少期からバレーボールに触れる機会が多かった。高校時代であった2013年と2014年には、高校バレーボールの最高峰である「春高バレー」の神奈川県予選で第3位という成績を残している。激戦区として有名な神奈川県で、これだけの成績をおさめられるのは素晴らしいことだ。しかし、いくらチームの成績が良くても、個人として良いパフォーマンスができていたわけではなかった。

辛い練習を回避するために始めたビーチバレー


高校時代の練習は、記憶をなくすこともあるくらい体力的にも精神的にも辛かった。また、試合でいい結果が出ないと追加練習を強いられることもしばしばあった。ひたすら走り込み、何百本にも及ぶスパイク練習、体育館の端から端までボールが打たれ、それを打ち返すという練習……それは「記憶がなくなるほど」辛いものであった。

そんな中、個人としての結果が出せていないことをコーチから言及され、突如「ビーチバレーの大会で好成績を残すこと」を言い渡された。もしここで成績を残せなかったら、また辛い練習が課されるかもしれない……。そう思うと、ビーチバレーの練習にも精が出た。何が何でも、勝たなければいけない。ビーチバレーの練習は、インドアのバレーボールとは異なり、屋外だ。暗くなってもボールが見えなくなるまでひたすら練習した

まさかのビーチバレーでの全国進出

「辛い追加練習はしたくない」これが唯一のモチベーションであったにもかかわらず、ビーチバレーの神奈川県予選で勝ち抜き、見事に全国大会出場を果たした。神奈川県からは56チーム参加の中、2チームしか全国進出ができない狭き門だ。さらに、この結果のもと、全国に8人しかいない強化選手にも選ばれることになった。これが、ビーチバレーに転向するきっかけとなった。

寝る暇がない多忙な大学生活

 

大学では、ビーチバレーを本格的に行うため、キャンパス内にビーチバレーコートを構える産業能率大学に進学。日本バレーボール協会ビーチバレー強化委員会の川合庶指導員のもと、日々練習を行なっている。

大学の授業とビーチバレー、そしてアルバイトの全てをこなしているスケジュールはかなりハードだ。

平日は、
8時〜10時半 ビーチバレーの練習
11時〜16時 学校の授業
16時〜17時 キャンパス内ジムでトレーニング
18時〜23時 アルバイト
というまさに「寝る暇がない」生活を送っている。これに加え、学校の授業では課題も多い。プレゼンテーションの準備やレポート課題もこなさなければいけない。
また、休日は多くの場合ビーチバレーの試合が入る。

活躍するのは選手としてだけではない
選手としての活動はもちろんだが、日本での競技普及にも力を入れている。部活の外部コーチである高橋有紀子氏は2000年シドニーオリンピックでの日本代表を務めていた。コーチの当時の映像を見た際、その観客や声援の多さに驚いた。日本ではまだ認知度が低いが、オリンピックでの観客動員数は競技別で1位2位を争うほどの人気なのだ。「日本でももっと普及させ、多くの人に見てもらいたい」と思うようになったきっかけだ。

大学のビーチバレー部主催で大会を開催したり、小・中学生向けに教室を開いたり、ビーチバレーコートが新設される際にはそこでエキシビジョンマッチを行なったりしている。このような地道な活動を通して、まずは日本人がビーチバレーに触れる機会を作るように心がけている。

卒業後は海外も視野に


目標はオリンピックだーー。しかし、ビーチバレーの世界ではオリンピックは最高峰ではない。ワールドツアー5starだ。ここでのメダル獲得で正真正銘のビーチバレー女王になれる。そのため、今後は、海外選手と多く戦い、自身を鍛えることのできるビーチバレー大国のオーストラリアでの活動も視野に入れながら活動を行う。

オリンピック、そしてビーチバレー世界女王を目指して戦いは今始まるーー。

まとめ

「自分のプレーを見て『楽しかった!』『晴夏さんのような選手になりたい!』『バレーボールを辞めようとしたけど頑張って続けようと思います!』というような言葉を頂くのですが、私の競技での活躍が、知らないどこかで知らない誰かに元気を与えているんだなと実感します。世界を目指すモチベーションがそこにあります。」と力強く語る新井選手。海外からも、「Japan! Haruka!」「You are a crazy player!」「You made me really excited!」と声をかけてもらうこともある。

新井選手の活躍は日本にとどまることを知らない。ビーチ& スノー バレーボール選手として海外に飛び出し、日の丸を背負い活躍してくれること間違いなしだ。

新井晴夏選手を応援しよう!

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