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限界を超える挑戦!吉沢選手がアジア記録904kmと世界チャンピオンを狙う6 Jours de Franceに向けてフランスへ出発!

ここでは、世界最高峰の6日間ウルトラマラソン「6 Jours de France」の全貌に迫ります。
フランスで開催されるこの伝説的な144時間連続走破レースに、今年は日本から吉沢協平選手らが出場。
アジア/オセアニア記録となる904kmの突破と世界チャンピオンの座を狙う吉沢選手から届いた熱い意気込みとともに、極限の耐久競技の魅力をお伝えします。人間の限界に挑む究極のスポーツイベントと、そこに挑む日本の星の壮大な挑戦をご紹介します。

極限の6日間!「6 Jours de France」

「6 Jours de France(フランス6日間レース)」は、フランス・アルデシュ県のヴァロン=ポン=ダルクで毎年開催される、世界屈指の6日間ウルトラマラソン大会です。創設者のジェラール・カイン氏の情熱から生まれたこの大会は、現在ではフランス国内最長の公式周回レースとして、また世界的にも重要な6日間レースとして確固たる地位を築いています。
毎年約100名ものアスリートが世界20カ国以上から集結し、144時間(6日間)ひたすら走り続けるという過酷な挑戦に身を投じます。ランニング部門とウォーキング部門に分かれており、制限時間内にどれだけ長い距離を走行または歩行できるかを競います。単なる競争ではなく、自分自身の限界との戦いであり、仲間との絆を育む場でもあるのです。

大会要項

2025年の「6 Jours de France」は4月28日から5月4日にかけて開催されます。今年は特別に「第3回 GOMU 6日間世界選手権」も兼ねており、例年以上の注目度を集めています。
会場となるのは、フランス南東部の美しい景観に囲まれたCamping l’Ardéchois(キャンピング・ラルデショワ)です。2022年から使用されているこの会場では、1周1,131.28m(約1.13km)の平坦で舗装された周回コースが設けられ、記録更新に最適な環境が整っています。
参加者の年齢層は実に幅広く、20代から70代まで様々なバックグラウンドを持つアスリートが集います。驚くべきことに、中には70歳を超えてなお記録を更新し続けるベテランランナーも少なくありません。彼らの姿は、年齢を重ねても挑戦し続ける勇気と可能性を私たちに示してくれます。
参加に必要な条件としては、医師による健康診断書の提出が義務付けられています。また、主催者側からの推奨事項として、過去に24時間以上のウルトラマラソン経験があることが望ましいとされていますが、初心者でも挑戦は可能です。

大会名称:6 Jours de France(フランス6日間レース)2025
開催日:2025年4月28日〜5月4日
場所:フランス・アルデシュ県ヴァロン=ポン=ダルク Camping l’Ardéchois
種目:6日間、48時間、24時間、12時間、6時間(各ラン/ウォーク部門)
コース:1周1,131.28mの舗装された周回コース
参加資格:健康診断書の提出必須、24時間以上のウルトラマラソン経験推奨
エントリー費:380ユーロ〜(種目により異なる)

耐久レースの魅力:限界を超える瞬間を目撃しよう

6日間という途方もない時間をひたすら走り続ける——この過酷な挑戦にはどんな魅力があるのでしょうか。それは何よりも「自分自身の限界を知る」という究極の自己探求にあります。
参加者たちは途中で幻覚を見たり、極度の睡眠不足に陥ったりと、身体的にも精神的にも極限状態を経験します。しかし、そんな辛い状況でこそ見える景色があります。「もうダメだ」と思った瞬間を乗り越え、再び前に進み出すとき、人は自分の中に眠る思わぬ強さを発見するのです。
大会の魅力はレース自体だけではありません。世界中から集まったランナー同士の交流や、24時間体制でサポートするボランティアチームの温かさも特筆すべき点です。言葉や文化の壁を超えて、同じ目標に向かって励まし合う姿は感動的です。
また、観客としての楽しみ方も多彩です。会場では常に誰かが走っているため、いつでも応援が可能。特に夜明け前の静寂の中、ヘッドライトを頼りに黙々と走り続けるランナーの姿は、言葉では言い表せない感動を与えてくれます。
今年はライブ配信も予定されており、オンラインで観戦することも可能です。現地に行けなくても、スマートフォンやパソコンから臨場感あふれるレースの様子を楽しめます。

世界を驚かせた記録と伝説:歴代の偉業

「6 Jours de France」は数々の驚異的な記録を生み出してきました。現在の男子最高記録は、フランス人のオリヴィエ・シェーニュ選手が2023年に達成した881.509kmという驚異的な距離です。これは東京から広島を超える距離を6日間で走破したことになります。
女子では、ドイツのコーネリア・ブリッグ選手が持つ775.255kmが最高記録。この記録は2023年大会で達成され、それまでの女子世界記録を大きく更新する偉業でした。
特筆すべきは、この大会がウォーキング部門でも盛んであることです。競歩の技術を用いてひたすら歩き続けるウォーカーたちも、驚くべき距離を記録しています。審判の厳格な監視のもと、走ることなく600km以上を踏破するウォーカーの存在は、この競技の多様性を示しています。
過去には、睡眠時間をわずか3時間程度に抑え、残りのほぼ全ての時間を走り続けたランナーや、80歳を超えてなお500kmを突破した伝説のベテランなど、数々の感動的なストーリーがあります。これらの偉業は、人間の可能性の限界を常に押し広げています。

今年注目の選手たち:世界のトップランナーが集結

2025年大会には、世界各国から錚々たる顔ぶれが集結します。前回大会で男女の記録を更新したオリヴィエ・シェーニュ選手とコーネリア・ブリッグ選手は、さらなる記録更新に挑みます。
アメリカからは、24時間走の世界記録保持者であるカミーユ・ヘロン選手が初参加。6日間という未知の領域での挑戦が注目されています。また、3度の優勝経験を持つフィンランドのパトリック・マッコ選手も、エイジカテゴリーでの新記録を目指します。
ウォーキング部門では、フランスのドミニク・ブノワ選手が6度目の挑戦。昨年は650kmを突破し、今年は700km超えを視野に入れています。

そして特に日本からの参加者として注目を集めているのが、吉沢協平選手です。
6日間走の日本記録を保持する彼の挑戦に注目が集まっています。

吉沢協平選手のコメント

6日間走日本記録保持者として、4/28〜南フランスで開催される(今年は世界選手権扱いとなる)6 Jours De Franceに出場します。アジア/オセアニア記録の904km更新と、世界チャンピオンを目標に頑張ります。
サポートしているアスリートたち、同世代の40.50代のの皆さんの刺激なり、家族に誇りに思って貰えるような走りをしてきます。

応援よろしくお願いします。

 

 

 

今すぐできる!「6 Jours de France」の楽しみ方と応援方法

「6 Jours de France」を応援したい、この非日常的な極限レースを楽しみたいという方に、具体的な方法をご紹介します。
まず、大会公式サイトでは、参加選手のプロフィールや過去の記録、レースの詳細情報を確認できます。

レース期間中は、公式YouTubeチャンネルでライブ配信が行われます。
また速報は大会Facebookページより確認することができます。
日本から届く応援の声は、過酷なレースを走る選手にとって大きな力となるでしょう。
みんなで応援しましょう!

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