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【アスリートインタビュー】スパルタンレース・高橋海輝さんの魅力に迫る!

【アスリートインタビュー】スパルタンレース・高橋海輝さんの魅力に迫る!

みなさんこんにちは!スペインでフットサルをしている船附 ひな子です。

今回のアスリートインタビューは、スパルタンレースの高橋 海輝選手です!

自己紹介

ーーーまずは自己紹介をお願いします。

高橋海輝(たかはしみつき)です。普段はスパルタンレースという障害物レースで選手として活動させていただいております。また、ステアクライミングという階段を上っていくレースの方でもアスリートをさせて頂いております。

本業の方はランニングのコーチをやっておりまして、東京都稲城市でレオニダスランニングクラブというとランニングクラブを運営しています。

ーーー本日はよろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします!

有刺鉄線をくぐる様子

スパルタンレースについて

ーーースパルタンレースについて教えてください。

スパルタンレースは一言で言うなれば「世界一過酷な障害物マラソン
5-20kmを走る間にロープ登り、有刺鉄線くぐり、40㎏の重り運びなど20を超える障害物が待ち構えています。一見ただただきつそうな競技に見えますが、うんていや壁登りなど幼いころに誰もが一度は遊んだことのあるアクティビティも多いため、童心に帰ることができる競技でもあります。

ーーー過酷さの中にも楽しさがありそうですね。

普段の生活では触れることのできない障害物があることも魅力です。例えばツイスターという、持ち手が回転するうんていのような障害物やアトラスキャリーという50kgの鉄球などがあります。こうした意味でも好奇心がくすぐられる競技だと思います。

ーーースパルタンレースは様々な分野やあり、練習を組むのが大変そうです!

時間の使い方には大変苦労しています。現在スパルタンレースの選手のみならず、ランニングクラブ運営、インストラクター、理学療法の学生など幅広く活動をさせて頂いております。合間の時間を有効活用することで全ての両立を図ることが欠かせないため、常に頭を悩ませながらも計画的にタスクをこなすようにしています。

ーーー話を聞いているだけで頭が痛くなります(笑)高橋選手はとてもまめな方ですね!

日本選手権のゴールシーン

引退試合として選んだスパルタンレース

ーーースパルタンレースを始めたきっかけは?

怪我による引退試合としてスパルタンレースを選んだことが競技との出会いです。
元々は陸上競技の長距離種目をしていたのですが、中学3年生の時に怪我を発症しました。以来5年間苦しみながらも細々と競技を続けていましたが、体型の変化などにも苦しみ大学2年の時に引退を決意しました。

ーーーなぜ、引退試合としてスパルタンレースを選ばれたのでしょうか?

競技人生の最後に持久力パワーも活かせる競技を探していたところ、スパルタンレースを見つけ出場しました。
2019年の新潟のスパルタンレースのオープン参加で、参加者3000人中の2位になり、自分の競技適性があるんじゃないかということでその後引退を撤回し競技転向、日本代表を目指してトレーニングを開始しました。

ーーー初出場でその結果はすごいです!

30kg近いバケツを運ぶ様子

スパルタンレースは様々な能力が必要とされる複雑な競技

ーーースパルタンレースは様々なトレーニングが必要な競技だと思うのですが、どのような1週間を送ってますか?

1週間の中で週2回ランニングのトレーニングをしています。例えば、1000m×5本のインターバル、10キロ近くのペース走など割と陸上部に近いようなメニューをこなしています。

週3回は懸垂や腕立てなどの自重トレーニング、また40キロの重りを持って数百メートルを走るなどのスパルタンに近いような実践的な練習もやっております。

その他の週2回はオフに充てたり、例えば、野球やアスレチックなどをアクティブリストとして充てています。

ーーーどこで練習を行なってるんでしょうか?

現在は地元の東京都稲城市を拠点に練習を行っています。
北側を流れる多摩川ではランニングのポイント練習を、南側の丘陵地帯では階段や坂道でのトレイル練習を行なっています。
市内の各所に懸垂バーや公園もあるため、自重系のトレーニングやポリタンクを用いた筋力トレーニングを行なっています。
このように市内で幅広いラインナップのトレーニングが可能のため、トレーニングには大変恵まれている場所だと感じています。

ーーー稲城市はスパルタンの練習をするには適しているんですね。実は私は府中市出身なのでご近所さんです!(笑)

自分もよくランニングの練習で府中市の多摩川かぜのみちを使わせていただいたりとか、何かとすごく親近感が湧いてめちゃくちゃ嬉しく思ってます。

ーーー高橋選手の強みはなんですか?

1つ目は握力の持久力です。ジェリーカンという40キロの重りを数百メートル走って運ぶという種目があるんですけれども、その種目の練習で握力は大変強化してきました。例えば、その40キロの重りを手に持って、その状態で合計1000m(400+300+200+100)それぞれのセット毎に1回もジェリーカンを置かずに運んでいくトレーニングをやってきたので、そういった面では、その後、障害物、他にもうんていだったり、ロープのロッククライム、ロープ登りがありますけれども、そちらの方で疲れないような対策はできるかなと思っております。

2つ目は分析力だと考えています。
大会でも練習でも現在の自分の状態やレベルを把握して、現実的な目標設定や適切な負荷でのメニュー設定を行なっています。これにより自分の現状にそぐわない目標や練習で故障や不振に陥ることを未然に防いでいます。また大会前には会場の地形や障害物の順番を見て、ペースを上げるポイント、障害物の攻略法から軍手を外すタイミングに至るまであらゆる計画を作成しています。
常にベストな勝負ができるようリサーチを継続していきたいと考えています。

ーーー逆に弱みはありますか?

天候変化への適応力のなさかなと思っています。生まれつきの自律神経の方に不調をきたしており、例えば、寒いときのレースではよく低体温症に、雨の日のトレイルランニングレースで途中で意識が朦朧としてきてしまったり、そういったところですごく不便と感じています。また、夏に無理して走り切って熱中症になってしまうこともよくあるかなと思っています。

自分でもできるようなこと、例えば、体力をつけるトレーニング、交感神経と副交感神経のバランスを整えるような生活習慣はなるべく送るようにしておりますので、それらを克服してどんな大会でも結果を任せるような選手になれればと思っております。

地元稲城市の子供の中から世界で羽ばたく選手を輩出したい

ーーー運営されているランニングクラブについて教えてください。

現在はレオニダスランニングクラブ  には50名ほど、子供が大体45名、大人が5名ほど在籍しております。その中で子供のかけっこ教室から大人のマラソンまで幅広く指導させていただいています。

ーーーランニングクラブを始めたきっかけはありますか?

コロナ禍において、子供たちの運動する場がなくなってしまったというところにあります。子供たちがなかなか運動ができないということで、何か自分も貢献したいなと思ってランニングクラブを始めました。

ーーー今後のランニングクラブの展望などは?

今後はもちろん小学生が運動を楽しむっていう場を提供するという意味でかけっこ教室は続けていこうと思っているんですが、ちょうど中学校の部活動に民間の団体が参入できるという機会が出てきまして、それによって中学校のクラブチームも設立して、部活動単位でレベルの高い大会だったり、全国大会に行けるような人材を育てていきたいなと思っております。

ーーー高橋選手にぴったりな機会ですね!高橋選手の指導のもとで結果を出す選手がどんどん出てきそうですね。

特にやっぱり稲城市に設立しておりますので、稲城の子供たちの中から世界に羽ばたけるような人材を育成できればと思っております。

 

今後の目標

ーーー今後の目標についてお聞きします。まずは直近の目標を教えてください。

まずは国内もしくは海外で優勝することを目標としています。
昨年は自己最高の国内4位にランクイン、日本代表に選出して頂きましたが、もちろんそれのみでは満足することはできません。最低限今年中に一勝を目指したいです。そしてそれを足がかりとしてアジア選手権優勝・世界選手権トップ10に向かって引き続き努力を重ねて参ります。

ーーー競技以外でも目標はありますか?

また、障害物レースは走る、運ぶ、飛ぶ、投げるなど幅広い能力が求められるスポーツです。まさに日本人の健康増進、子どもたちの能力開発に最適なスポーツだと考えております。今後は誰でも気軽に障害物レースに参加できるような競技開発、レース用のトレーニングを活用したプログラム作成などを通して社会に貢献できればと考えています。

ーーー私も子供ができたら、ぜひ高橋選手に見てもらいたいですね!総合的にトレーニングできる素晴らしい競技だと思います。

ランニングクラブをやっていることもありまして、陸上競技では、ぜひ自分の地元東京都稲城市の方から全国大会そして箱根駅伝に出場できるような選手を育てて行きたいです。またスパルタンレースのキッズ指導もやっておりまして、彼らを日本選手権優勝であったり、世界で戦えるような人材に育てていく、いろいろなアプローチをしていきたいなと思っております。

ーーー最後にアスカツを読んでいる皆さんにお願いします。

自分のアスリートとしての生活も大事ですが、特に後進育成に尽力していきたいと思っております。そのためにもまず自分が競技の方で活躍することで、子供たちにモチベーションを上げてもらう。そして様々なことを吸収して、陸上競技、スパルタンレース、それぞれの専門種目で羽ばたいていってほしいと思っております。

あとがき

陸上でトップを目指し戦ってきたが怪我などが原因で芽が出なかった高橋選手が引退を決意した時に出会ったスパルタンレース。
大好きだったからこそ努力して続けてきた陸上競技、そして高橋選手の強みを活かせる競技に出会えたことは最高の運命の巡り合わせな気がしました。お話していてとても礼儀正しく丁寧でまめな方と伝わってきて、高橋選手のような方でないと様々な分野があるスパルタンレースに打ち込むことは難しいんではないかと思わされました。また、競技普及や指導する子供たちのために戦う高橋選手は子供達にとって最高の見本になっているんだろうなと想像がつきます。競技者としての活躍はもちろん、地元密着のランニングクラブにも注目です!

Instagram >>> 高橋海輝選手のInstagram

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