今回は南米ボリビアプロリーグに挑戦する、西 昂佑さんにインタビューを行いました!
世界に挑戦し、未来のサッカー選手の新しい選択肢を作る彼に迫りました。
自己紹介
ーーー西 昂佑さん今日はよろしくお願いします!
西さん:よろしくお願いします!
ーーーでは早速自己紹介からお願いします!
西さん:初めまして日本体育大学の西 昂佑と申します。現在日本体育大学に所属していてサッカーをしています。来年の一月、もしくは二月に南米ボリビアプロリーグに挑戦します!
サッカーを始めたきっかけ
ーーー西さんがサッカーを始めたきっかけって何ですか?
西さん:僕には二つ上の兄がいて、自身が幼稚園のときからすでにボールを蹴っていました。競技としては、小学校二年生のときに友だちがサッカーチームに所属していたことがきっかけで本格的に始めました。
サッカーの魅力
ーーーサッカーはかなり世界的にも有名ですし、日本でも最近では野球の人口をどんどん抜かしていっている…とも言われていますよね。そんなサッカーの魅力ってなんでしょうか?
西さん:サッカーって一つのボールを沢山の人が関わってする競技ですよね。その中でのルールは大きく言うと手を使わなければ基本的には何でもOKです。だからこそイメージの共有のためチームメイト同士でのコミュニケーションは欠かせませんし、いろんな戦略が考えられることが魅力だと感じています。
ーーー確かに、野球やソフトボールと比べると1人ひとりの責任感が分散していますよね!コミュニケーションとおっしゃいましたが、そのコミュニケーション自体は何か私生活でのメリットってありますか?
西さん:僕自身小さいときは内向的でかなり人見知りだったんです(笑)友だちも正直少なくて。でも、サッカーをしているうちにいつの間にかサッカーで沢山の友だちができたり、サッカーを通じて多くの人と携われるようになりました。コミュニケーションが必要な競技ということもあって、サッカー部って他の部活と比べてもかなり絆が深いように感じています。それがサッカーが有名で人気な理由の一つだなと思いますね。
ーーーサッカー部の子たちって仲が良いイメージはありますね!競技の特性が私生活にもモロに出るのは面白いです!
西さん:後はサッカーの人口が世界的にも日本国内でも多いのでどこに行ってもサッカーを通じて仲間ができることですね。今回ボリビアに行くことに関しても沢山の友だちが応援してくれました。サッカーを通じてできた友だちは特に一生ものだと感じています。
なぜそんな風にサッカーに熱くなれたのか?
ーーー今聞いてきただけでも、かなりサッカーに対する熱が伝わってきました!サッカー自体を幼い頃からされていた西さんにとってサッカーは身近なもの、生活の一部のようなイメージがあるのですが、なぜそんな風にサッカーに熱くなれたのでしょうか?
西さん:元々サッカーを続けている理由は友だちができることやチームメイトや監督、両親に褒められることが嬉しかったからでしたが、ある日怪我をしたときにふと思ったんです。「このままJリーガーになれないとなる10年以上サッカーをやってきたことって無駄になってしまうのか?」と。
ーーー確かに競技人口が多い分、サッカー選手として食べて行く人って一握りですもんね…。
西さん:実はサッカー選手でJリーガーになれるのって0.2%って言われているんです。
ーーーえ!!!0.2%?!?! 想像以上に低いんですね…。
西さん:そうなんです。怪我をしたことがきっかけで、今後自分が大学を卒業して競技を続けたいとなったときに「サッカーを続けようと思ったらJリーガー以外の道はないのか?」と考え直したんです。自身のnoteにも書いたのですが、最後の試合が終わった後に最上級生が全員出て戦う引退試合があるんです。その試合を観た観客の方達に感動を与えてる姿見て、試合って勝ち負けだけじゃ語れない何かがあるし、レベル云々ではない感動も生まれるということがわかったんです。
ーーー日本は特に試合の勝ち負けに重きを置いているので、元々何のためにやっているのかということを忘れてしまう瞬間ってありますよね…。ですが、今回の海外へ行くこととはそれがどのように結びついたのでしょうか?
西さん:大学卒業後サッカーを続けるかも迷っていたとき、南米のボリビアでプロとしてサッカーができるチャンスがあるという話を聞いたんです。元々サッカー自体は好きだったけど、怪我も重なりモチベーションが下がっていた僕にとっては転機でした。このチャンスを絶対に掴みたいと思い留学することを決意しました。これから僕が行く南米での試合を通じて、日本の未来の子どもたちに新しい選択肢を与えていきたいと思います!
これからの西さんの活動と目標
ーーー最後に西さんのこれからの活動と目標を教えてください!
西さん:さっき勝ち負けだけが全てじゃないとは言ったものの、まずは競技として結果を残さないと言い訳にしか聞こえないと思うので、競技として上のレベルを目指します。代表戦を除いて世界で大きな大会と言われているヨーロッパのチャンピオンズリーグに加え、南米の大会としてコパ・リベルタドーレスがあります。僕が行くチームは二部のチームの可能性が今は高いのですが、そのチームを一部に上げてコパ・リベルタドーレスに出場します。その大会、実は最近ニュースにもなっていたのですが、熱狂的すぎて現地ですることが危なすぎて今度決勝がスペインで開かれることになったんです(笑)それくらい熱狂的な大会ということは、きっとそこにはお金とか名誉だけでない何かがあるのでは?と感じ、実際に現地に行って確かめてきたいと思っています。最終的にはボリビアだけに留まらず、いろんなチームのいろんな色を見て日本からたくさんの選手が海外に挑戦できる環境を作っていきたいです!
ーーー本日はお忙しいところありがとうございました!これからも夢に向かって頑張ってください!
西さん:ありがとうございました!
アスリートライターが感じた西さんの魅力
西さんとの取材で感じたのは「熱量」。
彼の取材をしたときに、サッカーに対する思いがじわじわと伝わってきたのが印象的でした。
しかし、ボリビアプロリーグへ挑戦する前の彼はイメージばかりが膨らみどういう風にこの熱量を表現したらいいのか迷っている様子を感じ、今回アスリート取材初の再取材という形で時間を取らせていただきました。
再取材では思いを膨らませたと同時に、今回の取材経験を通して自分の気持ちを言語化することができたように感じています。
母体が多いからこそ、オリジナリティが重視される種目「サッカー」に対して思いを綴っていただきました。
今後の彼の活躍が非常に楽しみです!