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【アスリートインタビュー】JET SURF(ジェットサーフ)の”SuGuRu”こと池田卓さんの魅力に迫る!

【アスリートインタビュー】JET SURF(ジェットサーフ)の”SuGuRu”こと池田卓さんの魅力に迫る!

みなさんこんにちは!女子サッカーをしている大宮玲央奈です。

今回のアスリートインタビューは、ジェットサーフのSuGuRuこと、池田卓さんです!

自己紹介

ーーーまずは自己紹介をお願いします。

ジェットサーフ日本代表のSuGuRuです。
ジェットサーフというスポーツをやりながら、普段は役者業とダンサー、映像関係の仕事もやっています。
ジェットサーフの「選手」として本気で活動している人があまりいなくて、日本では一緒に大会に出場する方も何人かいるんですが、プロとして活動しているのは僕だけです。
世界大会が年間5回、各国であるのですが、その大会に今まで出させていただきながら、表彰台を狙っています。

ーーー芸能の活動もされているとお聞きしました。

13の時にダンスを始めて、エンターテインメントにつながることで20歳くらいから事務所に入りました。
今までは事務所に所属しながら活動していましたが、今はフリーランスで活動しています。

ーーーすごいです!

オーディションを受けることもあります。
カメラの前に立つことが好きなので、楽しいですよ。

メディアに出ることは、自分の家族たちにちゃんと自分が進んでいるっていう姿を見せられるものだと思うので、地上波のテレビに出たり、メディアに出ることはもっとやっていきたいと思ってます。なので今でも挑戦できるときは、オーディションを受けたりしています。

ーーー普段は芸能のお仕事をして競技をしているんでしょうか?

仕事は、映像関係の仕事をしています。
自分が映像を創る側になって、CMやMVを制作したり、キャスティングなどもしています。
なので自分が作成する側の日もあれば、演者の日もあります(笑)
どっちの気持ちもわかるので楽しみながらやっていますね。
あとはダンスの先生や振り付けをやっていて、基本的には映像関係のお仕事とダンスで生計を立てています。

ジェットサーフとは

ーーージェットサーフという競技について教えてください。

チェコ共和国で生まれたモータースポーツで、時速60㎞オーバーのジェットボードに乗って、14人くらい一斉にスタートをしてスラロームを駆け抜けて順位を争う競技です。
サーフボードの中にエンジンを搭載しているので、ウェイクボードのように誰かに引っ張ってもらわなくても自走できます。
やっている本人からすると、水面の上なので特に速く感じて、時速100㎞くらいの体感です。

ーーーお恥ずかしながら今回初めてジェットサーフという競技を知りました。動画を見た時に、一斉にスタートする瞬間にぶつかりあったりしないのかな、と少し怖い印象でした。

自分からぶつかるのはダメなんですけど、水上で隣の選手とも一人分ないくらいの距離なので、必然的にぶつかりますね。
倒れそうになった時に条件反射で誰かをつかんでしまったり、接触は確かに多いかもしれません。

ーーー周りの選手の波の影響も受けますよね。

そうですね。
引き波に引っ張られて倒れてしまったり、そういうのはよくあります。

ーーー水しぶきも相まって、激しくてかっこいいスポーツだなと感じました!

周りから見てるよりも、体感してみたらよりすごいですね。
やってる本人からすると、結構激しいです(笑)

一番人数が多いのはやっぱり大人の男の人たちのクラスなんですけど、レディースとキッズクラスもあります。

きっかけはたまたま?

ーーージェットサーフを始めたきっかけはなんだったんですか?

ジェットサーフを輸入してる方と知り合って、その方が主催するジェットサーフの試乗会に行かせていただき、そこで初めてジェットサーフに出会いました。
当時はまだ乗れる方がいない状況で、僕がサーフィンをやっていたこともあってはじめてにしては乗れるほうでした。
それをみた社長が、プロとしてレースに出る選手を探してるから一緒に挑戦してみないか?というお話をくださり、僕は役者やダンサー業もやっているので、それをやりつつでもやらせていただけるのであれば、ぜひやらせてくださいと言ったところ、快くそれでもいいよと仰ってくれました。
そこから今まで、たくさんサポートしていただきながら挑戦しています。

ーーーすぐ乗れてしまったんですね!!(笑)

レースに出るとかそういうレベルではなくて、普通にレジャーとして乗る分にはですが(笑)
元々サーフィンやってたり、そういう部分が大きかったのかもしれないです。

ジェットサーフに魅力を感じたことは大前提で、当時、プロはもちろんレースに出る人もいなく、僕がこのスポーツのパイオニアになろう!と決意しました。
元々自分が死んでも名前が残るようなことを成し遂げたいと思っていたので、やるからにはとことんやりたいなと思っています。

ーーーそれが何年前くらいの出来事ですか?

2016年とかなので7年前ですかね、、、?
2015年だったかもしれないです(笑)

ーーーそこからジェットサーフのパイオニアとして活動をしているんですね!

そのあたりから海外の試合も出させていただいています。

練習環境の厳しさ

ーーーそれにしても、二つ返事で始める決断力はすごいですね。

好奇心が勝ちましたね。

始めた当時は、やっている人も少なくて、練習相手もいないような状況で一人で練習するしかなかったです。

ーーー練習できる場所も限られてきそうですもんね。

そうなんですよね。
どこでもやっていいよというわけじゃないので、それが結構大変なところです。
やれたとしてもやる場所によってルールがあって、コースを作るのも大変です。
練習場に向かうまでに2~3時間運転して、コースを作るのに1時間以上、練習を4時間して、そこから片づけてまた2時間かけて帰るとなると、練習するにも丸1日かかります。
なので練習を1回するだけでも時間と費用の面でもを取るのに苦労しています。

ーーー仕事と競技の両立が大変ですね。

仕事はだいたい都内で、練習場所は茨城県なので、週1回練習できれば良いほうなのが現状です。
寒い時期だと体が固まって練習にならなかったり、防寒してやったとしても試合の時の感覚と違ったりだとか、練習したい気持ちと実際に練習できるコンディションとのギャップがあって難しいです。

ーーー日本には四季があるので、マリンスポーツは年中練習する環境の確保が難しいんですね。

他の国でプレーしている人たちは1年中やってたり、練習の仕方も変わってきます。
寒い時期だと練習が本当にきついですね。
仕事もしているのであまりできていませんが、大会前の週末に暖かい地域で2泊3日でぎゅっと詰め込んで練習したりもします。

ーーー私のやっている女子サッカーでは、仕事を夕方までしてから夜練習というチームもあったりします。

それができないんですよね、、
湖でのトレーニングなので、夜だと真っ暗で練習ができないんです。
練習環境の整っている国だと、専用の池にもともとコースが完備されていて、夜でもナイターで練習できる環境があるので、羨ましいです。
日本だと基本的には日に当たっている時間でないと練習ができないので、お昼にトレーニングしたいけど、仕事がある。日が長くなって終わった後にできたとしても、練習拠点までの移動に時間がかかりすぎて、結局仕事のない日にしか練習ができないんですよね。

ーーー「練習する」ということのハードルが本当に高いですね。

練習環境もそうなんですけど、ジェットサーフ自体の金額もだいたい200万円を超えてくるのでとても高いです。
でもやっぱり自分のボードにはこだわりたいというところもあって、今回FIND-FCに応募したのもあったんですよね。
マシンも毎年毎年よくなっていきますし、金銭的に余裕のある人たちは頻繁に買い替えたりして使っていますが、チェコにあるファクトリーチームは必ず最新鋭のボードだったり、なんならまだ世に出ていないボードを使ったりしています。
僕の場合はほかの選手と比べて古いボードを使っていたので、今年こそは思い切って自分で買おうと思って、車を売って買いました。

ーーー走りの技術ではなく、ボードの性能の違いを感じるのは悔しいですね。

前まではそのボードで大会にも出ていたんですけど、さすがにこれだと大会に出たところで試合にならないなと思ったので、前回の大会からは新しいボードを現地でレンタルして、そのレンタルしたボードで大会に出ました。

ーーー「使い慣れていないけど新しいボード」を選んで大会に出場したんですね。

現地で慣らす時間があればよかったんですけど、その時間もなくて、ぶっつけ本番でしたね(笑)
でもそれでもいつも使っている自分のボードよりも速くて、結果は世界9位でした。
ただ乗りやすさは普段使っているほうが乗りなれていて乗りやすかったので、今年は自分のボードをちゃんと使って出たいと思ったので、自分で買うしかないかなと。

ーーー新しい自分のボードの乗り心地はどうですか?

練習量が少ないのでまだ完璧とは言えませんが、勝って違いを証明しますよ。

始めたことへの責任感

ーーー新しいボードを買うためにも、一緒に戦ってくれる方がいたらうれしいですね!

有名なスポーツじゃないので、現在スポンサーについてくれてる人も知り合いのみです。
僕が頑張っているから応援するっていうだけで、企業ネームをつけるためのスポンサーというより応援者です。
なので少し前に、今年の大会の遠征費用のためのクラファンを始めて、結果が楽しみです。
(※取材後、「無事目標達成しました。たくさんのサポートありがとうございました!」とのことでした。)

ーーー海外の滞在費も全部実費ということですもんね。

今までジェットサーフジャパンが航空券や宿泊費等たくさんサポートしてくれていました。
とても感謝しています。
ただコロナのせいでボード自体が日本で売れていなくて、日本の業績が悪化している中で、僕をサポートするということが難しくなったので、だったら自分でやるしかないかと。
せっかく始めたことなので、ジェットサーフジャパンがサポート出来ないからという理由で辞める事ではないので。

ーーー難しい環境ですが、その力強さがかっこいいです。

日本だとジェットサーフのようなものって、スポーツというよりまだまだレジャーになってしまうんですよね。
一応日本でも150台くらいあるんですけど、その中でレースとして練習している人は5人くらいだと思います。

目指すは世界大会の表彰台

ーーー今後の大会予定を教えてください

5月にドイツベルリンで、モトサーフワールドカップという世界大会があります。
22日に日本を出発します!

ーーー世界大会は楽しみですね!

世界30か国くらいから選手が集まります。
エントリーは自由なんですけど、予選を勝ち残った48人が本選に出場できます。

オープンクラスとストッククラスというカテゴリーがあって、オープンクラスはどんなボードでも出場できるんです。
僕の昔使っていたようなボードでも、最新のボードでも。
チェコの選手たちはみんな最新のボードを使ってオープンクラスに出場します。
でもそれだと資金があるチームが圧倒的に優位なので、みんな同じボードを使って、皆同じスペックで戦ってくださいというストッククラスができました。これなら勝ち目あるなと思って、今回からはストッククラスで出場します。

ーーーこの大会で、目指すところは?

表彰台ですね!

ーーー手応え的にはどうでしょうか?

まだわからないですが、頑張ります!

ーーー日本では競技者自体あまりいないと仰っていましたが、世界との差は大きいのでしょうか?

結構ありますね。競技人口も、環境も、全然違います。
それこそ先ほど話したようにチェコでは、仕事が終わった後に専用の池で練習できる環境があったり、ヨーロッパだと日も長くて、夜の8時とか9時ころまで明るいので、ジェットサーフに触れる回数自体が全然違いますね。

ーーーチェコでは日常的にジェットサーフに触れているんですね。

それだけ触れる機会が多いのは羨ましいですね。

第一人者としての意味

ーーー今後の目標を教えてください。

ジェットサーフを日本で広めたいです。
日本で広まらなかったら、僕が第一人者の意味があまりないので。

ーーーそのために僕がいると。

有名にならなかったら意味がないので。

有名になりたくてダンサーや役者もやってきていますが、エンターテインメントって人が評価するので曖昧なんですよね。
でもジェットサーフは誰が見ても順位がわかるじゃないですか。言い訳できないところがいいんですよね。

ーーー有名になるためにも、競技者としての結果が必要なんですね!

そうですね。前回レンタルしたボードでぶっつけ本番で9位だったので、自分のボードで練習して周りも同じスペックのボードなら可能性があるなと感じました。
それに加え、前回は大会前にぎっくり腰をやってしまって、その状態でのレースだったのでフルコンディションで出たらもっと上にいけるなと、自分の中でも確信がありました。
なので今大会は気合いをいれて臨みます!

ーーー表彰台という目標は結構近そうだなと思いました!!

あとは運もあるので。
予選の順位でスタートの位置が決まるのでその位置だったり、ほかのレーサーや水圧によってのクラッシュに巻き込まれないように気を付けます。
でも結局、前を走れば走るだけ道はきれいなので、転倒しないようにできるだけ前を走り続けたいですね。

歴史に名を刻む

ーーーSuGuRuさんにとってジェットサーフの魅力はどこなのでしょうか。

僕が今までやってきたエンターテインメントと違って、実力主義なところに魅力がありますね。
人の器で数えるのではなくて、すべて自分の力量次第で順位が決まるので。
なおかつ、僕が日本で初めて結果を残せば、一生残ることなので、ジェットサーフ界に歴史に名を刻みたいですね。
それがパイオニアにできることなので。

ーーージェットサーフ界の歴史の始まりを刻むであろう、SuGuRuさんの魅力を教えてください。

競技面、、難しいんですけど強いて言うなら、諦めの悪さは人一倍あるところですかね。
その姿勢が伝わったらいいなと思いますけどね。
あとは死ぬまで挑戦だと思っているので、すべてに対して挑戦し続けて、目標達成だけではなくて自分が納得いくところまでできたらいいなと思います。

ーーー諦めの悪さと粘り強さはとても大事なメンタリティですよね。

やめるのは誰にでもできることで、自分が辞めない限りは追い続けられるので。
実際僕自身、年齢も年齢なんですけど、それでもまだまだ追い続けられるスポーツなので、だからこそ中途半端にやりたくないし、若い子たちにあきらめないことの大切さとかを伝えられたらいいなと思っています。

ーーー忙しそうな毎日ですが、お休みの日はなにをしているんですか?

趣味はサーフィンとゴルフとキャンプと、、、
アウトドアですね!

ーーーキャンプしてそうです!(笑)一人キャンプもされるんですか?

友達とですね。一人はさみしいので(笑)

ーー最後の最後にかわいらしいエピソードをありがとうございます!(笑)
男らしいSuGuRuさんのジェットサーフ界のパイオニアとしての活躍を応援しています!ありがとうございました!

あとがき

SuGuRuさんからは、死ぬまで挑戦という力強い言葉もあったり、男らしさが終始感じられた取材となりました。
ドロップやCM、数々の有名作品にも出演している方が、ジェットサーフの第一人者として日々奮闘していると誰が想像したでしょうか?
そんな彼からは人一倍強い意志を感じましたし、5月の世界大会でもきっと表彰台に乗ってくれるでしょう。
日本のジェットサーフ界に名を刻むであろう、SuGuRuこと、池田卓選手の今後の活躍に注目です!

Instagram >>> https://www.instagram.com/suguru_jetsurf50_0221/
YouTube >>> https://www.youtube.com/channel/UCfObm_Q3XW5PI_WoxBw1Lig

SuGuRu|池田 卓選手を一緒に応援しよう!

SuGuRu|池田 卓選手を応援・支援してくださるスポンサー様、サポーター、ファンの皆様を募集しております。

詳しくはアスリートとスポンサーを繋ぐFind-FCをご覧ください。
SuGuRu|池田 卓プロフィール

Suguru選手を応援しよう!Suguru Ikeda 池田 卓(ジェットサーフ)へのスポンサード・サポート・応援

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