自社ロゴ・商品名ロゴの掲載で認知度をアップ
アスリートをスポンサーするにあたり、最も一般的な手段が、選手の競技ユニフォームへのロゴ掲載があります。
メディアへの露出が、比較的多い有名な選手であれば、その広告効果は高いですが、アマチュア選手やメディアへの露出の少ないマイナー競技であれば、広告効果は低くなってしましますので、そのような選手は、競技以外の部分でもロゴを露出していくことが重要です。
ロゴを露出できる機会は競技場だけではない!
テレビやその他メディアへの露出がない選手へのロゴ掲載はスポンサーメリットがないと思われがちですが、最近はSNSやインターネットの普及により、有名な選手ではなくても様々なところで露出機会が増えてきています。
例えば、TwitterやfacebookといったSNS。最近では、選手も日常のことやトレーニング内容、大会の成績など、さまざまなことをSNSを使ってファンのみなさんに報告することが出来るようになりました。SNSは、ファンのみでなく、そのファンと繋がっている方まで、情報が得ることができます。
選手は、SNSだけでなく、自身のホームページやブログを使って練習報告や活動報告をする際も、ロゴの入ったものを着用することにより、ファンやその友達など多くの視聴者に対して宣伝をすることが可能です。
また、SNS以外でも、日頃から、練習、移動時にロゴを露出しているものを着用することによって、ロゴをみてもらう機会を増やすこともできます。アマチュア選手やマイナー競技の選手など、メディアへの露出が少ない選手については、こういった方法で出来るだけ、ロゴの露出する機会を増やすということが必須になりますね。
ロゴの貼付(露出)場所は、かなり重要
競技によって、場所は異なりますが、ロゴの貼付位置は、結構大事です。これはスポンサーする側、される側できっちり話し合いをしたうえで決めることが重要です。
決めておきたい内容として、例を挙げますと
- ユニフォームのどの部分にロゴを貼付するのがよいのか?
- ロゴの大きさはどのサイズが適切か?
- どのくらいのロゴの露出機会があるか?
などですね。競技場の広さや観客との距離など、細かい条件を確認しながら契約されることをおすすめします。
競技ユニフォームなどへのロゴ掲載による売上効果
ロゴの掲載による効果について、ロゴの視聴者数を元に算出することが出来ます。
(大会の観客数+ネット動画視聴者数)× 告知率 × 重複率 × 購入率 × 商品単価 × 購買回数
ロゴ掲載による売上効果の試算例(陸上競技など)
[告知者数]- 大会観客数:1,500名×6大会(2ヵ月に1回開催)
- 大会の観客のうち30%
- 複数の大会への参加を考慮し、30%と想定
- 購入率は、イベント会場でのグッズ購入率を参考に0.5%とする。
- 商品単価は、グッズの平均価格より3,000円、購買回数は年に1回と想定
(1,500人 × 6大会)× 30% × 30% × 0.5% × 3,000円 × 1 = 12,150円
ユニフォームへのロゴ貼付のコスト(ワッペンを想定)
ワッペン製作費は、1枚2,000円で10枚1セットを想定すると、20,000円
広告効果とコストからスポンサーに提案できる金額
利益からコストを差し引くと、スポンサーはマイナス計上となってしましますので、スポンサーを提案することが難しい状況となります。ただし、今回算出した金額は、SNSやブログなどの露出を考慮していない場合のものですので、可能なものは掲載して金額に計上していきましょう。
大きな競技場ではなく、間近で観戦できる競技ならスポンサーメリットが変わってきます。
大きな競技場で行う競技については、どうしても選手と観客席からの距離があり、ロゴを掲載するメリットが出しにくい環境になってしまいますが、室内など、比較的近い位置で観戦できる競技やネット配信を行っている競技であれば、その効果が発揮しやすくなりますので、例にてご確認ください。
ロゴ掲載による売上効果の試算例(ダーツを例とした場合)
[告知者数]- 大会観客数:1,500名×18大会
- ネット動画視聴者数:2,000名×18大会
- 大会、大会動画の観客、視聴者のうち50%と想定
- 複数の大会への参加、動画の視聴を想定し60%と想定
- 購入率は、イベント会場でのグッズ購入率を参考に0.5%とする。
- 商品単価は、グッズの平均価格より3,000円、購買回数は年に2回と想定
(27,000人+36,000人)× 70% × 60% × 0.5% × 3,000円 × 2 = 480,600円
スポンサーの利益予測額=利益率30%とすると、480,600円 × 30%=144,180円
ユニフォームへのロゴ貼付のコスト(ワッペンを想定)
ワッペン製作費は、1枚2,000円で10枚1セットを想定すると、20,000円
広告効果とコストからスポンサーに提案できる金額
利益からコストを差し引くと、スポンサーは約14万円の利益を得ることができますので、10万円までのスポンサーを提案することが可能となります。