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パリ五輪、ロス五輪でマラソン日本代表目指す箱根駅伝準優勝メンバー・小早川健(こばやかわ たける)に迫る!

パリ五輪、ロス五輪でマラソン日本代表目指す箱根駅伝準優勝メンバー・小早川健(こばやかわ たける)に迫る!

皆さんこんにちは!バーティカルラン、階段坊主こと矢島昭輝です。

本日のピックアップアスリートは陸上競技・マラソンの小早川健選手です。まったく競技性が違いますが、同じランナー同士でインタビューさせていただきました。

自己紹介

ーーーはじめまして。よろしくお願い致します。まず自己紹介と競技の説明をお願いします。

はい!陸上競技マラソン日本代表として2024パリ五輪、2028ロス五輪を目指す小早川健と申します。

陸上競技は走る・跳ぶ・投げる、という3つの基本技を中心とする競技の総称になるのですが、私は1500m、3000m、5000m、10000m、ハーフといった中長距離走をメインで行っていました。

マラソンを始めたきっかけ

―――昔から走ることが好きだったのでしょうか?

はい!昔から走るのは好きで小学生の時には陸上クラブに入っていました。最初は短距離走や跳躍種目をしていたのですが、学校の持久走大会で「どうしても優勝したい!」と長距離走に変更し、初優勝することができました!

―――小さい頃から勝つことにこだわりがあったんですね。

それまでは1番を取る事はなかったので1番がどんなものかを知りたいという思いが人一倍にありました。絶対に勝つ為の努力は怠らないという考えは小学生の頃からありまして、自分の走る練習には親に自転車で並走して付き合ってもらう、という漫画のような自主練もしていました 。

夢を現実に!インターハイ出場や箱根駅伝で準優勝を経験

―――それはハードですね。小学生の時は何か夢があったんでしょうか。

小学生の時には世界陸上に出たいという気持ちがありました。その想いを胸に練習を一生懸命励み、中学時代には全国都道府県対抗男子駅伝(通称:都道府県駅伝)に出場、高校時代には1500mや5000mでインターハイに出場し、全国高校選抜10000m3位を取る事が出来ました。大学時代には東洋大学のメンバーとして箱根駅伝を走り、準優勝を2度経験しています。

長距離走(マラソン)は練習も含めて相手よりも自分自身との勝負に勝てるかどうか、また妥協しなければ必ず結果が付いてくるスポーツだと思っているので、とてもやりがいを感じています。

大学時代に大きな挫折…1年間走れなくなる

―――16年間競技を続けているということですが、挫折や転機は何かありましたか?

色々ありましたね。一番大きな挫折としては大学時代に精神的に色々と追い込まれてしまったことです。大学2年時の一年間は本当に走れなくなってしまい、ただただ苦しい一年となりましたが、その年の箱根駅伝で優勝校のゴールを見て、自分は何をしているんだ。このまま終わっていいのか。絶対に見返してやろう。そう心の中で決意した時にモヤモヤが吹っ切れたものを感じました。それから気持ちが大きく切り替わりましたね。

ーーーとても心が動かされたんですね。

はい。大手町のゴールテープを後ろ側から見てからは自分の生活の食事や睡眠や練習への姿勢など根本から全て見直して1から徹底して改善をしました。その結果、3ヶ月後のハーフマラソンで調子を戻し、半年でトラック競技の自己ベストを更新。その年の箱根駅伝で10区を走らせていただくことが出来ました。

実際に陸上を辞めようと考えていた時から、私は立ち直ることが出来ました。ですが、自分と同じように精神的に追い込まれてしまい、競技をやめてしまう選手が多くいる事も事実です。その選手たちに自分がプロアスリートとして何かしてやれることはないか、日々考えています。精神的に追い込まれてから立ち直れた自分だからこそ分かることがあると思うので、今後の競技活動に活かしていきたいと思っております。

現在はアスリート支援企業に所属しながら日々トレーニング

―――立ち直れた事は自身の今後の糧にもなりますね!今はどのような生活をしているのでしょうか?

今はアスリート支援企業である東京メールサービス株式会社に所属しています。

現在は環境の変化に順応している段階で個人での練習が基本となりますが、学生時代の恩師に相談をしたり、長所であるセルフマネジメントを活かして、五輪や世界陸上に向けて日々奮闘しております。

ーーー良い再スタートをきれたようですね。

そうなんです、環境と時期にはとても恵まれました。ただ、現状はコロナ禍で先の状況が読めないので競技や活動に不安を感じることもありますが、この時期だからこそ出来る個人のマネジメントや競技活動資金の確保など、様々なプラスな環境を整える取り組みをしています。

目標は2024年、2028年のオリンピック出場

―――今後の課題や目標を教えて頂けますか?

今は練習時間と競技活動費の確保が課題になります。2024年、2028年のオリンピック出場に向けて練習の質を上げていかなければと試行錯誤しているのですが、それと同時に取り組もうと思っている活動も色々と構想を練っています。

ーーーどんな活動になるのでしょうか?

陸上選手の新たな道を作ってあげられるような活動をすることです。現状コロナ禍にあるため学生たちには試合やレースがなく、先が見えない状態です。そんな学生たちにプロアスリートとして力になれることは何かと色々と模索中になります。コロナを抜きにしても、陸上競技界には所々古い固定観念があり、若者の成長を阻んでいる節があるので、学生たちが選択される側ではなく、選択する側であるようにしていきたいですね。

陸上競技界に新しい選択肢を

ーーー先ほども話題に出ましたが小早川さんも現役時代苦労したようですね。

はい、環境がメンタルに与える影響はとても大きいものだと感じました。選手として実力がある人間でも周りの環境や刺激によってはその選手を伸ばすどころか駄目にしてしまうこともあるのだと身に染みて感じました。そういった改善すべきことと真剣に向き合っていくことで、これから夢を追いかける若者が適切な環境と適切な指導者の元で練習に打ち込めるような環境作りをしていき、陸上競技界に新しい選択肢を作りたいと思います。

ーーーとても熱いもの感じます。

そのためにはまず実力と資金が必要です。一緒に協力してくださるスポンサー企業や繋がりが出来ればと思っています。私の強みは、試合や人に対して一切臆さず自分自身を表現できること、自分が立てた目標を必ず達成させるために妥協をしないことです。また周りができない発想や実行力があることもプラスに捉えています。この強みを活かし、世界陸上やオリンピック出場と後進の育成という夢に挑戦していきますので、是非ご支援いただけたらと思います。

小早川健選手を一緒に応援しよう!

本日のピックアップアスリート、小早川健選手。

見た目の優しさとは裏腹に自分の意見や想いをハッキリと貫くところに魅力を感じました!自分が挫折しそうになったことに対して「どうすれば立ち直れるか」を考えられる人はいても「どうすれば自分の後に続く人が挫折せずに育成出来るか」を考えられる人は少ないと思います。小早川選手には是非その他人を思う“利他の精神”をこれからも持ち続け陸上界を盛り上げていってほしいと感じました!陸上選手としてだけではなく、1人の人間として周りにどう影響を与えていくか、私も楽しみにしております!是非共に小早川選手を応援しましょう!

小早川健選手のプロフィールはこちら

 

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