
【トライアスロン】松井一矢選手、献血200回到達で日本赤十字社金色有功章を2度目受章
2025年4月、トライアスロン・マラソン選手の松井一矢選手が、献血の累計回数200回に到達し、日本赤十字社金色有功章を2度目受章いたしました。高校2年生から始めた献血活動は約10年間にわたって継続され、2019年2月に100回を達成してから6年後の快挙となります。
松井選手は献血提供時の様子をYouTube動画として公開しており、日本赤十字社から特別な撮影許可を得て、献血活動の啓発にも積極的に取り組んでいます。
※撮影については日本赤十字社に事前申請し、特別な許可を得て実施。撮影可能箇所は日本赤十字社職員の指示・指導に基づいております。
松井 一矢選手について
選手としての活動もさることながら、2021年7月には骨髄バンクへドナー提供を行い、そこからまた競技復帰へ再始動というとても素晴らしい活動をしているアスリートの一人です。
競技者としてだけでなく、「アスリート人生」についてを深く考え、アスリートという役割を果たそうと活動しており、健康であるという恩恵を自分だけのものではなく、社会に還元しているアスリートです。
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▼これまでのマラソン経験・来歴
第2回神戸マラソン
年代別19歳以下の部 優勝
WT主催トライアスロン世界選手権大会
inスペイン(ロングディスタンス部門)日本代表
歴史街道・丹後ウルトラマラソン
京都マスターズ陸上競技選手権大会(年代別M25級5000m走)大会新記録樹立
100km 自己ベスト9時間26分
日本赤十字社有功章制度について
日本赤十字社有功章は、献血に貢献した方への感謝の意を表す表彰制度です。
制度の概要は以下の通りです:
銀色有功章:献血累計70回以上で受章
金色有功章:献血累計100回以上で受章
継続表彰:100回到達後は200回、300回、400回と100回毎に感謝状を贈呈
また、赤十字活動資金への多額の協力についても表彰制度が設けられています。
参考:日本赤十字社HP(寄付について)
献血の種類と継続可能な理由
松井選手が200回という高い献血回数を達成できた背景には、献血の種類を使い分けることがあります。献血は大きく分けて以下の2種類があります。
全血献血(400mL)
すべての血液を採血する方法で、採血時間は15~30分程度と短時間です。献血ルームだけでなく献血バスでも対応可能ですが、身体的負担が比較的大きいため、約3ヶ月に1度のペースで、年間男性3回、女性2回までという制限があります。
成分献血(血漿・血小板)
止血に使われる血漿及び血小板のみを抽出する方法です。一度採血後、遠心分離機で成分を分離し、必要な成分のみを回収して他の成分は体内に戻すため、身体的負担が少なく、約2~3週間に1度のペースで年間最大24回まで提供可能です。
松井選手は主に成分献血を活用することで、継続的な献血活動を実現しています。
参考:日本赤十字社HP(献血の種類)
松井一矢選手からのコメント
高校2年生の時から始めた献血は、2019年2月(当時25歳)で累計100回を超え、この度2025年4月に行った献血により累計200回に到達しました。提供回数がすべてではありませんが、複数回献血をすることで、それだけ多くの方々の希望や勇気となり、また献血に対する注目度を高めることに貢献し、より多くの方々の『生きたい!』と願う気持ちに切実に応えることができると考え信じ行動を続けています。
自分自身、医学的に健康な肉体に生まれ育ち、最善の健康にも挑みながら、アスリート活動を継続するだけの身体があります。この有り難さを、世のため、人のために、できることをやることは、人生を生きる使命(志)であり、今を生きている理由の1つだと次第に感じるようになりました。今回、累計200回に到達したのは、まだまだ通過点で、これから献血ができなくなるまで、定期的な献血の継続をしていきます。
交通事故に遭わず、大病にもならず、今日、今この瞬間を生きることができているのは、決して当たり前なことではありません。私自身、1995年(平成5年)1月17日5時46分に発生した阪神淡路大震災の被災者で、当時は1歳1ヶ月の赤ちゃんでした。タンスの下敷きになっていたと両親から聞きました。また小学生の頃にはイジメに遭ったこともあります。それでも尚『未来に行けば、君を必要としている人が居る。今は辛くても、時が解決してくれる。頑張れ。』という言葉に救われ、目の前がどれだけ暗くても、未来に光があることを信じて生きてきました。
2021年7月には骨髄バンクを介してドナー提供(造血幹細胞移植)を経験しました。アスリートの仕事は、誰かのために、また家族や仲間のために、全力で頑張ることによって、勇気と希望を届けることだと想い、今に繋がります。しかしながら、まだまだできることはきっとあります。さまざまな行動を模索しながら、動きながら、これから開かれる『いのち輝く未来社会』に向かって、貢献できる人材であり、アスリートで在り続けたいと想います。
これからも一生懸命、頑張ります。今後も応援・御支援いただけると幸いです。
関連情報・活動実績
骨髄バンクドナー提供体験記
献血100回時(25歳)のインタビュー記事
大阪・関西万博来場者限定献血キャンペーン情報
兵庫県赤十字血液センターより、4月13日(日)から開催される大阪・関西万博に伴い、近畿2府4県の全ての献血ルームにて、万博来場者限定の献血キャンペーンを実施中です。
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