こんにちは。
現在、日本代表入りを目標に活動しておりますフィンスイミング選手の世古千紘です。
今回はビーチバレーボールで活躍されている和田信二選手にインタビューしました!
実は今回お会いするのは3度目だったので、私自身もすごくリラックスしながらお話を伺うことができました!
和田信二選手の紹介
三重県出身。
高校卒業までは地元で過ごし、大学進学のため千葉県へ。
大学卒業後はオーストラリアの大学院に進学し、修士号を取得。帰国後現在の企業に就職。
現在はビジネスマンとビーチバレー選手を両立しつつ、そのどちらでもさらなる高みを目指し取り組んでいる。
経歴
---プロフィールを拝見して驚いたのですが、海外への留学経験があるのですね!
はい。大学を卒業後、オーストラリアの大学院に進学しました。
---その海外留学はずっと思い描いていたものなのでしょうか?
いえ。大学院への進学は、就職活動の失敗も関係しています。
---なるほど。大学院では何を専攻していたのでしょうか?
大学時代から学んでいたスポーツマネジメントやスポーツマーケティングを専攻しました。
プロスポーツよりも一般の方々のスポーツ参画に興味があったため、アメリカやヨーロッパではなく、一般の方々のスポーツ参画率の高いオーストラリアを選択しました。
ビーチバレーボールとの出会い
---では、ビーチバレーボール(※以降「ビーチバレー」と省略)について伺っていきます。オーストラリアからの帰国後にビーチバレーを始められたとのことですが、きっかけはなんだったのでしょう?
インドアのバレーボールを大学の途中まで、そしてオーストラリアでもずっとしていました。
チームメイトが休みの日に遊びでビーチバレーをしていたこともあり、やってみたいと思うようになりました。
電話帳でビーチバレーと検索し、電話に出たおじいさんに浜辺に連れて行かれたのがきっかけですね。
後々知ったのですが、そのおじいさんは全豪No.1の女子選手のコーチ経歴を持つ方でした。
言ってみれば、おじいさんとの出会いがきっかけですね(笑)
---本格的に取り組み始めたのはいつ頃からですか?
本格的に取り組み始めたのは、2013年オーストラリアから帰国してからです。
就職し、配属が名古屋になり、愛知県を拠点に練習する選手と共に本格的にビーチバレーを始めました。
練習環境
---現在、トレーニングはどれくらいの頻度で行えていますか?
土日にビーチでボールを使った練習を行います。
平日は仕事もあるため、仕事終わりにジムに行ってトレーニングしたりしています。
また、今年からは会社の協力も得られ、繁忙期ではない時期は平日も少しボールを使った練習ができるように調整していただけるようになりました。
---ペアの方との練習はできるのでしょうか?
相方は名古屋に住んでいるため、一緒に練習する機会は少ないです。ペアを組んでから3年になりますが、一緒になかなか練習できない分、課題を共有するようにしています。
たまに相方が関西に来てくれたり、僕が名古屋に行ったりしてペア練習を行うこともあります。
---なかなかペアでの練習ができないとのことですが、和田選手のペアの強みは何だと考えますか?
日本では過半数のチームが1年でペアを解消するのですが、僕たちは3シーズン以上ペアとして戦ってきたことは強みであると感じています。
仮に技術力で劣っていたとしても、ペア歴が長いことでお互いをわかりきっていることで補えていると感じています。
現状
---今はウィンタースポーツのシーズンですが、ビーチバレーのシーズンはやはり夏ですか?
そうですね。日本では4月から10月がシーズンです。
---直近で出場予定の大会はございますか?
現状は来年春の国内ツアー大会を予定しております。
今後の目標
---では、今後の目標を教えてください。
競技としての目標は、ジャパンビーチバレーボールツアーファイナル大阪グランフロント大会に出場することです!
---その大会に出場するための条件は何でしょう?
ツアーファイナルへの進出は、シーズン中に8〜12大会行われるツアーでのポイントによって決まります。
獲得ポイントの上位チームがツアーファイナルに進出できます。
僕たちのペアは今年は補欠だったので、来年度はツアーで一定以上の成績を残し、ファイナル出場へ繋げたいと思っています。
---さきほど、『競技としては…』という風にお答えになられましたが、競技以外の面での目標もあるのでしょうか?
はい!これまで大学や大学院、職場で学んできたことを活かして、スポーツビジネス界の発展に貢献したいと思っています。
---具体的にはどういうことでしょうか?
競技生活とビジネスの両立を図る立場や経験を活用し、スポンサー企業様の経営課題やブランド戦略を踏まえた提案を行なうことでWINWINのスポンサーシップの関係を構築したいと考えています。
また、その活動を通じて、アスリート・スポンサー双方の企画力向上に貢献したいです。
さらにアスリートのビジネススキルの向上や能力開発、ビジネスマンの課題解決能力や生産性向上など、両立しているからこそのメリットを発信することで人材価値向上に貢献したいと思っております。
まとめ
冒頭でも書かせていただきましたが、和田選手とお会いするのは3度目でした!
アスリートとしての目標とともにビジネスマンとしての志しも高く、今までインタビューしてきたアスリートとは少し異なる印象を持ちました。
しかし、マイナースポーツのアスリートとして共感できる大変尊敬できるアスリートです!
今後の和田選手のアスリートとしての活躍、そしてビジネス面での活躍、この両方に期待です!