【モータースポーツ】小村明生選手、TOYOTA GAZOO Racing Thailand Rd.3で初優勝!ランキング2位に浮上

2025年9月12日〜14日にタイ・ブリラムの「Chang International Circuit」で開催されたTOYOTA GAZOO Racing Thailand Rd.3 & Rd.4において、小村 明生選手がRd.3で初優勝を果たしました。続くRd.4でも粘り強い走りを見せ、シリーズランキングを2位に押し上げ、11月の最終戦にチャンピオンを懸けた直接対決へと臨みます。

大会概要

大会名:TOYOTA GAZOO Racing Thailand Rd.3 & Rd.4
開催日:2025年9月12日〜14日
開催地:Chang International Circuit(タイ・ブリラム)
同サーキットは日本の「スーパーGT」でも使用される国際的コースで、2レース制で行われました。

詳しい情報はこちら:https://www.facebook.com/ToyotaGazooRacingThailand?locale=ja_JP

小村選手 結果

Rd.3:待望の初優勝

前戦プーケットで3位表彰台を獲得した勢いのまま挑んだRd.3。フリー走行や予選での波乱を乗り越え、フロントロー2番手から決勝スタート。序盤からトップを追走し続け、ロングストレートで渾身のオーバーテイクを成功させ、そのままトップチェッカー。海外挑戦からわずか2か月で掴んだ初優勝は、選手本人にとっても大きな自信となりました。

Rd.4:追い上げから5位フィニッシュ

翌日のRd.4は、前日の優勝により課された30kgのサクセスウエイトと、ギアボックスのトラブルによる14番手スタートという厳しい条件で挑みました。しかし冷静かつ果敢な走りで序盤から追い上げ、わずか3周で3位に浮上。最後まで表彰台圏内を死守しましたが、トラックリミット違反により10秒加算ペナルティを受け、最終順位は5位となりました。それでも「逆境を跳ね返す走り」として高い評価を獲得しました。

前節の結果はこちら

【モータースポーツ】小村 明生選手、TOYOTA GAZOO Racing Thailand Rd.2で表彰台を獲得!

小村選手 コメント

今回開催されましたサーキットは、日本ではお馴染みの「スーパーGT」でも開催されておりました。
Chang International Circuitでの2レース制となりました。

前回プーケットにて3位を獲得した勢いそのままに今大会でも上位はもちろん、優勝すると意気込み大会の日を迎えました。

初日のフリー走行1回目ではいきなりのハイスピードクラッシュによりリアゲートを大破。早速のクラッシュに意気消沈するかと思いましたが、自分でも驚くほどに前向きでした。

シュミレーターとの違いや、5月の公式テスト時の感覚と前回までに掴んだ車のフィーリングを確かめるようなクラッシュという前向きなものでした。この瞬間の「勝てる」という気持ちは今でも忘れません。

そして迎えたRd.3の予選。
フリー走行1回目6位、2回目5位→9位(トラックリミットによりベストラップ抹消)、3回目4位。
次第に順位を上げ、調子を上げての勢いそのままに相手選手のスリップストリームをうまく使いながら3番手をゲットいたしました。さらに追い風のようにポールの選手が予選中の赤旗時に追い越しをしたとして、2番手(フロントロー)からのスタートとなりました。

決勝
過去2戦タイミングを掴めず失敗していたスタートでしたが蹴り出しよくトップの真後ろで1コーナーをクリア。
続くロングストレートでスリップを使い一気にオーバーテイクを試みますが相手もアウト側で粘り順位をキープ。
その直後のストレートで中断勢が多重クラッシュ、セーフティーカー導入で2周回過ぎました。

レースリスタート後もトップに肉薄していきます。
相手より速いところ、遅いところをしっかりと見極めていきながらいつ勝負に出るか模索していたところ、全てにおいて負けておらず最終コーナー前のコーナーで加速よく横に並びかけプレッシャーを与える。
相手もコース外に出ながらも必死の走行でキープする。真後ろでプレッシャーをかけながら1コーナーを曲がりロングストレートへ。
スリップを最大にまで利用し再び横に並びかけ、今度こそオーバーテイク成功。
その後は危なげない走りで無事トップチェッカー。待ちに待った優勝を飾ることができました。
日本を飛び出し異国の地でのレースに不安と楽しみが入り混じった不思議な開幕から早2ヶ月、ポイントランキングも一気に2位へあげる成績に、応援し続けていただいた皆様への感謝が溢れ出しました。

翌日のRd.4
前日の優勝の勢いそのままに連勝を目指し臨んだ予選
優勝したことでハンディキャップとして追加されるウエイト(サクセスウエイト)30キロ。どれだけ影響するのか不安でしたが、使用するマシン「ヤリス」は乗用車であり、1人子供を助手席に乗せたと思えばなんて事ないなと思えるほどに快調でした。
強いて言えば、ブレーキング時の挙動やコーナー時の重力(G)のかかり方など変わる場面もありますが、3歳からモータースポーツにチャレンジし、幾度のレースに参加してきた経験がしっかりとアジャストできるスキルを生み出していました。

1回目のアタックで2番手につけるもその直後にトラブル発生。3速が壊れてしまい、全開走行が不能に…
蓄積ダメージによるものでぶつけようのない怒りと悔しさで予選を終えます。
順位は4番手に落ちるも優勝できる位置で終えれて良かったと安堵するのも束の間、ギアボックス交換によるペナルティで14番手スタートに。

チャンピオン獲得への試練だと感じましたが、逆に第2戦のような後方から追い上げポディウムに上ことでより注目度を高められるとポジティブ思考に。

Rd.4のスタートRd.3同様蹴り出しよく2コーナーまでに8台を一気にオーバーテイク。
その後も1台、また1台と冷静にパスして3周目には3位まで急上昇。
また、1周目にポイントランキングトップが単独スピンによりポイント圏外へ脱落する幸運。
その勢いのままトップを目指しましたが、流石にノーウエイトと30キロ積んだ状態ではコンマ何秒毎週おいて行かれてしまう事態に。
チャンピオン獲得するためのシフトチェンジで、3位キープを選択。
4位の選手も軽い状態で次第にペースを上げピッタリ追走してきますが、ここも熟練の技で隙を与えずそのままチェッカー
しかし、レース中複数のコース外走行(トラックリミット)違反を取られてしまい結果的に10秒追加の5位フィニッシュとなりました。

今大会は初優勝とレース中のごぼう抜きと、異国からやってきたドライバーとして高い評価や「速さ」を見せつける事に成功しました。次第に増えていくファンに気分も上々です。

最終戦は11月14日〜16日に行われます。
ランキングは1P差の2位。最終戦では私とランキングトップの選手の一騎打ちとなり、ポイント圏内の10位以上の場合
、前でゴールを受けた方がチャンピオンというわかりやすい図式に。

「母国タイの選手か、日本からやってきた選手か」盛り上がる最終戦となりそうです。

是非ともチャンピオン獲得に向け、皆様のご支援よろしくお願い致します!

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モータースポーツ・小村 明生選手のプロフィール https://funding.find-fc.com/archives/1806

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