こんにちは。
現在、日本代表入りを目標に活動しておりますフィンスイミング選手の世古千紘です。
今回はラクロスで全日本選手権13連覇を目指す石黒哲雄選手にインタビューしました!
石黒哲雄選手の紹介
東京都出身。
ラクロスとビジネス双方で成果にコミットし、文武両道を地でいく、ラクロスを日本一楽しむサラリーマン!
全日本選手権12連覇を果たしている『FALCONS』に所属し、現在はそのキャプテンも4年間務めている。
2013年から日本代表としてもプレーしている。
サラリーマンとして働きながらラクロス競技を続け、2019年夏にはYoutubeチャンネルも開設し、ラクロス競技の普及にも尽力している。
ラクロスとは?
ラクロスとは、先に網のついたスティック(クロス)を用い、直径6cmの硬質ゴム製のボールを奪い合い、相手チームのゴールに入れ、得点を競う球技の一種である。
男子競技と女子競技でルールが大きく異なっていることもラクロスの特色と言えるであろう。
石黒選手も行なっている男子競技は『地上最速の格闘球技』とも呼ばれるほど、スピード感やコンタクトの多い競技である。
ラクロスを始めたきっかけ
---ラクロスを始めたきっかけは何だったのでしょう?
ラクロスを始めたのは大学1年生のときです。
ラクロスはキャンパススポーツとも言われるほど大学に入ってから始める人が多く、スタートラインがほぼ一緒なので、『これは俺もいける!』『世界と戦える』と思ったのがきっかけでした!
大学1年生で始め、大学3年生のときには22歳以下の日本代表と同時にフル代表に入ることができました。
---すごいですね!そのように日本代表としても活躍されている石黒選手が思うラクロスの魅力は何でしょうか?
する側としては、ラクロスは日本に来てからまだ30年ほどと歴史が浅いため、まだまだ未開のスポーツです。
そのため戦略なども多種多様。チーム毎に戦略を練っていくというところが面白いですね。
僕はオフェンスの選手なのですが、自分の思い通りにディフェンスを翻弄できた時は快感です。
観る側としては、なんと言っても『スピード感』や『激しさ』ですかね。球速も速いですし、ボディコンタクトやスティックで相手を叩いてミスを誘うなど、ハードな面も魅力に感じてもらえるポイントだと思います。
練習環境
---普段はどこで練習してるのですか?
平日は週2回ほど大学の練習に参加させてもらっています。
基本的に早朝練習で、朝7時から8時半で練習をしてから出社して仕事をしています。
夜のときもあり、基本自主練ではありますが、参加させてもらっています。
あと、土日は公共のグラウンドを借りてのチーム練習です。
その時々で借りれるグラウンドで練習しています。
---フィンスイミングも週末に借りれるプールを借りての練習です。練習環境の確保も課題ですよね?
そうですね。
危険な競技でもあり専門のグランドも無ないので、どこでもできるスポーツではないだけに難しい部分はありますね。
---そうですよね。私は泳げない日などは陸上トレーニングなどで補っていますが、フィールド以外でもトレーニングなどは行なっているのでしょうか?
はい。
週3回ほどはウエイトトレーニングを行なっています。
ただあまり好きではないので、仲間と一緒にジムに行きトレーニングせざるを得ない状況を作って頑張っています(笑)
仕事を言い訳にしないように、帰りが遅い日もトレーニングできるよう、トレーニング器具を家にも揃え、グラウンドの側に引越しました。
自分の弱さを理解した上で環境を整えました(笑)
大会情報
---直近で大会はあるのでしょうか?
いえ、12月末に全日本選手権があり、それが終わるとシーズンオフに入ります。
なので、今はシーズンオフで直近での大会はないです。
5月から東日本リーグ戦が始まり、ラクロスのシーズンが始まります。
ラクロスを見たことがないという方も、是非ご観戦ください!
現在の課題
---現在課題と感じていることはありますか?
はい。
自分が良いパフォーマンスを出せる状態まで持っていくための環境作りです。
ラクロスではアタッカーと呼ばれる攻撃のポジションなのですが、シュートを打つときに『外したらどうしよう』と少しでも自信がないときは絶対にシュートは決まりません。
でも『これはめちゃくちゃ練習してきたから絶対に入る』と自信があるシュートは不思議と決まるんですよ。
アスリートであればゾーンやフローという言葉を良く耳にすると思います。
僕は準備しきった状態をフローだと考えてます。
徹底的に準備した上で、自信満々にプレーする。
その状態に持っていくことが最も重要だと捉えています。
このスタンスは仕事にも同様に持っていて、自分の中で一番大事にしているところです。
徹底的に準備すれば、相手やビジネスを動かすことに繋がると思っています。
しかし、自信を持てるまで技術を磨きトレーニングを重ね続ける環境に身を置くことは難しく、これこそがラクロス界の課題でもあり、私自身の課題であると感じています。
今後の目標
『日本一』です!
全日本選手権13連覇を目指していきたいと思います!
そのなかで、日本のラクロス、新しいラクロスの形を作っていきたいと思っています。
あと…日本ラクロス界で僕が一番ラクロスを楽しみます!
まとめ
仕事も楽しみながら、ラクロス競技において日本のトップで活躍し続けている石黒選手!
今後さらに日本のラクロス界を牽引、盛り上げていく方だと感じました!
アスリートとしての石黒選手の活躍と、石黒選手が行う日本ラクロス界の発展に期待したいと思います!