こんにちは!海外サッカー選手の阿部速秀です。
緊急事態宣言も解け、更に身体鍛え上げていきます!!
今回はアイスクロスで世界進出を目指す齊藤俊基選手です。
氷上で激しくレースが行われるアイスクロス、今後の注目度の高いスポーツの1つです。
アイスクロス、齊藤選手にインタビュー!!
きっかけ
北海道釧路市出身。スケート靴を履き始めたのは4歳の頃で、兄2人と一緒に滑っていた。
北海道は冬になると小学校の校庭に天然のスケートリンクを作り、
毎日無料でスケートができる環境で育った。
兄がアイスホッケーをしていた影響もあり、アイスホッケーを始めた。
本格的に始めたのは小学生になってからで、同好会とクラブチームの両方に所属。
高校時代には、強豪だらけの北海道でアイスホッケーで
3年連続でインターハイに出場し、大学へ進学。
卒業後、社会人チームに所属。
10年程前に初めてアイスクロスの日本予選を告知するポスターを発見。
その時は「おもしろいスポーツがあるんだなぁ」と思っていた程度で、
アイスホッケーに夢中だった為予選に参加しようとは思わなかった。
それから5年が経ち、アイスクロスの世界大会がBSで放送されていた。
「これ数年前に見たポスターのやつだ!」と思い、
その時見たスピード感に魅了されて「出てみたい!」と思ったが、
海外での開催だったのでなかなか飛び込むことができなかった。
2年前から日本でも開催されるようになり、今年2020年2月大会に初出場。
ここから齊藤選手のアイスクロスが始まった。
アイスクロスとは
アイスクロスというスポーツは、基本的にはアイスホッケー用の
スケート靴や防具を身に着けて競争するスポーツ。
スキークロスやスノーボードクロスのスケート版といえる競技である。
大会は12月~3月までの期間限定で、100、250、500、1000とグレードが分かれ、
この数字は優勝したときにもらえるポイントを示している。
コースはグレードにより200m~500m程で、小さい大会はスキー場を凍らせて手作りのリンクを作り、
大きいグレードの大会は街に特設のリンクを作る。
コースは基本的には下っていくが途中にアップダウンや段差、分岐などがある。
開催場所は、カナダ、アメリカ、オーストリア、フランス、ロシア、フィンランド、カザフスタンなど
その年によりさまざまで年間10~15大会程が行われる。
日本でも2018年、2019年に横浜で1000の大会、2020年に長野で100の大会が行われた。
大会方式は個人のタイムトライアルで予選を行い、決勝トーナメントは4人ずつに分けて走り、
上位2人が次のレースに進むことができ、優勝を争う。
最大速度80㎞で争われるスピード感は圧巻で、
選手同士の接触もあり見ていてアドレナリンが出るスポーツだ。
将来オリンピック競技になると囁かれる今後大注目のエキサイティングなスポーツ!
動画はこちらから↓
アイスクロス選手の現状
練習環境
アイスクロスを練習する為には氷上でのスケーティングの練習と
インラインスケートでの練習が最低限必要。
大会は氷上なので当然スケートリンクでのトレーニングは特に必須。
元々アイスホッケー選手なので、10月ぐらいから週に2~3回程度はリンクに乗っている。
アイスホッケーの練習がそのままアイスクロスのトレーニングにはなるが、
これからは大会を想定したトレーニングもやらなければいけない。
インラインスケートは神戸市にある「グッドスケートパーク」で練習をし、
アイスクロスの大会場所での練習は基本大会直前にしかできない。
それまでは氷上でアップダウンやジャンプや着地の練習ができないので、スケートパークで練習。
アイススケートとインラインスケートでは感覚はもちろん違うが、
スピード感や空中での感覚などは慣らすことができる。
大会が終わると数日間は開放されることがあるので、そこでの練習も今後はしていきたいと考えている。
年間としてはジムでウエイトトレーニングをし、瞬発力を鍛えることやバランス感覚を養うことを意識。
怪我予防の為にも行っている。
これからはレースを想定した体力を付けることを意識して、
有酸素運動や体幹トレーニングをしていきたいと思っている。
外でランニングをしたり家の中でコアトレーニングをして、体力の向上に努めている。
課題
一番の問題は活動費。
年間10~15大会があり、そのうちの多くの大会にエントリーするとなれば多くの遠征費も必要になる。
海外での大会は現地での滞在費、日本と海外の往復の交通費は安く済ませても一回の遠征で20万円前後。
その費用を何とかしていかなければいけないので、日々検討中。
もう一つは休暇の問題。
例えば冬の大会期間、長く会社を休ませてもらうことは難しい。会社に迷惑をかけてしまうと思うとなおさら。
まずは競技で実績を残していくことが大事だが、仕事に追われてしまうと質の高い練習やトレーニングもできない。
競技に全力を尽くせるようにはどのような環境が一番いいのか、
マイナースポーツ選手でも自分で稼いでいくことはできないかなど、模索中だ。
目標
まずは世界ランキング100位内に入ること。
アイスクロスは100、250、500の大会は誰でもエントリーはできるが、
一番グレードの高い1000の大会は他の大会で成績を残してポイントを稼いでいなければ出場することはできない。
アイスクロスの大会の出場はまだ一回で世界ランキングは284位。
できるだけ多くの大会に出場してポイントを稼いで、1000の大会に出場し、
将来オリンピック競技になる可能性がある為、オリンピックに出場することが一番の夢。
また、アスカツやFIND-FCを通して多くのアスリートや企業の人たちと交流を深めて、
日本のスポーツ界を一緒に盛り上げたり、スポーツを通して人間的に成長していきたい。
マイナースポーツ選手でも競技に集中できるような環境をどのように作っていくか、
マイナースポーツ選手が稼いでいくためにはどうしてらいいのかなどを、一緒に考えていきたい。
自分のためだけにスポーツをやるのではなく、
スポーツを通して関わっている人や競技を見た人たちに勇気や感動を与えられるような選手になりたい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
見ているだけでワクワクするアイスクロスの日本代表になったら
めちゃくちゃかっこいいですよね!
齊藤選手が日本代表になれるように応援しています!
自分も負けじと1日1日頑張ります!
アスリートとして一緒に頑張りましょう!!!
アイスクロスの齊藤俊基選手を応援しよう!
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