みなさんこんにちは!女子サッカーをしている大宮玲央奈です。
今回のアスリートインタビューは、昨年末行われたFIND-FCアワード2022で、見事準優勝に輝いたドローンレーサーの梅原麻妃さんです!
自己紹介
ーーー麻妃さん、早速ですが自己紹介をお願いします。
ドローンレーサーの梅原麻妃と申します。
マキチャンと呼ばれています!
個人事業主でレース系のビジネスもやっていて、さめぇで活動しているので、さめぇとも呼ばれたりしています。
ーーーさめぇの由来はどこからきたんですか?
サメと一緒に活動しているところからですね。
なんでサメなのかというと、私がサメが好きだからです(笑)
あとは、女性レーサーの中でも覚えてもらいやすくしたいなと思って、「あ、サメの子だ!」ってわかりやすくなると良いなと思って、相棒を連れてまわってました。
ーーー確かに、サメと一緒に回るドローンレーサーのインパクトはすごいですね!
ドローンレースを始めてみて分かったのですが、分からないことを検索してみてもなかなか情報が出てこなくて、、、
始めたばかりの頃はちょっと苦戦しました。
でもツイッター等のSNSで質問を投げかけてみたところ、ドローン関係者の皆さんがどんどん返信をくれたんです!
そこから一気に色んなことが進んでいきましたし、分からないことがあっても助けてくれる仲間がいると思うと、安心してドローンレースへ参加することができました。
今ではおかげさまで、色んな人に会うと「さめぇ持ってきてよー!」なんて言ってもらえたりしますし、結果も出すことが出来るようになるまで成長しました。本当に感謝しています。だからこそ今、新たにドローンを始めたいと挑戦する人、また躓いている人をみかけたら積極的にサポートしたいと思っています。
ドローンレースはスポーツ?
ーーードローンレースという競技を教えてください。
ドローンレースは、ドローンに搭載されたカメラからリアルタイムで送られて来る映像をゴーグルやモニターで確認しながら操作します。
決められたコースをいかに速く周回できるかを競う競技です。
そのコース内に障害物がいくつかあって、ゲートをくぐったり、旗が何本かあってそこをくねくねスラロームしたり、決められたコースをいかに速く周回できるかを競う競技です。ドローンから送られてくる映像は、まるでコックピットに乗っているような感覚でフライトを楽しむことができ、実は世界中にプレーヤーがいる競技なんです。
ーーー障害物に当たると減点とかではないんですか?
点数ではなく、タイムなので、たとえ障害物に当たったとしても減点などはないです。
当たらずに行くのもよし、逆に、どんなにぶつかったとしてもタイムが速かったら良くて、規定のコースを回っていれば問題ないんです。
ーーーコースは大会ごとに変わる物なんですか?
大会ごとに変わりますね。
大体、大会の2週間前とかにコースが発表されて、みんなそれぞれ練習に熱が入ります。
あとは今の時代、シュミレーターソフトがあるので、そのソフトの中で自分でプログラミングをして疑似コースを作って、その中でドローンを飛ばしてコースを覚える人もいます。
ーーーテクノロジーとの融合がかっこいいです!!
2週間前にコースが発表されてからは、シミュレーションソフトが盛り上がります。
そのソフトの中でタイムアタックとかもできて、この人はこのコースが得意なんだっていうのもわかったり、みんなで楽しみながら高めあっています!
e-sportsに近くて、そのくくりなのかなと思います。
出会うはずのなかったドローンとの出会い
ーーードローンレースを始めたきっかけを教えてください。
大学卒業後に新卒で入ったITの会社にドローン事業部があって、そこに配属されたことがきっかけですね。
元々はその部署に入りたくてその会社を選んだわけではなくて、本当はシステムエンジニアかプログラマーになりたかったんですよね。(笑)
その部署ではドローンスクールの講師を任されたのですが、土日祝休みのホワイト企業だった為、「こんなに休んでたらドローン上手くならない、講師なんて務まらない」と思って土日に始めたのが趣味のドローンレースだったんです。
ーーー本当に何もないところからの出会いだったんですね!
そうですね。
でも楽しく勉強したい、楽しく上手くなりたいというのが自分の中にあって。
そしたら案の定ハマってしまって、どんどんのめり込んでいたら、だんだん平日に有給を使うようになっていました(笑)
この会社には、私をドローン事業部に配属してくれてありがとうと、本当に感謝しています。
スクールにも携わらせていただけて、ありがたかったです。
ーーーありがたかった、と過去形ということは、、?
ご察しの通りです(笑)
ドローンレースが軌道に乗ってきてどんどんのめり込んでしまって、選手として集中したいと、相談しました。
相談に乗ってくださった役員の方々からも、「頑張ってるもんね〜、そっち(ドローンレース)に行くのかなと思ってた、応援してるよ!」と言てもらえて、新卒で入社した会社は退職しました。応援と共に送り出してもらえて、今でも大会のたびに連絡をくださること、本当に感謝しています。
ーーーきっと普段からドローンレースへの思いが溢れてたんですね。
ダダ漏れだったと思います、、、
会社の会議室で毎日ドローンを飛ばしてました(笑)
ーーー新卒で、入社早々ですか?!(笑)
はい(笑)
「お昼休み、会議室は空いてますか?」って、ドローンの練習をしたい旨を伝えて。
会議室を借りるシステムに【梅原】って名前をつけて、30分間毎日練習していました。(笑)
ーーーそれは会社の役員さんも、そう言うのは納得です!
最初の頃は、何やってるんだ?ってチラチラ見にくる人はいたんですけど、あ、いつもの人だねみたいになっていました。
それがだんだん、いつものドローンの人だねになって、ドローンレースの人だねになってきました。
結局2年弱くらいで転職させてもらって、そこからはドローンショップの店員として働きながら、ドローンの人生が始まりました。
理想は、現役レーサーで指導者
ーーー現在はドローンショップで働いているとのことですが、前職を辞める時にはもう決まっていたんですか?
それがですね、半分決まってなかったんです。
練習したい欲が強くなってしまって、辞めたい気持ちが大きくなってしまったんですね。
出社してる時間もったいない!みたいな。
それでどうしようかなとショップで話をしたりしていたんです。
そしたらそのドローンショップの方が、うちで働きなよって言ってくれて、良いんですか!!って感じですぐに決めました。
ーーーどこに何が転がっているかわからないですね!
本当にラッキーでした。
言ってみるもんだなと(笑)
ーーー現在はそのショップで練習をしているんですか?
今はドローン関連のビジネスを自分で始めていて、会社員としての勤務時間以外の日にドローンを教えたり、ドローンを組み立てたりして働いているので、自分の練習時間がなかなか取れていないのが現状です。
せめてシュミレーターだけは続けようと思って、夜な夜なやっています!
ーーー常にドローンには触れているってことですね!
それはそうですね!
他のことをしてるわけではないんですけど、屋外でのドローンレースの練習時間があまり取れていないのが現状です。
ーーー自分の時間がもっと欲しいなとかは思ったり、ストレスにはなっていないですか?
そうですね〜、自分が上手くなりたい・ドローンを飛ばしたいという気持ちと同じくらい、新しい人を育てたいという気持ちも強くなっていて、欲張りですがどちらも両立していきたいんです。
なので忙しい時期は、感覚が鈍らないようにする!という意識を強く持って取り組んでいます。
ーーーいちレーサーとしてだけでなく、ドローンレースを盛り上げたい思いですね!
誰かを育てたいからドローンのビジネスも始めましたし、新しい人がどんどん増えることが自分の喜びなので、自分の練習時間が取れなかったとしても、自分のやりたいことはできている状況なのかなと思っています。
少し前までは、アスリートとして自分に向き合っていましたが、今は教育とか少しずつそっちにシフトして行って、両立してやっています。
ーーー教育や普及は、とても大事ですもんね。
まだまだ競技人口が少ないので、どんどん広げていしたいと思っています。
女性が少ないからと、自分もずっと【女性1位】に君臨し続けるわけにはいかないと思っています。
抜きつ抜かれつ、また期待の新人がどんどん現れてくるような競技にしていきたいです。
だからこそ教育というのは、自分の中で本当に力を入れたいところなんですよね。
ーーーずっと1位でいれる環境なら、現状維持でも良いと思う人って絶対にいると思うんです。でもそこで競技全体を考えて、さらに上を目指してくのが尊敬できます。
正直なところ、もちろんこの競技にもいると思いますよ!私も女性1位なんて肩書き本当に嬉しかったですし(笑)
競技人口少ないままでいいじゃん、内輪で楽しもうよ、みたいな、、、そんな考えもわからなくもないんですが、広げて行った方が今後もっと楽しいことあるよ、と思うんですよね。
だからこそ、どんどんドローンレースの普及ができるように活動していけたらと思っています。
【現役レーサーであり、指導者でもある】というのが今のところの私の理想です。
限界へ挑戦し、未来の子供たちに夢を与える
ーーー指導者との両立は大変だと思いますが、大会は今まで通り出場しているんですか?
大会は結構がっつり出ています。
大会に出ることが広報活動にもつながると思っていて、そこでこういう女性レーサーが頑張っているんだとか、YouTubeをみてくれていた人が始めてくれたりもするので、レースは積極的に出ています。
ーーードローンレースにもシーズンがあるとお聞きしました。
そうなんです、ドローンはバッテリーを使うので、寒い時期だと活性化しなくて飛ばないんですよ。
あと単純に寒いからでしょうか(笑)
冬にレースを開催してる団体は少ないですね!基本的には春〜秋がシーズンです。最近出場した大会だと、3月18日(土)に開催された、宇和島みらいフェスでのドローンレースです。
結果は4位で、入賞はできませんでした。
ーーー悔しいですが、大会は次々ありますもんね。今後の大会情報も教えてください!
今後は毎月全国各地でJapan Drone Leagueという日本のドローンレースの大会があります。
来月だと5月13日(土),14(日)に埼玉県でJDL、6月には4日(日)に富士急レース、17(土),18(日)にはJDLとたくさん大会があります。また、2023 FAI WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIPという世界戦に女性日本代表として選出されたので、10月に韓国で行われる世界大会にも出場します。
ーーー意気込みを聞かせてください。
ドローンレーサー4年目にして初めての経験で、大変光栄に思っております。
女性レーサー代表として参加出来るこの機会に、自分自身の限界へ挑戦し、未来の子供たちに夢を与える存在になりたいです。まだ時間もあるので、ここから更なる強化練習を積んでいき、自分の練習、結果を信じて最高のレースにしたいです。
また、いつも応援くださるファンやスポンサーの皆様への期待に応えるべく、誇りを持って戦い抜いてきます!
FIND-FCアワード2022が流れを作った
ーーーFIND-FCアワード2022の準優勝、おめでとうございます。確かFIND-FCに登録をしてすぐのことで、すごい新星現れた!と思ったのを覚えています。
本当にありがたかったです。
さらにありがたいことに、私の票はほとんどが一般票だったんですよね。
ーーー途中経過から最後まで、ずっとすごかったです。
確かに私も投票してくださいって広報活動はしていたのですが、それ以上に投票してくれたファンの方たちがどんどん広げてくれて、知らなかった人も私に投票してくれていたり、私の存在を知ってくれた人が増えました。
ーーー「投票」という形だったからこそですね!
あの賞をいただいてから、面白い活動をしているからってスポンサードしてくれる企業さんが現れたり、その流れを見てじゃあ俺も私もやってみようかなっていい流れが続いています。
本当にFIND-FCアワードのおかげですし、サポートしてくれる企業さんにも感謝です。投票だったからこそ、たくさんの人に知ってもらえるいい機会だったんだなと思います。
ーーー確実にドローンという競技を麻妃さんを通して多くの人に知ってもらえていますよね!
本当にありがたいです。
あと競技の特色もあると思っていて、ドローンレースって機械物じゃないですか。
設定とかもパソコンでするわけで、ネットやSNSに強い人が多かったのかなと個人的には分析しているんですよね(笑)
ドローンという競技のカラーが出ていたのかなと。
ーーーひとつの技を何年もかけて完成させるというのはすごいですよね!
知り合いはもう投票してくれていたので、途中から自分ではもう情報が追いつけなくなっていて、どこまでいってしまうんだろうって、訳がわからなくなっていました。
知らない人にこんなに投票してもらったの人生で初めてだったので、本当にありがたかったです。
始めるきっかけをたくさん作っていきたい
ーーー今後の目標を教えてください。
一番はドローンレースの普及で、人口を増やすというところですね。
まずスタートがわかりにくいっていうのが結構あるんですよ。
それこそ、ドローン1こ飛ばすのにも資格が必要だし、じゃあその資格を取るためにどうすればいいのかという入り口がめちゃくちゃわかりにくいんです。
いざ始めるとなっても、何を買おうというところもわかりにくいし、なのでそこをわかりやすくしてあげたいんです。スタートに面倒くさくて辞めちゃうっていう人を減らしたいです。
ーーー0から1を増やしたいと。
そうですね。
始めたからもっと上手くなりたいっていう人は、あとは上手い人と一緒に飛ばす環境作ったりすればいいんですけど、スタートで辞めてしまう人を救いたいんです。
だから今は本当に初心者中の初心者っていう人を育てるというか、きっかけを作ることをしています。
ーーーどの競技でも、競技を始めてもらえるようなきっかけ作りは大変ですよね。
昔ドローンレースしてましたよりも、現役ドローンレーサーで憧れの存在になれれば、この人がいうんだから間違いなさそうだなって思ってもらえたり、いいのかなと思っています。
信頼を構築するといった意味でも、競技者としてドローンレースは続けていきたいです。またどんどん新しい技術が導入されていくスポーツなので、基板一つにしてもこんなシステムがついたらしい!って、きっと現役レーサーでいないとわからないと思うんですよね。
それを追いかけるためにも、最先端の技術に常に触れていたいというところで、現役は捨て切れず、アスリートかつ指導者としてきっかけ作りをやっていきたいです。
ーーー現役でいる意味は大きいですね。
「しぶとく居続けます!」って昨年のドローンレース年間表彰式で宣言したので!(笑)
おばあちゃんレーサーになってでも現役で居続けたいと思ってます(笑)
法改正や課題を乗り越えるために私がいる
ーーー私もドローン飛ばしてみたくなりました!でもやっぱり、資格が必要だったり、スタートのハードルが高いですね(笑)
実は、資格がなくても飛ばせるドローンもあるんです。
そのきっかけ作りもやっていて、一回お試しで飛ばしてみて、でどうしようか?資格取る?それともこのまま趣味にしておく?みたいな。
ーーードローン飛ばせるようになったら色々広がりそうですもんね。
ドローンレースだけでなくて、例えば空撮だったり、調査だったり、ドローンの使い道ってこれからも多岐に渡ると思います。
ドローンの使い方次第で色々な可能性があるので、夢もありますよ!
ーーー帰国したら、ドローンの飛ばし方教えてください!(笑)
もちろんです!
ーーー麻妃さんの考える今後の課題を教えてください。
法律が変わったことですかね。
ドローンの法改正があって、ドローンを始める人が少なくなってしまったんです。
ーーー法改正でよりハードルが上がってしまったんですか?
そうなんです。
ステップさえ踏めば何の問題もないんですが、辞めてしまう人が増えてしまったので、そこをもっとフランクに楽しめるんだよっていうのを伝えていきたいです。
ーーー法律が絡んでくるとどうしてもハードルは上がりますよね。
みんな犯罪者にはなりたくないので(笑)
具体的には、今まで200g未満までは航空法の適用外で飛ばせていたものが、今ではたったの99gになってしまいました。
99g?ってなってめんどくさいってなって離れていってしまった人が多いです。こんな若造の私でできるんだからみんなできると思ってもらえたらいいんですけどね!
ーーー大きな課題ではありますね、、
そこは確かに課題です。課題なんですが、ただ全然、それを乗り越えるために私がいると思うのでチャンスだと思ってやっていこうかなと!
ーーーかっこよすぎます!私もドローンレースの魅力をもっと知って欲しくなりました!
ドローンレースって年齢性別関係なく、同じ状態で戦えるところが魅力なんです。
これって本当に最強で、めっちゃ面白いじゃんと思って、だからこそこれがやりたかったって感じなんですよね。
小学生の子でもすごい速い子がいるし、50歳を超えていてもめちゃくちゃ速くてかっこいいおじさんもいるし、その人たちと同等の舞台で隣に座ってレースするっていうのが本当に楽しいです。
あくまでも個人戦ではあるんですけど、同じ仲間としてお互い尊敬し合いながら、情報交換したりする瞬間って、年齢なんて関係なくなるので、それがすっごい楽しいです。
ーーー年齢関係なく、同じ舞台で戦えるって、最高の魅力ですね。
最強に楽しいですよ!
国も関係ないですし、骨格がとか性別がとかも関係ないですし、目は見えないと難しくはなりますが、たとえ障害があったとしても、耳が聞こえなくたって、話せなくたって、足がなくてもできる競技なんです。
みんな同じなので、小学生料金とかもないですよ(笑)
ーーーとは言っても、ピークの年齢はあるんですか?
世界のトップレーサーたちはあると思います。
実際に高校生で引退した選手もいます。それは見えなくなったと言っていました。
反射神経という意味だと思うんですが、それでも私からしたらめちゃくちゃ速いんですけどね(笑)
時速150kmを超えていて、気づいた時にはぶつかっていますし、瞬きしている間に何メートル進んでいるかわからないような世界なので。
なので競技を突き詰めると年齢が若い方が有利ではあるかもしれないですね。
ただ全体を見たら、みんな平等に楽しめるスポーツです。
3年連続女性レーサーNo.1を目指す、彼女の趣味
ーーー競技に続いて、麻妃さんの魅力についてお聞きします。競技面での強みはなんでしょうか?
年齢性別関係ないといいつつ、女性1位というのは結果としてでていて、2年連続更新中なので、頑張った結果が出たなと思って、3年連続を目指して頑張ろうかなと。
よく女の子らしい飛びじゃないよねって言っていただけて、もしかしたらそこが結果に繋がっているのかもしれないです。アグレッシブにガツガツ行くような飛ばし方って言われますね。
ーーー飛ばし方にも個人の特徴があるんですね!
私みたいにガツガツもあれば、綺麗にお淑やかにサーサーって速い人もいますね。
ーーープライベート面では、普段どんな感じなんですか?
普段から人に話しかけに行けちゃうので、結構情報は常に入れています。
なんでここがダメなの?とか何が悪いと思う?とか人にアドバイス求めにいったりしてますね。
自分だけで完結させないっていうところが競技面にも繋がる強みかもしれないです。
ーーー1位だからって変なプライドも持たずに、素直でい続けられるって素敵ですね!
そうですね、変なプライドは全くないです(笑)
今更そんなこと聞けないって考えないことはないんですけど、でも私より速いじゃんって思ったら全然聞いちゃいますね。
上手い人には聞くし、面白いことやってたり、私が持っていないものを持っていたとしたら聞いちゃいますね!
ーーー趣味も知りたいです!
あー趣味ですね、答えるの結構難しいですよね。
もうドローンが趣味なので。でもワインは好きで1人で晩酌したりしていて、そろそろワインクーラー欲しくて。
勉強もしようかなって思ってます(笑)
YouTubeでシュミレーターみんなでやりましょうっていうLIVE配信をしたりしているんですが、途中から飲み始めて、みんなで語る場になったりしてます(笑)ただ実際の機体を操縦するときにお酒を飲んでしまうと、飲酒運転になってしまうのでダメなんですよ。なので大会中は基本的に飲めないんです。
ーーーなるほど!!みんなで飲みながらワイワイはできないんですね!(笑)
それをやったら、捕まります(笑)
ただ、コミュニティは本当に暖かくて、趣味がないなって悩んでる方や、社会人の方にもぜひドローンを飛ばしてみて欲しいなって思いますね。
ドローンを通して出会える仲間がたくさんいますし、それが小学生だったり、おじさんだったり、本当にたくさんの素敵な出会いが生まれると思います!
ーーードローンレーサーとして、ドローン業界を牽引していく麻妃さんを、私も応援しています!本日はどうもありがとうございました!!
あとがき
スポーツとは何か?を改めて考える良い機会となりました。
体を動かして、ぶつかり合ったりフィジカル的なイメージが強かったスポーツですが、麻妃さんと今回お話をする中で、心肺機能や筋力を使うことだけがスポーツではないと感じました。
自分の体こそ鍛えないけれども、自分の納得いく成果を出すために、操作技術や頭脳を鍛え続けている彼女は、間違いなくアスリートでした。
多くのスポーツ選手は磨き上げられた体を武器にしてそれを動かすために、彼女は繊細な指の感覚と脳を武器にドローンを動かすために、動かすものこそ違えど根本は同じなのだと、新しい刺激をもらいました。
これからも日本のドローンレースを盛り上げ続けてくれるであろう、梅原麻妃選手の活躍に注目です!
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マキチャン|梅原麻妃選手を一緒に応援しよう!
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梅原麻妃プロフィール