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今熱いスパルタンレースでアジアトップを目指す陣在 ほのか(ジンザイ ホノカ)選手にインタビュー

今熱いスパルタンレースでアジアトップを目指す陣在 ほのか(ジンザイ ホノカ)選手にインタビュー

皆さんこんにちは、バーティカルランナーの矢島昭輝です。
本日のピックアップアスリートはスパルタンレースの陣在ほのか選手。

自己紹介

ーーーはじめまして。よろしくお願い致します。まず自己紹介と競技の説明をお願いします
スパルタンレースという競技をしている陣在ほのかと申します。
スパルタンレースとは簡単に言えば障害物レースになります。距離や障害物は主に3つの部門に分かれています。スプリントは距離5km以上、障害物20個、スーパーは距離13km以上、障害物25個、ビーストは距離21km以上、障害物30個です。これだけの距離を走りつつ、沢山の障害物を乗り越えていかなければいけません。文字通り壁をよじ登ったり、有刺鉄線の下をほふく前進で進んだり、重いものを持ち上げたりもします。障害物をクリアできなければバーピージャンプを規定回数しなければいけないのですがこれが中々辛いです。

ーーーとても大変そうですね。一番必要な力は何でしょうか。
んー、難しいですね。ランニングと筋力の総合力、と答えるのがベストだと思うのですが、私の場合ランニングが得意なのでそれを武器にしています。逆に握力や物を投げる事は若干苦手なのでそこを補っていく必要があると思っています。障害物の一つにやり投げがあるのですが自分はそれが本当に苦手なんです。的にやりを投げて当てるだけなので一発で決めれば5秒くらいでクリア出来る課題なんです。ですが私は毎回外してしまい、バービーをすることによって約3分間のロスと無駄な体力ロスをしてしまうのです。もったいないですよね

ーーー克服すべき障害物ですね(笑)
そうなんです。ただ足が早くても障害物をクリアできなければバービーによって時間と体力をロスしますし、足が多少遅くても障害物を全てクリア出来れば上位に食い込めるチャンスがあります。自分の持ち味を如何に活かしていくかというのがスパルタンレースの魅力だと思います。

ーーー賞金は出るのでしょうか。
賞金が出るカテゴリーがちゃんとあります。「エリート」というカテゴリーになり、それ以外にも年齢で分けられる「エイジ」、完走を目指す「オープン」があり、同じコースを時間差でスタートします。
4歳から13歳まで参加可能なキッズレースもあるので親子一緒に楽しめるのもポイントの一つです。

スパルタンレースを始めたきっかけ

ーーー昔からスパルタンレースに興味があったのでしょうか。
いえ、競技自体を知ったのは大学の部活を引退してからになります。ジムのインターンに行ったのですが、そこのコーチがスパルタンレースをされていたんです。こんなレースがあるのかと衝撃を受けました。その頃の私はコロナの影響もあり大学では引退レースを行えずに卒業を迎えてしまっていて、このまま大学を卒業してスポーツに関わりつつ普通に働いていくのもいいかなと思ったのですが、やはり何かやりきれない気持ちがありました。10年間陸上に捧げてきた私を支えてくれた両親や周りの人に何か結果を出して恩返しがしたいという気持ちもあったので、声を掛けてもらったのも何かの縁と思いスパルタンレースを始めました。

ーーーとてもハードなスパルタンレースですが話を聞いて抵抗はなかったですか?
むしろ胸が躍りました(笑)
陸上競技は10年やりましたが、他の競技も好きなようにやらせてもらった家庭環境もあり、今までやってきた全てが活かせるスパルタンレースは正に魅力の塊でした。すぐにチームに入れていただき、今はスパルタン漬けの毎日です。

初レースは沖縄エリート2位!!

ーーー初出場のレースはとても好成績だと伺いました。
はい、ありがとうございます。沖縄スパルタンレースエリートの部で2位を獲ることが出来ました。
ーーーエリートって一番レベルが高いレースでしたよね?
はい、賞金が出るのでレベルは高いですね。ただ、他の部門も上位の方々はレベルは高いです。今回の沖縄のレースは正直完璧なレース運びではなかったんです。緊張と経験不足ということもあり、いつもは余裕でできていた障害物をミスしましたし、身に着けるものをもっと熟考すべきだったなと思いました。色々と反省は沢山ありますが初出場で2位というのはとても自信になりました。今後はもっと成績を上げていきます。といってもコロナの影響でレースがいつ開催になるのかは未定ですが…

ジムでトレーナーをしつつ日々鍛錬

ーーートレーニング環境というのは整っているのでしょうか。
スパルタン専用のトレーニング設備があるか、という意味でしたら整ってはいません。というのも日本ではまだまだ認知されていない競技なので今は仕方がないのかもしれません。レースの障害物を想定して同じような動きの練習をするしかありません。私の場合ですと平日は走ったり、トレランをしたりして自主練習を、土日はジムを借りてチームで練習をしています。本当はレースを想定して同じ強度の練習をしたいところですが、そういった設備が無いので公園の一部やジムなどを使い練習をしています。

ーーー仕事とトレーニングは両立できそうですか。
ありがたい事に5月からはジムのオープニングスタッフとして務める事が決まっています。仕事と並行して自分の身体の動きを確認できるので更に良いトレーニングが出来そうです。オープニングスタッフということもあり、自分の意見も積極的に取り入れて頂けるようなのでスパルタンレースの宣伝も兼ねて様々なことをしていけたらと思っています。

次なるレースは7月の神奈川県の横須賀

ーーー次の目標はあるのでしょうか。
7月に神奈川県横須賀でレースがあります。ワールドシリーズのポイントは付きませんがスプリントの5kmのレースでエリートの部門に出る予定です。
ーーーレースへの意気込みはどうでしょうか。
狙うは優勝の二文字です。5kmのスプリントは正直得意ではないんです。得意のランニングで勝負というよりかは障害物を如何にミスせずにクリアするかが重要になるんです。

ーーーなるほど。距離が短いと長いとで得意不得意が変わるんですね。
そうなんです。長いレースだと走りでカバー出来るのですが、短い距離は障害物がよりカギになります。今回は短いレースなのでしっかりと障害物をクリアできるように練習を積んでいきたい思います。

スパルタンレースの新しい未来を切り拓く

ーーースパルタンレースは陣在さんにとってどのようなものでしょうか。
スパルタンレースは私にとって輝ける場所であると同時にこれからのビジネスのチャンスであると思っています。現状あまりスパルタンレースは認知度がありません。しかし、ここで自分が何か先陣を切って行動することで情報発信として影響を与えれますし、アジアトップになればメディアにも取り上げて頂き、競技の認知度も高まる事と思います。

ーーー期待していますよ。どのようなビジネスモデルを考えているのでしょうか。
あまり明確なものはまだ形にはなっていないのですが、パーソナルトレーニングだったり、スパルタン対策専用の教室を開いたりが出来るのかなと思っています。また、大学で学んできた栄養学を活かし、料理にもこだわっています。トレーニングにプラスしてアスリート志向の栄養学講義も併せた展開が出来ればと思っています。

ーーー陣在さんがトレーニングで一番伝えたい事はなんでしょうか。
やりすぎは禁物、ということですね。スポーツで大切な事は楽しくストレスフリーだと思います。自分自身学生時代は怪我の多い日々でした。足が痛かったり体調が悪くても無理に練習をしてしまい、アキレス腱炎、疲労骨折、貧血など様々な事を発症していました。一年間で一か月は走れないなんてことはざらでした。このように故障を招くような練習法に疑問を抱いてしまっている部分は少なからずあり、ハードな練習も大事ではありますが 一番は継続する事、無理のない日々の練習と栄養バランスのよい食事が大事だよ、ということを伝えていきたいです。

陣在ほのか選手を一緒に応援しよう!

本日のピックアップアスリート、陣在ほのか選手。
見た目のチャーミングさとは裏腹に高みを目指すその勢いに圧倒されました。自分のホームグラウンドではないバーティカルランニングの練習でも積極的に「行きます!」といい、少しでもスパルタンレースの力を上げる糸口を探す姿はとても応援したいと思わせるものでした。是非共に陣在ほのか選手を応援しましょう。

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